NECは7月25日、圧縮速度を高速化したロスレス画像圧縮技術を開発したと発表した。JPEG2000など既存の規格と同等の圧縮率を保ちながら、数十倍の速さで圧縮できるのが特徴。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の金星探査計画で衛星画像処理に採用される予定。 一般に使われているJPEGなどの画像圧縮方式は、ファイルサイズが小さくなる分、元画像から画質が劣化する。 これに対しロスレス(lossless)画像圧縮は、画像の圧縮時に画質の劣化がないため、科学関連や医療画像、高品位デジタルカメラといった高精細な画像を扱う分野での利用が期待されてきた。ただ、圧縮時の演算量が増えて処理が重くなるため、低電力デバイスへの搭載が難しいなどの課題がある。 新開発の方式では、対象画像を写真や自然画像に限定し、独自の画素予測方式を考案することで演算負荷を軽減。JPEG-LSやJPEG2000の可逆モードと同等の圧縮率
Microsoftは9日、IE用プラグイン「Internet Explorer Developer Toolbar」正式版をリリースした。以前からWeb開発者向けにリリースされていたプラグインだが、今回よりバージョン1.00の正式版となった(リリースされたのは、バージョン1.00.2188.0)。 Internet Explorer Developer ToolbarはMicrosoftのWebサイトより無償でダウンロードできる。IE7の場合、インストールするとブラウザの右上に小さなアイコンが現れ、これをクリックするとメニューが表示されるようになる。 Webサイトにおける画面デザインでは、HTMLのDOM構造やCSS適用内容、要素のサイズなど、実際にブラウザを通した表示を見ながら検証していく必要がある。Internet Explorer Developer Toolbarを使うと検証した
Flash 8 入門講座 目次 お絵描きからActionScriptを使ったアニメーション制作まで いまやすっかり,Web上のインタラクティブ・コンテンツの代名詞となった感がある“Flash”。実は,アニメーションやゲームなど私たちが目にする,いわゆるFlashコンテンツは正確には「Flashムービー(ファイルの拡張子は.swf)」と呼びます。 Flashムービーを作成する方法はいくつかありますが,一般には,アドビシステムズの開発ツール「Macromedia Flash(以下,単にFlash)」を使います。本連載では,Flashの最新版である「Flash 8」を使って,Flashムービーの作成方法を中心に紹介していきます。Flash 8を持っていないという人も,1カ月間タダですべての機能を使用できる体験版がアドビシステムズのWebサイトに用意されているので,ダウンロードして一度試してみては
大きさの合わないドライバーでねじをむりやり回していると、ねじの溝が潰れ、いわゆる“ねじをなめた”状態になってしまう。しかし、なめてしまったねじを回すためのドライバーや、ねじの溝の摩擦力を増やす液が販売されている。 ある日、筆者は会社で使っているPCのメモリを増設することにした。使っているThinkPadの裏ぶたを外すために本体をひっくり返し、ドライバーでねじを回したが、なかなかうまく回ってくれない。力をこめて回しているうちに、3つのねじ頭にある溝がドライバーで削られ、つぶれてしまった。 このようにねじの溝を潰してしまった状態は「ねじをなめた」と呼ばれる。ドライバーの大きさが合っていないのに無理やり回してしまった場合に起こりやすい。こうなってしまうと、そのままねじを回すことは難しい。 しかし、あきらめるのはまだ早い。こんな場合に役立つグッズが各社から発売されている。 ねじに溝を作るドライバー
Adobe Systemsが、Googleなどの競合各社を追従すべく、人気の高い画像編集アプリケーション「Photoshop」のウェブアプリ版を6カ月以内にリリースする計画を進めている。同社最高経営責任者(CEO)Bruce Chizen氏が米国時間2月27日に明らかにした。 これは、広告入りのオンラインサービスを投入して既存製品を補完し、コンシューマー市場におけるシェア拡大を目指す大規模な措置の一環だと、Chizen氏はCNET News.comに語っている。 Chizen氏によると、メディア共有サイト「PhotoBucket」で提供されるウェブベースのビデオ編集ツール「Adobe Remix」とともにウェブアプリ版Photoshopの土台をAdobeでは築いていたという。 Adobe Remix同様、ウェブアプリ版のPhotoshopは、通常のPhotoshopや「Photoshop
ext2fsdは,Linux用のハード・ディスク領域へのアクセスを可能にする,Windows用のデバイス・ドライバである。このドライバを組み込めば,WindowsアプリケーションからLinux領域内の各種ファイルを読み書きできる。 WindowsとLinuxのデュアル・ブート環境において,どちらのOSで起動した場合でも,もう一方のOS用のハード・ディスク領域に自由にアクセスできると便利だ。 Linuxからなら,WindowsのFATファイル・システムが読み書きできるので問題ない。最近ではNTFSファイル・システムに対しても読み書きが可能だ。一方,Windowsからは,LinuxのExt2ファイル・システムや,その拡張版であるExt3ファイル・システムに対して読み書きができず不便である。 ext2fsdは,Ext2/Ext3ファイル・システムでフォーマットされたLinux用のパーティション(
コンピュータに飛行機、電話にインターネット、20世紀は人間の生活を大きく変える発明が数多く生まれた時代だが、電子レンジも、その1つに数えて良いのではないだろうか。弁当の温めや料理の下ごしらえなど、“本業”はもちろんのこと、乾麺を茹でたり、ほ乳瓶の消毒ができたり、工夫次第で機能が無限にあり、今や、多くの人にとって欠かせない存在になっている。 そんな中で、今回紹介するのは、電子レンジでポテトチップスができるという専用容器「チン! してチップス」だ。Amazon.co.jpで1,280円だった。 これは、生のジャガイモをスライスして、それをレンジでチップスにしてしまおうというものだ。メーカーの曙産業は、ご飯がこびりつかないしゃもじなどを製造しているメーカーで、樹脂製のキッチン雑貨を得意としているようだ。 パッケージには、ジャガイモをスライスするスライサー、それを受けるボウル、スライス時に手をケガ
