ところで、ちょっと前に買った本のなかのお気に入りが、 発掘カラー写真 昭和30年代バス黄金時代なる、昔のバスの写真集。 ふーん、バスの写真集か、と思われがちですが、 僕がこの本を買った理由は、昔のバスを見るというだけでなく、 「写真がおそろしくリアル」である事でした。 どういう意味かといいますと、この本に展開されている世界は、 まさに、いま、目の前に広がる昭和30年代そのものなのです。 そういう意味での「リアル」。その場にいるかのような感覚。 圧倒的な「本来の色」。 しかもそれは映画やCGではない、その当時のほんとうの時代を切り取ったもの。 昔日の写真は幾多ある。 でもだいたいは白黒で、カラーでも色あせ、「セピア」調。 だから、その当時の世界も、セピアな世界の中にあったと思ってしまう。 当時を再現した映画などでも、ノスタルジーを出すために、わざと色を変えていたりする。 でも、よく考えると(
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