温暖化する日本において亜熱帯の自然が広がる西表島でヒョウに似た生物がまれに目撃されている。 「ヤマピカリャー」(イリオモテオオヤマネコ=イリオモテヤマネコではなく、イリオモテ“オオ”ヤマネコである)という大型の猫科の生物であり、その名前は人気漫画「あずまんが」でも取り上げられ、一般的にも広がりつつあるが、その言葉の意味は西表島の方言で「山の中で目の光るもの」だという。 この西表島は、海から突然切り立った山がそびえているような特殊な島であり、島の面積の80%以上が亜熱帯の原生林に覆われており、人があまり踏み込まない場所がある。 1965年に作家の戸川幸夫氏によって発見されたイリオモテヤマネコは、国の天然記念物となり手厚い保護を受けているが、ヤマピカリャーはこのイリオモテヤマネコとは別種の大型の猫科の生物であると解釈されており、体長はイリオモテヤマネコより明らかに大きく80〜120センチほどで