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ブックマーク / www.h-yamaguchi.net (34)

  • コピペの「作法」 - H-Yamaguchi.net

    レポートの採点などをしていると、いわゆる「コピペ」に気づくことがある。いうまでもないが、一般的に大学教育の場でのレポートにおけるコピペは一種の不正行為とされている、いわばご法度の行為だ。よって来なら減点なり失格なりといった対応をするわけだが、対応をするからにはきちんと証拠を押さえていないといけないから、そこまでの確証がない場合は、多少疑わしくても見逃す場合がけっこうある。世の中にはレポートや論文のコピペ、剽窃チェックのためのツールはすでに存在している(これとかこれとか)から、それらを使うという手もあるが、教育という場にこういったものを入れるべきなのかどうか、議論があるところだろう。 しかしここで論じたいのは、コピペの是非そのものではない。あくまで個人としての意見だが、コピペするにも「作法」みたいなものがあるんじゃないだろうか、という点についてだ。 職業柄あまりこういうことを書くのはどうか

    コピペの「作法」 - H-Yamaguchi.net
    blackdragon
    blackdragon 2011/08/09
    とても興味深い。そして、だいたい同意。コピペであってもきっちり内容を吟味し、理解したうえで使っているのであれば、それはある意味レポートを課す目的をある程度果たせているわけで。
  • 「駒東大学山口教授」が伝えたかったこと - H-Yamaguchi.net

    2010年8月7日、「スイッチオン・プロジェクト」の記者体験プログラムに参加してきた(参考1・参考2・参考3・参考4・参考5)。今年は現実のテーマについて取材するのではなく、架空の設定で「村人」を演じるアクターに取材する、という形式。アクターとして参加した私が割り当てられたのは「駒東大学山口教授」という役柄。当は経営学の研究者だがいきがかりで環境学に首をつっこんでて、調査のため村に滞在しているという設定になっていた。設定が微妙に現実とかぶる部分もあるのでやりやすいんだかやりにくいんだかわからないが、なかなか面白い経験で楽しめた。 とはいえ、素人役者なりに考えていたことがあって、それがうまく学生記者諸氏の取材で充分にはしゃべれなかったのが若干い足りない感じではある。というわけでここにひとくさり吐きだしておこうかと。プログラム参加者向けに書いてる部分があるので、わかりにくい部分があったら申

    「駒東大学山口教授」が伝えたかったこと - H-Yamaguchi.net
    blackdragon
    blackdragon 2010/08/12
    とても興味深い
  • 皆さん「ダダ漏れ」についてちょっと思い違いをしてはいないか? - H-Yamaguchi.net

    「ダダ漏れ」という言葉があちこちで見られるようになった。いうまでもなく、「ケツダンポトフ」の「そらの」さんの活躍によるものだ。事業仕分けやウェブ学会など、名だたるイベントに乗り込んで起きていることをノーカットで中継するスタイルは、マスメディアによる編集された情報に慣れた目には新鮮に映る。「あれはジャーナリズムじゃない」という批判も、もはや無視できない影響力を持っていることの裏返しだ。 とはいえ、もちろん全員とはいわないが、どうも世間の少なからぬ人々の間に、「ダダ漏れ」に関連してある種の誤解があるように思われるのでひとことだけ。ちょっと釣りっぽいタイトルだが、実際若干挑発的でもあり、でも一応割とまじめで、かつ前向きのつもりだったりもする。ちょっと長文。 知ってる人は多いだろうが、そもそも「ダダ漏れ」とは何か?たとえば地域情報サイト「品川経済新聞」の記事「大井町のすし店が「ツイッター割引」-「

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  • 最高裁裁判官の国民審査がリコール並みだったらいいのに - H-Yamaguchi.net

    上記リンク先記事によると。 衆院選の「1票の格差」を巡る07年の最高裁判決にかかわったのは9人のうち3人。この中で合憲とする多数意見を出した涌井紀夫裁判官が罷免率トップに、同じく合憲とした那須弘平裁判官が2位。 氏名(出身)     罷免要求票数(率%) 桜井龍子(行政官)  4656462(6.96) 竹内行夫(行政官)  4495571(6.72) 涌井紀夫(裁判官)  5176090(7.73) 田原睦夫(弁護士)  4364116(6.52) 金築誠志(裁判官)  4311693(6.44) 那須弘平(弁護士)  4988562(7.45) 竹崎博允(裁判官) 4184902(6.25) 近藤崇晴(裁判官)  4103537(6.13) 宮川光治(弁護士)  4014158(6.00) ふむ。 この件に関しては今回いろいろな団体や個人がいろいろな活動をやってた。多少なりと効果はあっ

