ブックマーク / www.cinra.net (29)

  • 『悪は存在しない』濱口竜介監督インタビュー。「どっちとも言えない」という視座を丁寧に描くこと | CINRA

    濱口竜介の監督作『悪は存在しない』は、『ドライブ・マイ・カー』(2021年)で意気投合した音楽家・石橋英子とのコラボレーションによってつくられた。石橋から受けた映像制作のオファーをきっかけに、石橋のライブ用サイレント映像作品『GIFT』とともに生まれた長編映画だ。 長野の自然豊かな町に持ち上がった、グランピング場の建設計画をめぐって展開される物語は、地方と都市、自然と都会という単純な二項対立では割り切れないさまざまな問いを観る者に投げかける。「現実は、我々が思ってるほどはっきりと分かれているわけではない」と語る濱口。むしろその割り切れなさこそが作の核にあったようだ。作家の鈴木みのりが話を聞いた。 予告編でも初めに使われている、『悪は存在しない』のファーストショットに、わたしはとても困惑した。この映画の舞台となる長野県・水挽町(架空の町)にある、山中の林を下から捉えながら進んでいくショット

    『悪は存在しない』濱口竜介監督インタビュー。「どっちとも言えない」という視座を丁寧に描くこと | CINRA
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    bokmal 2024/05/02
  • ジム・オルークが石橋英子と語る、音楽を取り巻く「少し変」なこと。音楽体験を拡張する環境と文脈の話 | CINRA

    どんな音楽であれ、自宅なのか、散歩中なのか、満員電車のなかなのか、イヤホンやヘッドホンで聴くにしても、はたまたクラブなのか、野外フェスなのか、サウンドシステムを通じて聴くにしても、「聴く環境」によって音楽の感じ方に変化を感じたことがある人は、きっと少なくないだろう。 9月30日、10月1日の2日間にわたって長野県・五光牧場オートキャンプ場で開催されるリスニング野外イベント『EACH STORY』は、来場者の音楽体験を拡張するような「聴く環境」づくりに力を入れている。 今年は、ジム・オルーク、石橋英子、山達久によるトリオ「カフカ鼾」や、Matthewdavid、ファビアーノ・ド・ナシメントらが出演。1日のなかで四季の移ろいを感じさせる自然豊かな環境で、エレクトロニックミュージックや即興演奏、ジャズ、アンビエントなどといった音楽を、こだわりのサウンドシステムで浴びられる貴重な機会となる。 2

    ジム・オルークが石橋英子と語る、音楽を取り巻く「少し変」なこと。音楽体験を拡張する環境と文脈の話 | CINRA
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    bokmal 2023/09/25
  • YMOが世界に拡散したオリエンタリズムと、テクノ先進国としての栄光と衰退。いま日本文化の選ぶべき道は | CINRA

    いまから45年前、1978年にデビューしたYellow Magic Orchestra(YMO)は、翌1979年にアメリカの大手レーベル「A&M Records」から1stアルバムをリリースした。このUS版1stアルバムには、国内版1stアルバム(1978年)とは異なるミックスが施されたことに加え、独自の、非常に象徴的なアートワークも作成された。 扇子を手に、顔の半分を覆うほど大きなサングラスをかけ、頭からはメデューサを想起させるカラフルなケーブルが伸びた芸者……ジャケットに描かれた鮮烈なモチーフ「エレクトロニック・ファン・ガール」(通称・電線芸者)とともに、YMOは世界に広まっていくことになる。 そのエレクトロニック・ファン・ガールがあしらわれた金屏風が今年3月、音楽レーベル「U/M/A/A Inc.」の設立20周年プロジェクトTechnoByobu』の第1弾プロダクト「Electro

    YMOが世界に拡散したオリエンタリズムと、テクノ先進国としての栄光と衰退。いま日本文化の選ぶべき道は | CINRA
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    bokmal 2023/06/13
    “ルー・ビーチが手がけたアートワークはアメリカでのリリース元のレコード会社「A&M Records」のアートディレクターのローランド・ヤングと若手スタッフからの提案によるもの”
  • 追悼・坂本龍一:わたしたちが聴いた音楽とその時代 | CINRA

