生徒の悪ふざけをあおるようなことを言った上、抗議した生徒を殴りけがをさせたとして、千葉県教育委員会は18日、同県市原市の公立中学の男性教諭(50)を戒告処分にした。 県教委によると、教諭は10月30日午後4時ごろ、中学の体育館で2年の男子生徒が同じクラスの男子生徒の脚を抱えて振り回していたとき、「もっと回せば浮き上がって背中が汚れない」などと言った。その後、体を回された生徒から「おまえがやらせた」などと言われたことに腹を立て、生徒の顔などを数回殴り、軽傷を負わせた。 当時、体育館では合唱祭の模様を映したビデオ観賞会の準備中。生徒ら70〜80人が残っていた。 教諭は「かっとなってやってしまった。思慮が浅かった。反省している」と話しているという。