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ブックマーク / satoshi.blogs.com (12)

  • NTTの株価総額が世界一だった時に、Microsoftに転職した理由

    「6年勤めたNTT退職しました」という記事が、注目を浴びているようですが、この筆者が NTT を辞めた理由が、私が32年前(1986年)に NTT を辞めた理由とあまり変わらないのに、少々驚きました。 私が NTT を辞めた件に関しては、これまで色々なところで話しては来たのですが、まとまって文章にしたことがなかったので、これを機会に書くことにしました。普段ならメルマガ(週刊 Life is beautiful)の読者限定で書くところですが、今回だけは、出来るだけ多くの人に読んで欲しいので、ブログ記事として公開します。 当時、NTTは電電公社から民営化したばかりで、1985年に入社した私は、NTTとしては第1期生でした。大学は、早稲田の理工学部電子通信学科で、修士課程まで行きました(当時は、情報学科はまだ独立しておらず、電子通信学科がソフトウェアとハードウェアの両方をカバーしていました)。

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    blueribbon 2018/11/28
    「マイクロソフトは数千人のミリオネアを生み出したのです。…せっかく採用した理系のエンジニアにコードを書かせず、早々に管理職にしてしまう日本企業が、まっとうな戦いが出来るわけがないのです。」
  • 日本が50以上の原発と大量のプルトニウムを抱え込んでしまった本当の理由

    の原子力の歴史を網羅的に記述した文章が米国のPEC(Public Education Center)により公開された。 United States Circumvented Laws To Help Japan Accumulate Tons of Plutonium 非常に中身が濃いので簡単に要約などできないが、この文章を読むと、日の原子力発電と宇宙開発が「日はいつでも核兵器を作ることができる」という「非核・核カード」を持つために押し進められたことが良く分かる。 私の目を引いた文章は何カ所もある。たとえば、 In October 1964, communist China stunned the world by detonating its first nuclear bomb. The world was caught by surprise, but nowhere wer

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    blueribbon 2012/05/14
    「佐藤栄作が立てた「『核兵器なしの核の抑止力』を持つために原発を作り、プルトニウムを備蓄する」という戦略を、ベルリンの壁が崩壊してからも20年以上も方向転換せずに、走り続けて来てしまったことにある」
  • エンジニアから見た原発

    典型的な「理科系少年」として育った私にとっては、原子力発電は宇宙旅行人工知能とならぶ「人類の英知を集めた科学技術の結晶」であり、あこがれでもあった。ブルーバックスの相対性理論に関するはすべて読んだし、アインシュタインの書いた e=mc2 という式は私にとってはまさに「人類の英知」を象徴するシンボルであった。高校時代の前半までは、自分は物理学者になると確信していたぐらいだ。ひょんなきっかけからコンピューターの世界に足を踏み入れ、ソフトウェア・エンジニアとしての道を歩むことになったが、科学技術全般に対する情熱は今でも持っている。 そんな私なので、今までは当然のように「原子力発電」の支持者であった。資源の乏しい日にとって「石油が不要で、二酸化炭素を放出しないクリーンな原子力発電」こそ日にふさわしい発電方法であると信じていたし、自動車・エレクトロニクスに続く輸出産業としての原子力に期待もし

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    blueribbon 2011/04/02
    ・世界中のすべての原子炉が「冷却水のポンプ」を停止しただけでほぼ同じような状態に陥る ・原発がクリーンというのは全くの嘘で、毎年1000トンもの放射性廃棄物を生み出している
  • 日本のケータイが「ガラパゴス化」した本当の理由

    「ガラパゴス」という言葉が今年の流行語大賞の候補に選ばれたということを聞いていたので、密かに受賞しないかと期待していたのだが、残念ながら大賞は逃したようだ(もし大賞に選ばれていたら、私が受賞することになったのかどうかの疑問はこれで解けずに終わってしまった)。しかし、この言葉をずいぶん前から使っている私としては、この言葉が一人歩きしているようでなんとも言えない気持ちなのでひと言。 まず最初に断っておくと、私が2001年のCTIA(米国の携帯電話業界で一番大きなカンファレンス)のスピーチでこの言葉を使った時は、単に日という「単一民族で、国民の大半の生活レベルが同じで、家電とか携帯電話のようなガジェットに流れるお金が比較的多い」という特殊な環境で、iモードを中心に「ケータイ・ライフスタイル」が異常なスピードで進化をとげていることを表して、「ガラパゴス現象」と呼んだだけのこと。決してネガティブな

