2007年8月15日、ベネズエラの首都カラカス(Caracas)で、憲法改定案を議会に提出するウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領。(c)AFP/Juan BARRETO 【8月16日 AFP】ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領は15日、大統領の任期制限の撤廃などを盛り込んだ憲法改正案を議会に提出した。 この改正案には、大統領の2期以上の再選を禁止する憲法230条について、多選を可能にするほか、現在6年と規定されている任期を7年に延長することなどを要求。中央銀行の自律性を剥奪(はくだつ)し、大統領の直轄に置くことなど、計350条のうち33条の改正を求めている。 チャベス大統領はまた、軍を再編成し、「愛国的で反帝国主義的」な部隊として統一する案も提唱した。 ベネズエラ議会は、2005年の選挙を野党がボイコットしたため、与党系が全議席を占めており、改憲案は承認