2009年09月05日12:00 カテゴリ書評/画評/品評Culture それでは何人になるべきか? - 書評 - もうアメリカ人になろうとするな ディスカヴァーより献本御礼。 もうアメリカ人になろうとするな 柴田治呂 読まれるべき、しかし鵜呑みにしてはならないダメ本。ダメという点においては鳩山論文を凌駕する。だからこそ目を通しておくべき。 元住人として弾言する。本書の「アメリカ人」はアメリカ人にあらずと。 現住人として弾言する。本書の「日本人」は日本人にあらずと。 にも関わらず、なぜ日本人たちは本書の「アメリカ人」や「日本人」をみてうなずいてしまうのか。そこに問題を解く鍵がある。 本書「もうアメリカ人になろうとするな」は、元技術系通産官僚という、今の日本のイメージ = 虚像を内外にたらしめた立場にあった著者が、著者の脳内イメージに基づく「アメリカ人」と「日本人」を論考し、そして「日本人」