grepコマンドとは? 「grep」は、ファイルの中で「文字列(パターン)」が含まれている行を表示するコマンドです。検索対象には、複数のファイルやディレクトリを指定できます。 ファイルを指定しなかった場合は、標準入力から読み込みます。パイプ(|)と組み合わせて、他のコマンドの出力結果から必要な箇所だけを絞り込んで表示する際によく使われます。 [参考記事]パイプとリダイレクトでコマンドを組み合わせて実行しよう(連載:“応用力”をつけるためのLinux再入門 第6回)
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grepコマンドとは? 「grep」は、ファイルの中で「文字列(パターン)」が含まれている行を表示するコマンドです。検索対象には、複数のファイルやディレクトリを指定できます。 ファイルを指定しなかった場合は、標準入力から読み込みます。パイプ(|)と組み合わせて、他のコマンドの出力結果から必要な箇所だけを絞り込んで表示する際によく使われます。 [参考記事]パイプとリダイレクトでコマンドを組み合わせて実行しよう(連載:“応用力”をつけるためのLinux再入門 第6回)
パイプとリダイレクトの活用 ここからは「find」コマンドを例に、パイプとリダイレクトを組み合わせて標準出力と標準エラー出力を操作する方法を幾つか紹介します。 findコマンドはファイルを検索するコマンドで、「find 検索場所 検索条件」のように指定して実行します。例えば、「find / -name '*.log'」でルートディレクトリ下、つまり全てのディレクトリ下にある、拡張子が「.log」のファイルが全て表示されます。 ※検索条件として指定している「-name '*.log'」の「*」はどんな文字でも、何文字でもよい、という意味の指定です。「*」記号や「'」記号の意味と使い方については、本連載であらためて取り上げます。 findコマンドは、見つかったファイル名を標準出力に、ディレクトリにアクセス権がないので探せないような時のエラーメッセージは標準エラー出力に出力します。 検索場所にル
パイプとリダイレクトでコマンドを組み合わせて実行しよう:“応用力”をつけるためのLinux再入門(6)(2/4 ページ) 「標準入力」と「標準出力」を知ろう パイプとリダイレクトを使いこなす前に、まず「標準入力」と「標準出力」を理解しておきましょう。 コマンドは必要に応じて何らかのデータを受け取り、処理をして、結果を出力します。特に何も指定していない場合、入力はキーボード、出力は画面となります。これをそれぞれ「標準入力」「標準出力」と呼びます。 あるコマンドが標準出力に出力した内容を、他のコマンドの標準入力につなげるのがパイプで、「|」という記号で表します。従って、「dmesg | more」は「dmesgコマンドの標準出力を、moreコマンドの標準入力につなげている」、つまり、「dmesg | more」は「dmesgコマンドが標準出力に出力している内容を、moreコマンドに渡している」
連載目次 「パイプ」と「リダイレクト」を使うとどんなことができるのか? Linuxのコマンドラインを使いこなす上でポイントとなるのは、「パイプ(パイプライン)」と「リダイレクト」の活用です。 例えば、「dmesg」は起動時のシステムのメッセージを再表示するコマンドですが、起動時のメッセージはかなりの量があり、1画面で一度に見ることはできません。そこで、「more」というコマンドを使って1画面ずつ停止しながらメッセージを表示するのであれば、パイプを使って「dmesg | more」のようにコマンドを実行します(画面1)。
ヒストリ番号 「history」コマンドでは、過去の入力したコマンドのリストを番号付きで表示することができます(画面8)。表示が多過ぎて流れていってしまう場合は、「more」コマンドを使って「history | more」と実行し、1画面ずつ停止しながら表示するとよいでしょう。 例えば、画面8の7番目のコマンド(ip addr show)をもう1度実行したい場合は、「!7」と入力します。また、「!!」で直前のコマンドを呼び出すことができます。 ヒストリ番号とコマンドを組み合わせることも可能です。例えば、画面8の4番目のコマンドが「chsh」の場合は、「!4 -l」で「chsh -l」コマンドが実行されます。 エイリアスで長いコマンドに別名を付けよう コマンドには「エイリアス」と呼ばれる“別名”を付けることができます。よく使うオプションの組み合わせや、すぐ忘れてしまうコマンドには、自分が分か