    2023年4月2日、坂龍一がこの世を去ったことを知ってから、言葉にならない喪失感を抱え続けている。ただ呆然とするほかないなか「Ars longa, vita brevis. 芸術は長く、人生は短し」という人が好んだ一節に触れ、残された自分にできることがあるかもしれないと思った。氏が長きにわたり発表してきた膨大な音楽作品を振り返り、書き残すことで、またわたしたちは新たに音楽家・坂龍一に出会いなおすことができるかもしれない。そんなことを考えた。 さまざまな書き手の方に「坂さんの音楽について書いてくれませんか」とメールを送った。非常に多岐にわたる活動を展開し続けたからこそ、どこから、何から書くべきかは難しいのではないかと考え、「あなたが選ぶ、坂龍一の『永遠の一枚』」というお題とともに。届いた原稿はさまざまだった。個人の記憶とともにひとつの作品について書いた人、ひとつの作品からさまざまな

    追悼・坂本龍一:わたしたちが聴いた音楽とその時代 | CINRA
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    bokmal 2023/05/26
  • アニメだけでなく、地元への愛も深い。ミーガン・ザ・スタリオンと南部ヒップホップの戦いの歴史 | CINRA

    今年の『SUMMER SONIC』では、ケンドリック・ラマーがヘッドライナーとして出演することが発表されているが、昨年のMegan Thee Stallion(ミーガン・ザ・スタリオン)の初来日は日のヒップホップファンにとって最大のトピックのひとつだったといって差し支えないだろう。 日のアニメに深い愛情を持つことでも話題を振り撒くMegan Thee Stallion(※)だが、稿ではテキサス州ヒューストン育ちというその出自に注目したい。テキサスおよびヒューストンをはじめとしたアメリカ南部のヒップホップはかつて、ヒップホップ誕生の地であるニューヨークのそれに比べると正当に評価されてこなかった歴史があるのだという。 そんな地で育ったMegan Thee Stallionがラップスターにのし上がっていったことからは、どんなことが読みとれるのか。そしてその物語にはどんな背景があるのか。ヒッ

    アニメだけでなく、地元への愛も深い。ミーガン・ザ・スタリオンと南部ヒップホップの戦いの歴史 | CINRA
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    bokmal 2023/03/09
  • 『桃太郎』から『鬼滅の刃』まで。なぜ「鬼」が愛され続けるのか、民俗学研究者・山崎敬子に聞く | CINRA

    近年、かつてないブームを巻き起こした漫画鬼滅の刃』。主人公である竈門炭治郎が妹・禰豆子や仲間とともに敵に立ち向かう様子には、老若男女が心を揺さぶられ、漫画・アニメ・映画ともに大ヒットを記録した。そんな物語を魅力的に彩るピースのひとつとして挙げられるのが、作中で描かれる多様な「鬼」たちの存在だ。恐ろしく強く、人間を窮地に追い込みながら、最後は涙を残して消えていく……単調な「鬼退治」にならないのは、そんな鬼がいてこそだ。 『鬼滅の刃』のほかにも、鬼が登場する漫画作品は数多く存在する。同じく週刊少年ジャンプで連載されていた『約束のネバーランド』をはじめ、漫画作品には鬼や類似する民俗学的なモチーフがよく用いられる。私たちは一体なぜ、そうしたものに惹かれてしまうのだろう。そもそも、鬼とはどんな存在なのだろうか。 コロナ禍で打撃を受けた全国各地の伝統行事や民俗芸能をサポートするキヤノンマーケティング

    『桃太郎』から『鬼滅の刃』まで。なぜ「鬼」が愛され続けるのか、民俗学研究者・山崎敬子に聞く | CINRA
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    bokmal 2023/01/24
    “鬼ごっこ総合研究所招聘研究員” すごい肩書だ
  • コムアイはなぜ芸能に魅入られる? 日本各地のまつりに見出す「継承」の喜びとおもしろさ | CINRA