    最高裁裁判官の国民審査がリコール並みだったらいいのに - H-Yamaguchi.net
    blackdragon
    blackdragon 2009/09/02
    9条をいじらない憲法改正派なんて滅多にいないことを棚に上げ、こういう文脈の憲法改正の動きにいわゆる「護憲派」がいきり立つわけが無いことをわかっていながらの最後の記述がちょっと嫌らしい印象操作に見えた
  • なあんだ「裁判員候補に選ばれちゃったらどうしよう」なんて悩まなくていいんだ - H-Yamaguchi.net

    手短に。裁判員制度のスタートとなる2009年5月が次第に迫ってきているわけだが、国民の間では、期待というよりむしろ、不満や不安が高まってきているようにみえる。ある人がこの制度について「裁判を早く終わらせて裁判官の仕事を軽減するために、国民を人質にとるしくみ」と評していたが、それが適切な評価かどうかはともかく、正直なところ、「なんでそんなことしなきゃいけないの」というあたりが平均的な評価ではなかろうか。 先日いっせいに発送された裁判員候補者名簿記載通知書に対しても、辞退希望などを伝える調査票が、送られた数の約1/3も返送されてきたらしい。裁判員の辞退手続きを代行するという詐欺まで登場したとかで、そんなに皆さんやりたくないのかとむしろ面白く思ったりする。 実際に候補者通知が自分のところに来たかどうかは念のため公表しない(通知が来たことを公表するのは法的にまずいが、来ていないことを公表するのはい

    なあんだ「裁判員候補に選ばれちゃったらどうしよう」なんて悩まなくていいんだ - H-Yamaguchi.net
    blackdragon
    blackdragon 2008/12/27
    裁判員候補になってしまったときのチート集?
  • みんな自民党に入っちゃえばいいんじゃないか - H-Yamaguchi.net

    手短に。「あなたとは違う」人が辞めると言い出したとたん、あちこちから手が挙がって、後釜争いが激化しているようだ。いまいち誰がどういう考えなのかよくわからないが、活発な政策論争が起こるのはまあ歓迎すべきというところか。ただ悲しいかな、あれって党の中の話だものだから、国民の大多数には見ていることしかできない。政策論争が議会の場で、政党の間で展開されて、その決着を選挙でつけるというのが制度の来想定するところかと思うのだが、野党のほうは政局の話ばかりで、見ていても面白くないことこの上ない。やっぱり最大の「ねじれ」は衆参の間じゃなくて各政党の中にあるよなぁ、と思ったりするわけで。 以下、ネタっぽい暴論。 党内での対決っぽいものを見せておなかいっぱいにさせるのは自民党の常套手段だから、それにまんまと乗っかるのもどうかと思うのだが、今のところ、少なくともマスメディアの皆さんは見事なくらい全乗っかりして

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  • パンダは銀行を作らない - H-Yamaguchi.net

    This is Hiroshi Yamaguchi's personal weblog. It aims to be an incubator as well as an archive of my ideas and thoughts. Possible topics include: finance, business administration, economics, prediction markets, virtual worlds, and other issues.

    パンダは銀行を作らない - H-Yamaguchi.net
    blackdragon
    blackdragon 2008/05/08
    何のネタか理解するのに10秒かかった
  • 国会中継は全部ニコ動に上げてしまえ - H-Yamaguchi.net

    ネタ。手短に。インターネットの国会中継をよく見る。面白いところがたくさんあるので、これみんなに見せたいなぁとかよく思ったりするんだが、ビデオライブラリに直接リンクを張ることはできないから、なかなか難しい。システムの改良をお願いしたいところだが、これまた国家予算の問題だし。 でも、簡単な解決方法があるじゃないか。 世の中には、動画投稿サイトっていう便利なものがあるそうで、そこに動画を投稿すると、みんなが見られるようになるそうだ。いや便利な世の中になったものだ。しかも無料。これを利用しない手はないではないか。最近はコンテンツホルダー側が公式チャンネルを相次いで開設するようになってきている。英王室だって公式チャンネルを持つ時代だ。わが国が誇る選良の皆さんの熱い議論をみんなで共有して何の悪いことがあろうか。 大半の人は、見たい部分だけを見たいわけだが、特段コストのかかる話ではない。「衆議院TV」や