補完機能、ヒストリ、エイリアスでコマンドラインの入力を“楽”にしよう:“応用力”をつけるためのLinux再入門(5)(1/2 ページ) 今回は、コマンドラインの入力を楽にするためのテクニックを紹介します。まず、コマンド名やファイル名の入力を省く補完機能、そしてコマンドラインの編集とヒストリ機能です。特に補完機能は重要なのでぜひマスターしてください。 連載目次 ファイル名やコマンド名は[Tab]キーで補完できる 今回も、多くのLinuxでデフォルトのログインシェルとなっている「bash」(Bourne Again Shell:バッシュ)を使って、コマンドラインで使えるテクニックを紹介していきます。 コマンドラインでは、コマンド名、オプション、ファイル名……とたくさんの項目をキーボードで入力しますが、この中のコマンド名とファイル名については「補完機能」を利用することができます。 では、実際にや
Linux基本コマンドTips一覧 本連載では、Linuxの基本的なコマンドについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、長いメッセージやテキストファイルの内容を1画面ずつ止めながら表示する「more」コマンドです。 moreコマンドとは? 「more」は、テキストファイルを1画面ずつ表示するコマンドです。「more ファイル名」で実行する他、「コマンド | more」のように他のコマンドの実行結果を1画面ずつ表示する際によく使われます。 また、moreコマンドにサブコマンドがあり、[Enter]キーで1行、[スペース]キーで1画面先に進み、ファイルの末尾まで表示されると終了します。ファイルを表示している途中でも[Q]キーまたは[q]キーで終了できます。
Linux基本コマンドTips一覧 本連載では、Linuxの基本的なコマンドについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回紹介するコマンドは、ファイル内容を確認する際に便利に使える「cat」コマンドです。 catコマンドとは? catコマンドの“cat”は、「conCATenate(つなぐ、連結する)」のcatです。ファイルを連結するためのコマンドですが、ファイルの内容をサッと表示する際によく使われます。 Linuxの設定ファイルは、その多くがテキストファイルです。テキストエディタで表示してもよいのですが、うっかり書き換えてしまうのも怖いし、ちょっと見るだけならばcatコマンドが気軽に使えて便利です。
「gzip圧縮」して通信時間を短縮する まずは、Apacheの設定を調整して通信時間を短縮する方法を導入します。 具体的には、WebサーバからHTTPレスポンスとしてブラウザに送られてくるHTMLとその他のファイルを、「gzip圧縮」して通信させることで、通信時間を短縮させます。WordPressが直接生成するHTMLやXMLなどのファイルの他に、CSSやJavaScriptなどのリソースファイルにも有効です。 gzip圧縮を用いると、テキスト形式のファイルの多くは4分の1ほどのサイズまで圧縮できます。その分、通信時間を短縮し、帯域も節約できる訳です。 今回は、同時にWebサーバからブラウザに返されるHTTPレスポンスヘッダのExpireフィールドとCache-Controlフィールドを制御して、ブラウザキャッシュを強めにする設定も適用します。今回の設定では、MIME Typeがtext/
CentOS 7の標準環境だけですぐできる、WordPress「5.4倍高速化」テクニック 前編:とにかく速いWordPress(3)(1/3 ページ) 企業のCMSサイトやオウンドメディアなどエンタープライズ用途での利用が増えている「WordPress」の高速化について解説する連載。今回は、CentOS 7の標準環境でWordPressを「5.4倍まで高速化」するテクニックを解説します。 連載バックナンバー 前回は、Amazon Web Services(以下、AWS)の仮想クラウドサーバ「Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)」上のCentOS 7にインストールしたWordPressを題材に、PHPアクセラレータである「APC(Alternative PHP Cache)」を導入し、「2.5倍高速化」するテクニックを紹介しました。 今回はその続
オープンソースのシステム運用監視ソフトウェアの最新版「Zabbix 3.0」がリリースされた。通信を暗号化したことで、インターネット越しの監視を安全に行えるようになった。 ラトビアのZabbixは2016年2月16日、オープンソースのシステム運用監視ソフトウェアの最新版「Zabbix 3.0」を公開した。通信の暗号化や予測検知機能の実装など、100項目以上の改善を施したという。 Zabbixはサーバやネットワーク機器などを監視するためのソフトウェア。幅広いアーキテクチャに対応しており、数十万点に上る機器の状態や性能などを監視できる。GPL(GNU General Public License)のオープンソースソフトウェアとして配付されているため、商用/非商用にかかわらず、無償で利用できる。 Zabbixは、Zabbixサーバ、Zabbixプロキシ、Zabbixエージェントの3つのモジュール
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