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  • [2月18日]ただちに使用中止を(ウイルスプロテクター) - 感染症診療の原則

    消費者庁が2月18日に出した通知。 「次亜塩素酸ナトリウムを含むとの表示がある「ウイルスプロテクター」 をお持ちの方は直ちに使用を中止してください。」 きっかけになったのは、"医療機関から、3例のウイルスプロテクターによる化学熱傷の報告" 被害者が出たので危険アナウンス、です。 この首からぶら下げる「空間除菌剤」という商品は他にも販売されています。 ノロやインフル騒ぎのときに大手メディアが扱った際にはネット上では批判されたり、健康被害の懸念をする医師の声が出ていました。 来の感染対策が行われなくなるリスクもあります。 (リテラシーにも影響) ほんの少し前に、ERのドクターからも関連のことで注意メールが来ていました。 その内容は、無知な人は気の毒だけれども、医療機関でも目にすることが多く、ちょっとびっくり、ということです。 先生が指摘をされていた記事を是非ご覧ください。 http://am

    [2月18日]ただちに使用中止を(ウイルスプロテクター) - 感染症診療の原則
  • オシリから〇〇 - 感染症診療の原則

    「「レバ刺し」提供自粛を 中毒防止で厚労省 」朝日新聞 2011年7月6日 「当面自粛」で、もしかしたら「法規制」?という報道が多いのですが、地下にもぐってわかりづらくなるだけです。思考停止にもつながる。 実は保健所や自治体・厚労省は、ここ数年、生肉生レバー関係の啓発は熱心にやっているのですが、一般市民に届いている方法なのかというような評価はまだみかけません。 100%安全なんてないわけですが、どこまで許容するのか、リスクにおいては注意が必要な人たちのケアはどうするのかという話はすっとばされているのか報道されていないだけかよくわかりませんが。 これは逆説的に「じゃあ、国が禁止していないものは安全なはず。それなのに私は病気になった。全部国が悪い。補償せい」というような理屈になってしまわないのか。 B型肝炎訴訟のニュースをみていてそうおもいました。 政策の話は今後も注目していきましょう。 次

    オシリから〇〇 - 感染症診療の原則
    blackrook368
    blackrook368 2011/07/07
    前半まったく同意です。/アジア条虫の件はいちおう報道されてるのよね。国内(関東地方)に定着してるかもしれないので豚は生で食っちゃダメだよ。
  • 感染症アウトブレイクと警察 - 感染症診療の原則

    昨年の多剤耐性菌の事例のときも、警察が介入していましたが、今回の病原性大腸菌のアウトブレイク事例でも警察が介入するようです。 新聞記事にあるのは「業務上過失致死」という見方ですが、実際に警察が卸の倉庫や調理場を見ても、何が問題なのか、基準は何で、どうすべきなのかはわかりません。専門家と一緒に調査するのかもしれませんが。 2つの県で合同捜査部ができ、強制捜査に乗り出すというニュースです。 調査に協力しているなかで(せざるをえない)強制、って深い意図があるのでしょうか。 「過失」は、知っていなくてはいけないのにいその努力を怠っていた、やるべきことをやっていなかった、で問題になります。法律や厚生労働省の通知(指示)、業界のガイドラインなどが基準になります。 知らなかった(情報収集不足・勉強不足) 知らせなかった(スタッフに教えてない) 知っていたのに現場がやらなかった(管理不足) 手洗いや器具

    感染症アウトブレイクと警察 - 感染症診療の原則
  • 生肉、生チーズ - 感染症診療の原則

    おとといのNHKで、女性のキャスターがずっと「せいしょく」とよんでいましたが、正確には「なましょく」です。生でする、です。 ユッケが原因の集団中毒事例と、HUSでの死亡ニュースと、生肉用の肉は流通していないということを紹介しました。 「べると危険なことを初めて知った」という人は、一般の方だけでなく、身近な教育や医療関係者にもいることがわかりました。 だいたい次の3パターンです。 「刺身が大丈夫なので、レバ刺しやユッケも大丈夫かと思った」 (それぞれ問題になる病原体がことなってきます) 「スーパーのやつは怪しそうだが、お店の品は、お店が品質を保証しているのだから大丈夫だろうと思った」 (これはもっとも多かった意見) 「メニューに"新鮮”とあったので大丈夫と思っていた」 (定義が不明ですが、新鮮でも病原体はそこいてもおかしくありません。解体の時点で汚染するからです) しかし、「自分は

    生肉、生チーズ - 感染症診療の原則
    blackrook368
    blackrook368 2011/05/03
    細菌・微生物汚染は大きくないけど無視できないリスクだよね。
  • 風疹の増加 - 感染症診療の原則

    麻疹の症例増加がニュースになっていましたが、風疹も増えているという報告がありました。 中国のいくつかの省でも流行中。 東京都の週報でみると、16週の2例は20代、30代になっています。 日では現在MRワクチン(麻疹風疹ワクチン)となっています。 1歳と就学時の2回接種をすませた子どもが増えています。2回接種になっていない中学生や高校生には臨時で定期接種として接種が可能になっています。 中国の新聞「新華社通信」でも記事になりました。 日風疹患者人數№加 新華社通信 4月24日 中国・山東省青島市で手足口病が急増中、おたふくかぜは3倍増 サーチナ 4月21日 風疹が流行すると、「先天性風疹症候群」(CRS)をおそれて人工妊娠流産が増えるというパターンが過去に記録されています。 「風疹は主に春に流行し、従って妊娠中に感染した胎児のほとんどは秋から冬に出生している。(略)母親が顕性感染した妊娠

