数字で会社を読む 週刊ダイヤモンドで好評連載中の「数字で会社を読む」。各業界・企業を担当する第一線の記者が、ポイントを絞った財務分析で企業・産業に切り込みます。 バックナンバー一覧 国や金融機関の支援によって大リストラを敢行、労働組合問題もクリアしたJALと比べ、ANAのリストラは遅れている。業績が乱高下するなか、組合問題は無視できない課題だ。 6月28日、全日本空輸(ANA)の国内線で、941便中欠航166便、遅延36便を見込むストライキが予定された。 パイロットの労働組合である、ANAグループ乗員組合(AGPU)が計画したもので、結局、ストは回避されたものの、ANAのコールセンターには「時代遅れにもほどがある」など顧客からのクレームが殺到したという。 ANAは、今年設立した格安航空会社「ピーチ・アビエーション」を除くと、国内線ではエアーニッポン(ANK)と、ANAウイングスという二つの
![【全日本空輸】人件費構造でJALに遅れ組合問題が成長の足かせに](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/23b7ad6822f5159af257218fccc5c50d7be17260/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fdol.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F3%2F0%2F-%2Fimg_308d6fc03a55914a69a409ac8b4faf25327570.jpg)