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    blueribbon 2010/12/30
    「ドコモからの「調達」という甘い蜜に飼いならされた日本のメーカーの経営陣が、2000年代の前半にリスク覚悟で海外に本気で進出する、という戦略を取らなかった・取れなかったことにある。」
  • 勝てば官軍、負ければガラパゴス

    私が数年前からこのブログで使っている「ガラパゴス化」という言葉、今やテレビや雑誌でまで見る様になり、何だかうれしいような悲しいような、複雑な気持ちである。 私が最初に公の場でこの言葉を使ったのは、2001年のCTIA(米国最大の携帯通信業界のカンファレンス)でのこと。UIEvolutionというベンチャー企業を立ち上げたばかりでもあり、この業界でなんとか注目を集めようと、「NTTドコモのiモードのことなら詳しいので、日の若い人たちのライフスタイルがiモードでどう変わったからなら解説できるよ」と会議の主催者に連絡すると、いきなり2000人も収容できる会場を割り当てられたのだ。 私がNTTドコモから来た人間だと勘違いした人もいたようで、会場は超満員。冒頭でドワンゴの「釣りバカ気分」の面白さを手振り身振りで伝えたところそれが大受けで、日のギャルの生態系の解説も交えながら、日の「ケータイ文化

    勝てば官軍、負ければガラパゴス
    blueribbon
    blueribbon 2010/07/19
    「結局のところ、独自であろうとなかろうと、世界で通用する製品を作らなければだめだということ。勝たなければだめだということ。「勝てば官軍、負ければガラパゴス」である。」
  • Twitterを使ったブクマを格段に簡単にするTiny Quote

    興味深い記事やブログエントリーをネットに見つけた時に、それにひと言コメントを付けて投稿、というのはTwitterで良く見かける行動パターンの一つ。それも他の誰かのためにというよりは自分自身への備忘録という意図の場合もしばしばあるので、ある意味で「ソシアル・ブックマーク」的な使いかたに近づいてきているとも言える。 ただ、そんな時に140文字の中に記事中で気になった文章を引用しつつ自分の意見を述べてかつURLを詰め込む、というのはなかなか難しい。 そこで、先日の Tiny Message のバックエンドをこの問題の解決に使えないかと作ったのが、Tiny Quoteというブックマークレット。それなりに動き始めたのでここで公開する。 TinyQuote (←このリンクはクリックせずにブックマークバーにDrag&DropもしくはCopy&Pasteして登録してください) このブックマークレットをブラ

    blueribbon
    blueribbon 2009/11/25
    「このブックマークレットをブラウザーのブックマーク・バーに登録しておけば、ワンクリックで(1)自分のコメント+(2)引用文章+(3)記事のURLを140文字制限に縛られずに投稿できる。」
  • Twitterの有効な使い方、その1

    ブログに関しては、Early Adaptorとして早くから有効に使わせていただいている私だが(このブログを始めたのは2004年、その前にも一つ別のところにブログを書いていた)、Twitterに関しては「どうもいまいちピンと来ない」というのが正直な感想。 今年に入ってからメディアに異常なほどにもてはやされていたTwitterも、「Twitter is a Fad - Business Week」、「セカンドライフとTwitter」など、「Twitterは一時的な熱狂にすぎない。セカンドライフと同じ道をたどるんじゃないか」という冷めた意見も多く見られるようになった。 私自身もPhotoShareからの連携で写真へのリンクを自動投稿する以外はほとんどアクセスしなくなってしまっていたのだが、今回、開発者向けのあるウェブサービスをリリースすることになり、Twitterが有効に使えるケースがあることに

    Twitterの有効な使い方、その1
    blueribbon
    blueribbon 2009/08/22
    「トップページに「正式版のリリースはTwitterでアナウンスするので、○○○をフォローしてね」と書いておく」
  • 外国為替相場取引(FX)で確実にもうける方法(必勝法)

    ワシントン大学で受講しているMBAもあと1ヶ月を残すところまで来たが、最後の期に受けている授業の一つが "International Finance" という外国為替に関する集中講座。今までいろいろと疑問に思ってきたことが一気に解消されたので大好きな授業の一つだ。 その授業の中で、金利の低い外貨で借金をして家を買った結果巨額の借金を抱えることになってしまった人たちがアイスランドにたくさんいる話だとか、リスクを十分に理解せずに為替リスクを100%負って金利の高い外貨預金に走る日の主婦たちなのど話が出たので、日の事情に関して少し調べてみた。

    blueribbon
    blueribbon 2009/05/17
    「たまたま利益を出すことができた顧客だけをリピーターとして確保して残りは切り捨て、新しいカモを次々に見つけてくれば良いだけのことだ。」
  • マーケティング:SMARTな目標設定

