三鷹市美術ギャラリーで「牧島如鳩展~神と仏の場所~」を観てきました。三鷹市美術ギャラリーへ行くのは今回で3度目、「牧島如鳩展」があることは、前回の「ラウル・デユフィ展」のときに知って、是が非でも行こうと思っていました。チラシの「大自在千手観世音菩薩」に惹かれたからです。牧島如鳩(1892-1975)はハリストス正教会の伝教者として聖像を描くイコン画家を出発点に、深く仏教にも傾き、最終的には神も仏も一であるという立場に至ったという。如鳩の生きた年月は、日清、日露戦争にはじまり、ふたつの世界大戦を経て、日本が高度経済成長する時期にピタリと重なっています。 父親がハリストス正教を信奉していたので、幼児洗礼を受け、父親から絵の手ほどきを受けたという。16歳でお茶の水のニコライ堂の神学校に入学、茨城県笠間出身のイコン(聖画像)画家、山下りん(1857-1939)よりイコンを学んだとされています。山下
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