    国会中継は全部ニコ動に上げてしまえ - H-Yamaguchi.net
    blackdragon
    blackdragon 2008/04/28
    なぜか理由説明無しに削除されまくっていたりしたが、逆に言えばそれくらいの影響力があるということ。
  • H-Yamaguchi.net: 400億円を「保証」した人々を称えようではないか

    このウェブサイトは山口 浩の個人的な考えを掲載したものであり、山口が所属ないし関係する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではない。サイトは投資の勧誘ないし銘柄の推奨を目的とするものではなく、サイトに掲載された情報(リンク先ないしトラックバック先の情報を含む)をもとにして投資その他の活動を行い、その結果損失をこうむったとしても、山口は責任を負わない。サイトの記載内容は、予告なく追記、変更ないし削除することがある。サイトに寄せられたコメントおよびトラックバックは、いったん保留した上で公開の可否を判断する。判断の基準は公開しない。いったん公開した後でも、一存によりなんらの説明なく削除し、当該IPを投稿禁止に指定することがある。 このworkは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています(帰属 - 非営利 - 派生禁止 2.1 日)。 この件。 新銀行東京:

  • マスコミと格差に関する質問を受けた話 - H-Yamaguchi.net

    アメリカでジャーナリズムを研究している大学院生の方から、メールでコメントを求められた。なんでも、「日の格差社会に対するメディアの姿勢を課題にメディア論」の論文を書いているのだそうで、面識はないのだが、私のブログを見て意見を聞きたいとのこと。いわゆるマスメディア論だったら他に適任者がいくらもいるだろうと思うのだが、まあきっと他の人にも聞いてるだろうし、聞かれた以上なんかしら返しときたいし、というわけで、少しだけ考えてみることにした。 メールでまず返すのがスジかとは思うが、せっかくなので、いきなりブログで書いてみる。「ブログで書くことを期待」みたいに書いてあったので、まあいきなりブログでも文句はいわないだろうと思う。このテーマだと、たぶん、ご意見のある方がたくさんいるのではないかと思うので、コメント欄でもトラックバックでも寄せていただきたい。大学院生の方にも参考になるのではないかと思う。 質

    マスコミと格差に関する質問を受けた話 - H-Yamaguchi.net
    blackdragon
    blackdragon 2007/12/11
    マスコミのバイアスを論じている割りに、質問がどこぞの新聞社の世論調査の設問以上に誘導的で面白い。
  • H-Yamaguchi.net: 凶悪犯罪の高年齢化が止まらない、となぜ書かない

    「殺人事件」というキーワードでGoogleニュース検索をかけてみる。俗物的世代論の話は前にも書いたことがあるんだが、同種のネタを、少しアプローチを変えて再び。 以下、考えてみれば当然の、何をいまさら話。見た目不謹慎ぽく(人はいたって大真面目なんだが)、かつどちらかというと救いのない話なので、そういうのが嫌いな方にはお勧めしない。 検索トップに出てくるのは広島県の保険金目的放火殺人事件に関する無罪判決のニュース。これは無罪の話だからおいとこう。次は「神戸テレクラ放火殺人」事件に関して死刑判決が出たというニュース。被告はテレクラ元経営者(66)。 その次の「浅見光彦祭り」はおいといて、その次の「勿来の殺人事件でいわき南署に部長賞状」というニュースも犯人の年齢が出てないのでパスして。次の久留米の連続殺人事件の話は未解決なので犯人は不明だが、「30‐50歳の男1人による犯行」とみられる由。その

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  • このくらいで騒いでてどうするの、って思うんだけど - H-Yamaguchi.net

    マスメディアの皆さんがなんだか大騒ぎしている。まあいつも大騒ぎで大騒ぎのネタを探してる人たちではあるから来不思議ではないんだが、何に大騒ぎしてるかを見てちょっと驚いた。「例のあの人」が辞めるとか辞めさせないとか、大連立だとか分裂だとか。 いや、そのこと自体に驚いてるんじゃなくて、それをめぐる状況がねぇ。 今これを書いてるのは2007年11月6日の朝なわけだが、この記事が公開されるであろう7日早朝ごろには、ひょっとしたら状況がまた変わってるかもしれない。以上を前提として。 びっくりしたことその1。そもそもこの問題の背景には例の「ねじれ国会」問題があるわけなんだが、この「ねじれ国会」で騒ぐというのがよくわからない。日は議員内閣制をとってる国だから、議会で多数をとってる政党やそのグループが政権をとるのは当たり前。で、日は二院制をとってる国で、それぞれの任期切れがあんまり重ならないように期間