    University WashingtonでのMBAの授業も既に二年目に入った。4月に二つ目のベンチャービジネスを始めたばかりの私としては、授業で聞いたことをすぐに実践できるのでとても良い勉強になる。「MBAは何年か実務を経験してからこそ受ける価値がある」という話は良く聞くが、自分でビジネスをしながら受けるMBAの授業は格別である。 今回ためしたのは、マーケティングの教授が口をすっぱくして繰り返す "S・M・A・R・T" な目標設定。いかなるマーケティング活動をする場合においても、まずはその目標設定をしっかりすることが大切で、その際に大切なことは、 Specific: 目標は具体的でなければならない Measurable: 目標が達成できたかを計ることができなければならない Atteinable: 目標は(たとえ難しくとも)十分に達成可能でなければならない Relevant: 目標はそのビ

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    blueribbon 2008/11/30
    「Specific: 目標は具体的でなければならない Measurable: 目標が達成できたかを計ることができなければならない Atteinable: 目標は(たとえ難しくとも)十分に達成可能でなければならない ... 」
  • Life is beautiful: あるはずのない「カジノでの必勝法」が実はあったという話

    ずいぶん前に「ギャンブルの心理学:攻略法と必勝法」というエントリーで、どうして「パチンコや競馬には必勝法がある」と思い込まされている人たちがなぜこれほどたくさんいるのかについての考察を書いたが、今回は当の必勝法の話。それも実際にそれをビジネスにしている会社でしばらく働いていたMBAのクラスメートから聞いた話なので、かなり信頼できる。 ビジネスモデルは至ってシンプル。「カジノが提供するJackpot付きのスロットマシンでの$1の投資に対する期待値が$1以上になったところで人を送り込んでマシンを占領し、Jackpotが出るまでスロットマシンをまわし続けること」である。 「Jackpot付きのスロットマシン」とは、数台〜十数台のスロットマシンをつなぎ、それぞれのマシンからの売り上げの3〜5%をJackpotに貯めておき、最初にJackpot(特定の数字の組み合わせ)を出したスロットマシンにその

  • Life is beautiful: Appleに学ぶWeb2.0時代のマーケティング戦略

    つい先ほど、CNetのブログの方に「ソニーのマーケティング部門の人に提案」というエントリーを書いたので、ソニーのマーケティングに関する私の意見はそちらを読んでいただきたいが、対照的に、私のようなブロガーたちを最も上手に巻き込んでマーケティング活動を行っているのがアップルである。 気が付いている人も多いと思うが、アップルは通常の企業が行うような「プレスリリースによる新商品の紹介」は最近はほとんどしていない。そういった従来型のマーケティング手法ではブロガーたちの心をつかむことができないことを、アップルのマーケティング部門の人たちは十分に理解しているのだ。 そこで彼らは、年に3~4回だけアップルが開催するプライベート・イベントで、スティーブ・ジョブズ自らが新商品をまとめてアナウンスする、という手法を意図的に採用しているのだ。 そうすることにより、「今度は何が発表されるのだろう」いうブロガーたちの

  • Livedoor の「テレビ番組RSSフィード」で遊んでみた

    「新しいテレビの楽しみ方」にやたらと興味がある私としては、Livedoorが番組表のRSS配信サービスを始めて以来何か作りたくてしかたがなかったのだが、やっとプロトタイプを作る時間を見つけることができた。まずはその作品の発表から。 「テレビ番組ガイド」(Javaのランタイムが必要) 工夫した点は以下の4つ 1.上下左右キーだけで操作が可能 2.マニュアルを見なくとも使えるぐらい使い方が自明 3.非同期通信中でも操作が続行できる 4.携帯電話のように少ないメモリでもサクサク動く もちろんUIEngineを使っているので、携帯電話だけでなくさまざまなデバイスで動かすことが可能だ。 ちなみに、サーバー側はPHP。Livedoorのサーバーから取得したRSSをXMLParserでパースし、PHP版のミニコンパイラでバイナリのレコードセットに変更してデバイスに返す、という仕組みだ。 XMLParse

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