2019年10月12日から13日に関東から東北にかけて未曽有の豪雨で、各地で浸水被害をもたらした台風19号。ここ数年、地球温暖化の影響で台風被害が相次いでいるが東京周辺への被害は少なかったため東京都小平市に住むものとしての実感が薄かったですが、今回は氾濫しにくいと言われていた多摩川が、武蔵小杉駅周辺で雨水や汚水を多摩川に流す排水管を川の水が逆流する内水氾濫で洪水被害が発生して、身近な災害として感じました。 東京都の水源は、主に西側は多摩川水系、東側は利根川水系、荒川水系です。治水の必要性が高いのは、昭和22年にカスリーン台風など過去に様々な被害を受けた利根川水系と、0メートル地帯に多くの居住者がいる荒川水系です。今回、完成近い八ッ場ダムが試験湛水(しけんたんすい)中で75,000千m3の水を貯めて利根川の氾濫リスクを下げたと久しぶりに脚光を浴びました。一方、八ッ場ダムの効果は限定的と主張し