アシアルは2月6日,HTMLをPDFに変換するWebサービス「HTML2PDF.BIZ」の提供を開始した。Webブラウザから使用できるほか,WebサービスAPIも公開されておりWebアプリケーションから利用できる。高機能な有償版も提供している。 HTML2PDF.BIZでは,URLを入力するだけでHTMLがPDFに変換され,ダウンロードできる。WebサービスAPIから使用する場合は,以下のように指定する。 http://html2pdf.biz/api?url=[PDF化するWebサイトのURL]&ret=[返却形式] HTML,XHTML,CSS 2.0をサポートしている。アシアルでは「HTMLを使った帳票印刷や,Webページのアーカイブ,オンライン・マガジンの書籍化などに利用できる」としている。 無償版では作成できるPDFのサイズはA4のみだが,有償版ではB4やLetter Sizeも
オンラインアルバムの「Flickr」。写真をアップロードする、他の人の写真を閲覧するほかに、外部のツールを使ってこんなこともできる。 オンラインアルバムの米Flickrが人気だ。自分で撮った写真をアップロードして管理したり、多くのユーザーがアップした写真を閲覧している人は多いだろう。それだけでなく、豊富なFlickr関連の外部サービスを使えば、画像を加工したり、名刺を作ったり、ゲームをしたりなどさらに楽しむこともできる。FlickrAPIを公開していたり、写真のライセンスとしてクリエイティブ・コモンズを選択できたりなど、外部のサービスを作りやすい環境のせいか、外部サービスの数は多い。 写真を加工するものや管理を楽にするものなど、Flickrを使ったツールを紹介していこう。 写真をプリントした名刺を作ろう――moo 自分がFlickrにアップロードした写真から名刺を作成できる「moo」は日本
米Googleは1月9日、3DデザインソフトSketchUpの最新バージョン「SketchUp 6」の提供を開始した。建物などの写真をなぞって3Dモデルを作成する機能や、文字を3Dに変換する機能が追加されたほか、3Dモデルの表示に透かしや手描き風のスタイルが適用できるようになるなど、よりリアルな3Dモデルの作成が可能になったという。 またGoogleは、これまでβ版だった「Google Earth 4」の正式版リリースも公式ブログで発表している。Google Earth 4ではユーザーインタフェースの改善のほか、3Dモデル表示の強化に力を入れており、表面にテクスチャを張った3Dモデルの表示などが可能になった。 SketchUp 6とGoogle Earth 4の登場で、ユーザーは自分で作成したリアルな3Dモデルを、Google Earth上に表示することが可能になった。SketchUp 6
仮想3Dワールド「Second Life」を運営する米Linden Labは1月8日、ソフトウェア「Viewer」のソースコードをオープンソース化したと発表した。 Viewerは、Second Lifeの「住人」がSecond Lifeにアクセスし、「アバター」のコントロールやほかの住人との交流、物やサービスの売買などに使用するソフトウェア。Second Lifeサイトから無料でダウンロードできる。Viewerソースコードの公開により、開発者はViewerの一部変更や機能の強化などを自由に行うことができるようになる。 Linden Labは、今後もViewerの開発に携わる。Linden Lab外で開発されたViewerのコードのレビューも行い、一定の品質や安定性、セキュリティの確保に努めるが、サポートについては、Linden LabがSecond LifeのWebサイト上で配布する公式バ
チームラボは「BON SAGOOL」ベータ版を、11月22日より公開すること明らかにした。 BON SAGOOLはユーザーが注目するソーシャルブックマークサービスやブログのフィードを元にして、人気URLのランキングを生成するサービスだ。メールアドレスを登録し、アカウントを作成すれば無料で利用できる。このサービスは11月2日よりアルファ版として公開されている。 ソーシャルブックマークサービスの多くは、ユーザーが登録しているURLの情報を分析、集計して「人気URLランキング」という形で紹介している。しかし、BON SAGOOLでは分析する対象をユーザー自身が決められるため「自分好みのランキングを表示できる」(チームラボ)という。 ユーザーは、自分がおもしろいと思ったソーシャルブックマークのユーザーIDやブログのフィード、ニュースサイトのURLなどをBON SAGOOLの「お気に入りリスト」に3
センドメールは21日、メールサーバーソフト「sendmail」の開発25周年を記念して、1981年にsendmailを開発し、現在は米SendmailのCSO(Chief Science Officer)を務めるEric Allman氏を招いてセミナーを開催した。セミナーではAllman氏によるこれまでの25年を振り返る講演と質疑応答が行なわれた。 ● 「最初はあまり乗り気ではなかった」Sendmailの開発 Allman氏はまず、自身のこれまでの経歴を紹介。ソフトウェアの開発については、sendmail以外にもリレーショナルデータベースの「INGRES」やログ管理システムの「syslog」、変わったところではゲームの「trek」などの開発にも関わったが、やはりsendmailの開発者というのが自分の一番有名な肩書きになるだろうとした。 Allman氏は自身がsendmailの開発に携わる
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