今から20年ぐらいの今頃、木を炎上させた。 小学校の新学期が始まる直前、神奈川から愛知へ引っ越してきた。 マンションから一戸建てへの引っ越しだったので、庭があるのが嬉しかった。 引っ越し作業が終わりお昼を食べた後で、庭で遊ぼうとしていた。 庭のど真ん中には、一本だけハワイアンな感じの木があった。 この種類の木だったかは覚えていないが、こんな感じの木。 おそらく「シュロ」という木である。 その木の回りにもじゃもじゃの繊維が生えている。 今思えば、アホに手足が生えたような小学生。 この繊維に火をつけるとどうなるんだろう?と疑問が沸いた。 火がついても叩けば消えると軽い気持ちであった。 おもむろに、持っていたライターでもじゃもじゃの繊維に火をつけた。 炎上。 BlogやTwitterなんてものはない時代。 自分が人生で初めて目の当たりにした炎上である。 思った以上の早さで燃え上がった。 人間とい