    岩手県遠野市の「日のふるさと遠野まつり」は、2022年9月に50周年を迎えた。コロナ禍を乗り越え3年ぶりに戻ってきた「まつり」には、市内の郷土芸能33団体・およそ1,200名が参加し、さんさ踊りや神楽、南部ばやしなどを披露。そのなかに混じって「しし踊り」を披露したのは、アーティストのコムアイだ。ひょんなきっかけで遠野文化に魅せられた彼女は、早池峰しし踊り張山保存会の指導者に師事し、定期的に練習を重ねてこの日を迎えたという。 コロナ禍で打撃を受けた全国各地の伝統行事や民俗芸能をサポートするキヤノンマーケティングジャパンのプロジェクト「まつりと」とコラボレーションした連載「日のまつりと出会いなおす」では、アーティストやクリエイター、文化人などへのインタビューを通じて、日のまつりの魅力をさまざまな角度から解き明かしていく。第二回となる今回は、そのコムアイのインタビューをお届けする。 水曜日

    コムアイはなぜ芸能に魅入られる? 日本各地のまつりに見出す「継承」の喜びとおもしろさ | CINRA
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    bokmal 2022/11/21
  • コミュニティーはつくり直せない。東京オリンピックが壊した団地アパートから見る「真の豊かさ」とは | CINRA

    「2020年東京オリンピック・パラリンピックの思い出はなんですか?」と聞かれたら、あなたは何と答えるだろう。 かつて国立競技場の隣には、1964年の東京オリンピック開発の一環で建設された都営霞ヶ丘アパートが存在した。住民の平均年齢が65歳以上の高齢者団地だったが、2020年東京オリンピックの開催に伴う再開発によって、2016年から2017年にかけて取り壊された。 『東京ドキュメンタリー映画祭2020』特別賞を受賞した映画監督・青山真也の『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』は、アパートから強制退去させられた住民の2014年から2017年にかけての記録をとおして「五輪ファースト」の陰で繰り返される排除の歴史を映し出したドキュメンタリーだ。有志による東京都、五輪担当大臣への要望書提出や記者会見の様子を織り交ぜながら、住民が退去の日を迎えるまでの生活を切り取っている。大友良英が手掛けた

    コミュニティーはつくり直せない。東京オリンピックが壊した団地アパートから見る「真の豊かさ」とは | CINRA
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    bokmal 2022/05/31
    日頃複数の高齢者世帯と関わっているが、若者と違い遠出できないので住まい周りのコミュニティは生活の要になる。/団塊の世代の高齢化問題は後続の我々が行く道を作る社会実験だと思って注視している。
  • 『作りたい女と食べたい女』が解く呪い。「女と料理」、レズビアン・アイデンティティー | CINRA

    『このマンガがすごい!2022』(宝島社)オンナ編の第2位に選ばれ、まだ2巻までしか発売されていないなかでシリーズ累計20万部を突破した話題のマンガ『作りたい女とべたい女』。「シスターフッド×ごはん×ガールズラブ」というテーマで、日常に生きる女性たちの生きづらさや違和感と丁寧に向き合った作は、女性を中心に多くの読者の共感を集めている。 なぜ『作りたい女とべたい女』は、これほどまでに話題となったのか? アナーカ・フェミニスト、ライターの高島鈴が考察する。 女子校にいたころ、小さな弁当箱で昼をとる同級生に向かって、別の同級生が「女みてえな量ってんじゃねえよ!」と笑いながら声をかけていたことがあった。そのときは私も何も考えずに、すごいことを言うな、と笑っていた気がするけれど、あれは明らかに内面化されたミソジニーだった。 単純に少だったのか、それともダイエットを意識していたのかわからな

    『作りたい女と食べたい女』が解く呪い。「女と料理」、レズビアン・アイデンティティー | CINRA
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    bokmal 2022/05/10
    最近漫画読んでて、人物と社会の間の摩擦はみっちり描かれるけど、人物と人物の間のそれは免除されてるように感じることが多くなった。人のかたちをした救済というか(もちろん昔からあったとは思うが)
  • カンヌ4冠『ドライブ・マイ・カー』の誠実さ 濱口竜介に訊く | CINRA