    このくらいで騒いでてどうするの、って思うんだけど - H-Yamaguchi.net
    blackdragon
    blackdragon 2007/11/07
    「もし政権交代なるものを前提とするなら、その移行期において、2つの議会で多数派が異なる状態が起きることは、制度上想定されたごく自然なことではないか。」ほぼ同意。
  • ネットの匿名性を問題にする人は郵便の匿名性を問題にするんだろうか - H-Yamaguchi.net

    総体的に考えてみれば、匿名で情報発信できる状況を守ることも、実名で責任ある議論を展開することも重要、というあたりがしごくまっとうな落としところじゃないかと思うんだが、皆さんそれぞれのお立場とか苦い経験とかがあるもんだから、そう簡単には引き下がれないわけだ。 対立点はいろいろあるんだろうが、ごくあらっぽく煮詰めると、「自由と責任」なんてあたりに行き着くんじゃないかと思う。来、両方伴ってなんぼという建前なんだろうが、実際上はどうもトレードオフっぽくなってるわけで。匿名で責任ある議論を展開できればそれはそれでOK。実名で無責任な言論を展開すればそれなりの結果が待ってるのは当然のこと。問題は、匿名で無責任な言論を展開する場合で、これを必要悪として認容するかしないか、あるいはこれに積極的な価値を見出すか見出さないか、なんてあたりが焦点になるんだろう。何か弊害軽減のための方策を立てれば、反対側のとこ

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  • 「美しい国」がだんだんわかってきたぞ - H-Yamaguchi.net

    小ネタ、というかネタ。最近「美しい国」ということばをめっきり聞かなくなった気がする。いろいろ見てきてやっと少しずつわかりかけてきたのに。このままだと使わないうちに賞味期限切れになっちゃうかもしれないから、今のうちに書いとく。 だいたい10個ぐらい重要なポイントがあるように思う。 (1)仲間を大事にすること 美しい人間関係こそ社会の基。恩義のある人にはちゃんと目に見える見返りを。権限も予算もそのためにある。 (2)大事の前の小事 大事を行う前は、些細なことには構わない方がよい。まず、勢いのあるうちに大きな仕事をかたづけてしまうのがスマートで美しい。最初のうちは文句もいわれにくいものだ。 (3)法律を守ること 法律は必要十分条件。法律の定めるものは守らなければならないが、法律の内容を超えてもいけない。勝手に上乗せして仲間に迷惑をかけるのは美しくない。 (4)水にはこだわること 水はの基

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  • 佐藤優氏の人生相談がスゴい件 - H-Yamaguchi.net

    ご存知の方も多いだろうが、あの佐藤優氏が「週刊SPA!」で人生相談コーナーを始めている。「起訴休職外務事務官佐藤優のインテリジェンス人生相談」というタイトル。「外務省のラスプーチンと呼ばれた諜報業務のプロが、その経験をもとに、読者の悩みに答える!」というふれこみ。なんだかすごいぞ、と思って見てみたら、中身はもっとすごかった。 なんたって「インテリジェンス人生相談」だよ?「インテリジェンス(intelligence)」を英和辞典をひくと、「━━ n. 知能, 知恵; 理解(力); 情報; ((集合的)) 情報機関[部員]; (時にI-) 知性的存在, 霊.」なんて出てる。この場合は当然、情報機関といったニュアンスだろう。「諜報業務のプロが、その経験をもとに」答えてくれるという、なんともおそろ、もといすごい話ではないか。 で、7月24日号に掲載された初回の相談は、「連載初回のため、編集部が相談

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    blackdragon 2007/07/20
    扶桑社の企画意図
  • 人前でキレるのが好きですか? - H-Yamaguchi.net

    NB Onlineに「遥洋子の『男の勘違い、女のすれ違い』」という連載コラムがあるんだが、そこに2007年6月15日付で「人と触れ合うのが好きですか?」という文章が出ている。 これにはびっくりした。ぜひ原文をお読みいただきたいのだが、もしこれがすべて事実だとすると、いくらなんでもそれはないだろう、と。 以下は書かれたものがすべて事実だとして、それを通常の日語として解釈したうえでのもの。文章は、この人が、雨の日にタクシー会社への電話がつながらないとかで怒っている場面から始まる。やっとつかまえたタクシーの運転手に、この人はいきなり八つ当たりを始める。 それまでの憤まんをたまたま乗ったタクシーの運転手にぶつけた。 「いったいどういう事情があって、タクシー会社が30分間も話し中なわけ?」 もうここですでにドン引きする人がけっこういると思う。それなりに名を知られた人ではあるんだろうが、何を根拠にこ

