千葉県知事選で101万票を獲得し初当選した元衆院議員の森田健作氏(59)は一夜明けた30日朝、千葉市内で記者会見し、「千葉県は実力がある。もっと青空のように突き進もう」と笑顔を見せた(後略)※日本経済新聞3月30日朝刊。 「青空のように突き進む」 というのは、具体的にどういう状態なのだろう。青空のようなものが、いったいどこに向かって突き進むというのだ? 曇り空に向かって? でなければ、土砂降りか? いや、言いたいことはわかるのだ。 森田新知事は「青雲の志」ないしは「青春の情熱」ぐらいなニュアンスで、自らの初々しさと、千葉県のチェンジをアピールしたかったのだと思う。大丈夫。細かいことは後でついてくる。とにかく思いっきりオレたちの力をぶつけようぜ、と、そういう剣道部のキャプテンの所信表明みたいな余韻が残れば当面は成功だと、半月にわたって街頭で叫び続けてきた元候補者の皮膚感覚として、健作青年はそ