    言葉を投げかけ、受け取ることや、同じ空間を共有すること、セックスをすること……そうした行為をいくら重ねても、他人の心をそっくり覗き込むことはできない。けれど、自分自身の心についてなら、どこまでも探究することができる。村上春樹の短編小説『ドライブ・マイ・カー』を読んで受け取った一つの大きなメッセージは、そのようなものだった。 一方で、濱口竜介が実写映画化した『ドライブ・マイ・カー』からは、「人の気持ちを完全に理解することはできない。しかし、わかろうとすることを諦めない」という、ひたむきな姿勢と、強い意志が感じられる。濱口と大江崇允が執筆し、結果的に『カンヌ国際映画祭』で脚賞を受賞することとなった映画版のストーリーを、村上も文書を通じて快諾したのだそうだ。 突き詰めると自分以外には「他者」しか存在しないこの世界で、人々が共生していくことはできるのだろうか? 映画『ドライブ・マイ・カー』を観て

    カンヌ4冠『ドライブ・マイ・カー』の誠実さ 濱口竜介に訊く | CINRA
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    bokmal 2021/08/22
  • アニメと共振するテン年代のUSラッパーたち。響き合う作品世界 | CINRA

    アメリカのポップカルチャーで存在感を強める「Anime」のイメージ 「Anime」という英語がある。ここには、ディズニー映画『シンデレラ』のようなアニメーションは入らない。ウェブスター辞典の表現を借りれば、展開の多い物語のなかで色鮮やかなグラフィックでキャラクターが描かれた「日発祥のアニメーションスタイル」、つまりは日式アニメを指す言葉なのだ(異論が出そうな定義だが、稿では以下、これを「アニメ」と記述)。 米国文化圏におけるアニメのイメージは、アニメファンとして知られる人気ラッパー、Lil Uzi Vertの“Ps & Qs”(2016年)ミュージックビデオを見れば捉えやすいだろう。 ヒップホップ文化と混じり合っているものの、巨大な目、カラフルな髪色、ティーンの主人公と学園舞台、「さん付け」文化、そして『ドラゴンボール』に代表されるような派手なアクションとパワーアップする変身……こう

    アニメと共振するテン年代のUSラッパーたち。響き合う作品世界 | CINRA
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    bokmal 2021/06/18
    米国のアニメ浸透と比較的貧しい家庭環境との関連を説明した記事をどこかで読んだ気がする。/あたしとヤりたいなら大学の授業料払ってよ♪がアニメの世界にも入ってくるのか、ただヨソでウケてるワーイで終わるか。
  • 都築響一が語る、日本のファッションの面白さ、本当のかっこよさ | CINRA

    2020.06.24 Wed Sponsored by 東京オペラシティ アートギャラリー『ドレス・コード? ―着る人たちのゲーム』 おしゃれってなんだろう? パーフェクトなルックスのモデルやインタスタグラマーたちが、日々ファッション誌やInstagramを通して、しつらえのよい服やアクセサリーを身につけて理想のビジョンを提供する。そのように流通しているファッションとはいったい誰のためのものなのだろうか? そんな悩ましい疑問も含めて「ファッションとは?」を考える機会になるのが『ドレス・コード? ―着る人たちのゲーム』展だ。時代、地域、社会階層文化に紐づくファッションのコード(規範)を多角的にとらえる同展では、西欧を中心としたハイファッションのみならず、俗に言うヤンキーやオタク系の文化風俗も取り上げられている。 そんなファッションの多面性を考えるため、同展出品者でもある都築響一に話を聞く機

    都築響一が語る、日本のファッションの面白さ、本当のかっこよさ | CINRA
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    bokmal 2020/06/27
    “日本はどこの町の商店街にも洋品店がある洋品店文化の国” 10代の頃お下がりで貰った50〜60年代の注文服で、周りが誰も着ていないデザインや色を着ることに慣れた。服は部族のコードではあるが個のものにもなりうる
  • 菊地成孔が渋谷PARCOでお買い物。買うことは、生きている実感 | CINRA

    2019年11月。3年のときを経て、その佇まいを一新した渋谷PARCO。オープンからおよそ2か月が経ち、変革期を迎える渋谷の新たなカルチャーの拠点、そしてインスピレーションに満ちたお買い物の場として、すでに足を運んだ人も多いかもしれない。 そんな渋谷PARCOを舞台に、3名のゲストそれぞれのリアルなお買い物に迫る連載企画「新生・渋谷PARCOで紡ぐ、3人のお買い物ドキュメンタリー」。コムアイ、菊池亜希子に続き今回は音楽家の菊地成孔が、制限時間2時間、予算10万円というルールのもと、お買い物にチャレンジした。 デパートラバーとしても知られ、時間が許す限り足繁くデパートやファッションビルを巡回しているという菊地成孔。「つねに良客でありたい」と話す彼が、オンラインショッピングがあまねく普及する今、リアルな場におけるお買い物体験に求めるものとは。「コスパ」に対する見解や、変容し続ける東京の街につい