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  • 「男性をほめるのは女性の仕事」と言ってみるテスト - H-Yamaguchi.net

    の男性は女性をほめない、という話がよくある。たいてい「欧米では」と続く例のアレだ。一応「日男性はシャイ」だの「日男児は質実剛健」とかいう反論なんかもあるんだが、ごちゃごちゃやったあげく「だから日の男はだめ」と締めくくる。なんかもう展開がぜんぶ読めちゃうぐらい使い古された流れになってるわけだ。最近もこんなことをいってる人がいて、またかいとスルーしようと思ったんだが、なんかひっかかった。 そういえば自分はこのテーマで言いたいことがあったんだよなぁ、と。タッチーなテーマなんで、あくまで「と言ってみるテスト」ということでひとつよろしく。 リンク先の記事を書かれたライブドアPJの方は「個人レベルで女性をほめる日男性には全くと言っていいほどお目にかからない」と書いておられて、おそらくこれを読んだ人の3人に2人くらい(決め付けちゃおう)は「それはきっとあなたがほめられてないだけだと思うよ」と

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  • 手前の牛乳を安くできないものか - H-Yamaguchi.net

    「新聞広告クリエイティブコンテスト」というのがあって、その2006年度の最優秀賞は「エコ買い」だったそうだ。 賢い主婦はスーパーで 手前に並んでいる 古い牛乳を買う。 というコピー(実際は縦書き。牛乳パックの表面に描かれているようなデザイン)。理屈はわかる。できればそうしたいとも思う。それを前提として、だけどね、といいたくなる気持ちもある。 ここでいう「賢い」は、エコロジーへの配慮をしつつ消費をするのがよいこと、という価値観にもとづいている。自分の利便性だけでなく、次世代の人々のためにも、というわけだ。確かに、牛乳はたいてい買ってからほんの数日のうちに飲み終わる。賞味期限(今はそういわないんだっけ?)にひっかかることなんてそれほど多くない。それに、賞味期限自体だって、それを1分1秒過ぎたらもう飲めない、という性質のものではない。 とはいえ、たくさん牛乳が並んでいたら、より新鮮なものを飲みた

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    blackdragon
    blackdragon 2007/04/24
     確かに、十分可能な気がするし、いいシステムだと思う。
  • コメンテーターはカメラを見てはいけない、という話 - H-Yamaguchi.net

    テレビ、といってもここではドラマではない系の番組を指しているのだが、そういうのを見ていると、「目が合う人」とそうでない人がいる。要するに「カメラ目線」かどうか、ということ。ぼーっと見ている分にはどうでもいいことなので気にならないのだが、注意してみてみると、そこには厳然とした差がある。 カメラ目線なのは、「メイン」の人たち。ニュースならアナウンサーやキャスター、現場のレポーター。バラエティだと司会とか各コーナーの担当者とか。これに対し、コメンテーターとかゲストなんかは、カメラ目線ではなく、「メイン」の人たちを見て話している。そういえば、昨年東京MXテレビの「Blog TV」に呼ばれたときも、特段何も言われなかったが、自然に司会の神田さんとかを見て話していた記憶がある。 録画してきた、その場にはいないコメンテーターなんかだと、カメラからちょっとずれたところに目線がいっている。ちょうどカメラの横

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  • H-Yamaguchi.net: 「非常民の民俗文化―生活民俗と差別昔話」

    このは、著者のフィールドワーク(というより「実体験」といったほうが適切かも)に基づいて、庶民、もっというと下層の庶民の民俗を綿密に記録している。民俗学というと柳田國男が有名だが、この人の書くものはすべて柳田民俗学に対する強烈な批判がちりばめられている。書のタイトルにある「非常民」も、柳田のいう「常民」に対する概念。そんなきれいごとなわけねぇだろアホ、みたな敵意むき出しだし、水平社運動にも関わっていたとかで思想性もけっこうアレだったりするから、主張部分は「部外者」にはちょっと引くものがあるが、それはおいといても事実部分はとても参考になる。 この赤松啓介という人は、他にも「夜這いの民俗学・夜這いの性愛論」なんかが知られているが、書にもその手の話はけっこうたくさん出てくる。「国家の品格」「美しい国」一派の皆さんのような生まれのおよろしい方々には見えなかったのだろうが、ここに描かれたような、

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