    風疹の増加 - 感染症診療の原則
  • 恥ずかしい国にいる、という自覚 - 感染症診療の原則

    先日、コクランレビューの作業に参加するためにでかけた東大の国際保健政策学講座。 教授の渋谷先生、准教授の森先生は「日の大学にもこんな先生達がいるんだ・・」とオドロキの、レベルの高いディスカッションが繰り広げられていました。 来の「根拠」と「総意」に基づくガイドラインとは?-森臨太郎氏インタビュー(ロハスメディカル) その先生方がMRICに投稿されていたのが、今話題のHPVワクチンの話。 HPVワクチンの話にかぎらず、いろいろな感染症の施策についても、同様の問題指摘が可能なのではないかと思いましたので、転載させていただきます。 医学生や研修医の皆さんはこういった論点整理について、機会があったらぜひ考えてみてください♪ 製薬会社との関係というのは今後ますます厳密に考えないとマズイです。 ----------------------------------------------------

    恥ずかしい国にいる、という自覚 - 感染症診療の原則
  • again, 生肉は危険です - 感染症診療の原則

    リスクコミュニケーションの視点から考えると、 野菜の農薬にこだわったり、隣のおじさんのタバコの煙ヤダナとか、狂牛病の検査は100%してもらわないと不安、など日々のこまかなリスクに過剰に反応しつつ、コンドームを100%つかわない、生肉をべるといった行為は「そのアンバランスさが興味深い」です。 ユッケが原因? 20代女性がO157感染 さいたま市(産経 7月30日) 生肉べたらその先何がおきてもおかしくないですね。 (自分は今まで一度も問題になったことはない、だから自分はダイジョウブだという経験論者は他人に勧めるのだけはやめてくださいね) 学部生の大教室で生肉べる人とべない人の手をあげてもらうと、べる人が約3割です。 べない人たちは顔をしかめます。べない人の親もたいていべません。 べる人たちは「怖いけどサーおいしくない?(尻上がりで発音)」というのではなく、「え?たべちゃまず

    again, 生肉は危険です - 感染症診療の原則
  • ホメオパシーとこどもの命 - 感染症診療の原則

    編集部です。 先日、ホメオパシーと予防接種について2つほど記事を書きました。 なんでそれにはまるのかな?という単純な疑問と、保護者のシュミや関心で赤ちゃんが来受けられる保健医療サービスが受けられないとはどういうことなのか?と考えさせられたからです。 インターネットで予防接種について調べようとすると、この反対派の意見にたくさんヒットし、正確な情報が得られない、困っていると指摘するお母さんたちがいます。 情報が探せない状況については関係者はもう少し努力が出来るのではと思うところです。 別件ですが、7月9日の読売新聞にはホメオパシーが原因と思われるニュースがありました。 http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100709-OYS1T00214.htm 助産師の責任が問われるのはもちろんですが、所属団体としてホメオパシーの団体、助産師会、看護協会

    ホメオパシーとこどもの命 - 感染症診療の原則
  • オーストラリアのHPVワクチンの説明・同意文書 - 感染症診療の原則

    先日、小児科医に「子どもには説明しないで接種する」といわれたことのあるHPVワクチンですが(むかっ)、オーストラリアのニューサウスウェールズ州の予防接種プログラムの説明書では、接種される当事者であるこどもを尊重する態度の説明がならんでいます。 日の専門団体もこういった記載から学んでいけばよいのではないかとおもいます。 ------------------------ Q. HPVはどのように感染・蔓延するのでしょうか? A. HPVはウイルスを持つ人と性行為を行ったり、外性器付近の皮膚が接触した場合に感染する可能性があります。ウイルスは、小さな裂け目から皮膚内に入り込みます。HPVは、血液やその他の体液を通じて感染することはありません。コンドームは性器の皮膚全体を覆うわけではないので、予防 効果が限定されます。 ------------------------ GSKや推進者の多くはこの

    オーストラリアのHPVワクチンの説明・同意文書 - 感染症診療の原則
  • 『リスクにあなたは騙される-「恐怖」を操る論理』 - 感染症診療の原則

    久々に人ごみを覚悟して大きな書店にでかけました。するとそこにはインフルエンザ関連がずら~~り。確かに「売り時」ですよね! ぺらぺらと見比べたものの、どのような対象に何を伝えたくて(のミッション)ということはつかみにくいなあと感じたので、「何か1冊買わなくちゃ!」という人は選ぶのに苦労をするだろうなあと思いました。 編集部が最終的に買ったのは『リスクにあなたは騙される-「恐怖」を操る論理』です。帯には「史上最も安全で健康な私たちがなぜ不安におびえているのか?」とあります。 カナダ人ジャーナリストが2008年に書いたもので、日語版は2009年5月に出ています。だからインフル騒ぎに便乗したものではありませんが、新型インフルでの政府や専門家、メディア、市民の反応を理解するのにとても便利なです。 便利、とかいたのは、医療関係者なら「もしかしてこうなんじゃない?」と思い当たるような現象について

    『リスクにあなたは騙される-「恐怖」を操る論理』 - 感染症診療の原則
    blackrook368
    blackrook368 2009/09/29
    6月ごろに買って以来積み本になってるけどちゃんと読もう。
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