    菊地成孔が渋谷PARCOでお買い物。買うことは、生きている実感 | CINRA
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    bokmal 2020/02/20
    “コストコへ行って、肉やソースが山ほど並んでいるのを見て、その物量から安心感を得ている人っていると思うんですけど、それが僕にとっては女性服とコスメで”
  • 『日プ』で生まれた化学反応。ローカライズ化と、新鮮な男性像 | CINRA

    K-POPとそれを取り巻く事象を、アーティストとファンダムの関係性や、そこに生まれる「物語」に光を当てながら批評するシリーズの第2弾。今回は韓国で一時は社会現象ともなったオーディション番組『PRODUCE 101』、その日版である『PRODUCE 101 JAPAN』に光を当てる。 101人の参加者から視聴者投票のみでデビューメンバーを選出するという『PRODUCE 101』の斬新な仕組みは、国で製作陣による投票の不正操作が明るみになり、もろくもその建前が崩れてしまった。しかし日版は独自の運営体制によって制作されていることから不正はないことが公式に報告されており、まもなく12月11日に最終デビューメンバーを決める最終回が放送される。K-POPの大きな巨大なシーンやアイドルの育成システムを前提とした『PRODUCE 101』が日に持ち込まれた結果、どのような化学反応を起こしたのか。「

    『日プ』で生まれた化学反応。ローカライズ化と、新鮮な男性像 | CINRA
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    bokmal 2019/12/11
    まったく知らない世界の文化を教えられるのはいつも楽しい。
  • 元銀杏BOYZの安孫子と中村、憧れの農家と「農業とパンク」を語る | CINRA

    元銀杏BOYZのふたりの動きが面白い。すでに知られている通り、チン中村こと中村明珍は現在山口県の周防大島に移住し農業を営んでいるが、彼が最初の研修で向かった先は埼玉県三芳町の明石農園だった。代表・明石誠一の実践方法や考え方については映画『お百姓さんになりたい』を見てもらうとして、ふたりに感化された安孫子真哉(現KiliKiliVilla代表)もこのたび農家になるべく勉強を開始。 「音楽家になりたい」というより「自分自身であるために」パンクロックをやっていたふたりが、今まったく同じ理由で自然農やというテーマを見つめている理由とは。明石誠一さんを交えて語り合った農家鼎談は、面白いほどパンク用語満載で進みます! 嫁も子供もいるのに、まだ「自分の納得した生き方がしたい」みたいな青臭いこと言っちゃいました(笑)(安孫子) ―今日は、おふたりがなぜ農業の道に進んだのかを聞かせてください。専門用語が出

    元銀杏BOYZの安孫子と中村、憧れの農家と「農業とパンク」を語る | CINRA
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    bokmal 2019/11/30
    “最初に会いに行ったのは映画化もされた『奇跡のりんご』(2013年)の木村秋則さんですけど”
  • あまりのリアルさに大阪市が慌てた 映画『解放区』を監督らが語る | CINRA

    文化庁からの補助金が全額支給されないことが決定するなど、『あいちトリエンナーレ』の企画展のひとつである「表現の不自由展・その後」をめぐる一連の動きが、14日に同芸術祭が閉会したいまもなお、物議を醸すなか、かつて大阪市の助成金を受けながら、その内容の一部修正を求められた挙句、監督自らそれを拒否。助成金の返還を余儀なくなされた1映画が、完成から5年という歳月を経て、遂に一般公開される。 その映画の名は、『解放区』。友人の自殺を直視したドキュメンタリー映画『わたしたちの特別な時間の終わり』(2013年)でセンセーションを巻き起こした太田信吾監督が、初めてドキュメンタリーではない劇映画として生み出した作品だ。俳優としても活動する太田監督自らが演じる、ドキュメンタリー作家「未満」の男が、紆余曲折の果てに、自らカメラを持って大阪・西成の街に飛び込んでいくというこの映画。ドキュメンタリーの手法を用い

