桃園川に架かる桃園橋。この立派な橋が撤去された。 桃園川は杉並区と中野区を流れていた川だが、その遺構のありようは、2つの区で異なっている。 大きな特徴を挙げるなら、杉並区にはコンクリート蓋暗渠の支流が多く残り、中野区には立派な石橋が残る(両者、逆は少ない)ということ。中野区に残る立派な石橋は、かうしん橋、宮園橋、そしてこの桃園橋だ。この3橋はそれぞれに秀でた特徴があり、どれも良い。 その3橋のうちの一つ、桃園橋が撤去されることになった。 もともと、桃園橋付近は、周辺の店が建て替えられては後ろに引っ込んでゆくので、道路の拡張があるのだなと理解はしていた。桃園食堂であるとか、中野センターであるとか、実に味わい深い、古き良き建物がこの10年でどんどんなくなった。桃園川脇の食堂三好弥のみが、建て替わっても営業を続けてくれるので救われていた。 したがって、 「桃園橋もいつかなくなってしまうかもしれな
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