山口2区の補欠選挙で勝利を収めた。 衆議院の議席増は確かに喜ばしいことだ。 平岡さんは、党内リベラル派きっての論客であり、安保観や国家観などを異にするが、4度目のご当選を心から祝福したい。党内における政策の切磋琢磨こそが、民主党を強くすると信ずるからだ。 今回の補選の勝因は、ずばり敵失だ。 昨夏の参院選に引き続き、またしても敵失。 年金、道路に加え、公示日に年金から天引きが始まった「後期高齢者医療制度」(しかも、これを長寿医療制度に改名するとの絆創膏がまたしても失笑を買った)が、自民党における支持基盤の中核を形成していたお年寄りの皆さんの怒りを買った。有権者の審判を受けて、小沢代表は、「福田政権はすでに国民から問責を受けた形だ」との勝利コメントを述べた。 しかし、もう少し冷静に選挙結果を分析する必要があるのかもしれない。 投票率は、補選では異常に高く、通常の総選挙でも高めといえる69%余り