    あまりのリアルさに大阪市が慌てた 映画『解放区』を監督らが語る | CINRA
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    bokmal 2019/10/19
    三人並んで歩いてる写真がなんか面白い。
  • 小林清乃が関心を持つ、市井の人が残した記録物と世界との関係 | CINRA

    毎年3名の新進アーティストを紹介する現代美術の公募展『shiseido art egg』。ファイナリスト全員が女性となった今年度、その2番目に登場するのが小林清乃だ。 大学で映像を学び、出版社や新聞社で働いた経験を経た小林は、「名もなき人たち」の声に興味を持ち、それをさまざまな手法で伝えることを続けてきた。今回展示されるのも、日戦争に敗れた1945年に、複数の女性たちがやりとりした数十通の手紙をもとにした、サウンドインスタレーション。自分が経験したこと、愛好する趣味などについての手紙を朗読する複数の声がやがて、ある物語を紡いでいくような時間と空間を、小林は「星座のポリフォニー(多声音楽)」として構想したという。数週間後に個展を控えた小林に、話を聞いた。 1945年に、東京の女学生がやりとりした50数通の手紙から制作されたインスタレーション ―今回出品する『Polyphony 1945』

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    bokmal 2019/09/02
  • ジョン・ルーリーの個展『Walk this way』がワタリウム美術館で開催 | CINRA

    展覧会『ジョン・ルーリー展 Walk this way』が4月5日から東京・外苑前のワタリウム美術館で開催される。 1952年にアメリカで生まれたジョン・ルーリー。アート・リンゼイらと結成したThe Lounge Lizardsのサックス奏者として活動したほか、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『ダウン・バイ・ロー』といったジム・ジャームッシュ監督作への出演でも知られる。1990年代にライム病を患い音楽活動と俳優業を休止。2006年にはアメリカ・ニューヨークのP.S.1で展覧会『ジョン・ルーリー: works on paper』を行ない、2010年には、展覧会『ジョン・ルーリー展 ドローイング You are Here』をワタリウム美術館で開催した。 『ジョン・ルーリー展 Walk this way』は、ジョン・ルーリーにとって、ワタリウム美術館で開催する2回目の展覧会。会場では、絵画を

    ジョン・ルーリーの個展『Walk this way』がワタリウム美術館で開催 | CINRA
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    bokmal 2019/04/05
    “『お尻みたいな花を咲かせた木、また満開』Buttock tree is in full bloom again,2” いいタイトル。訳がいい。
  • 中野雅之が語る、BOOM BOOM SATELLITES終了後も進む音楽観 | CINRA

    2019.04.03 Wed Sponsored by 中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES)『PSYCHO-PASS Sinners of the System Theme songs+ Dedicated by MASAYUKI NAKANO』 BOOM BOOM SATELLITES・中野雅之の初ソロ名義作品『PSYCHO-PASS Sinners of the System Theme songs+ Dedicated by MASAYUKI NAKANO』を聴いて、心底驚いた。アニメ『PSYCHO-PASS』テーマ曲の「リミックス集」と聞いていたのに、そこには、「リミックス」を超えた創作が施された「中野雅之の音楽作品」があったから。 1990年、BOOM BOOM SATELLITES結成。2016年6月、最後のEPリリース。2016年10月、ボーカル・川島道行逝去

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    bokmal 2019/04/04
  • 石野卓球が関西電気保安協会サウンドロゴをテクノ調にアレンジ、新動画公開 | CINRA

    関西電気保安協会の新ウェブ動画「関西電気保安グルーヴ」が日3月1日に公開された。 ウェブ動画「関西電気保安グルーヴ」には、関西圏で浸透している関西電気保安協会のサウンドロゴを、石野卓球(電気グルーヴ)が作業中の「音」を組み合わせてテクノミュージック調にアレンジした楽曲を使用。実際に関西電気保安協会に所属している協会員も登場し、突然の停電に怯える少女を救うために迅速に対応する様子が描かれている。

    石野卓球が関西電気保安協会サウンドロゴをテクノ調にアレンジ、新動画公開 | CINRA
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    bokmal 2019/03/01
    グレゴリオ聖歌とかブルガリアンボイスぐらい「異物」として扱っても面白いと思う。