パン屋で、ケーキ店で、百貨店で、スーパーで。先月末あたりから、やたらと「シュトレン」なるものを見掛けないだろうか。シュトレンとはドイツ発祥のクリスマス菓子で、表面に粉砂糖などをまぶした、ゴツゴツした見た目が特徴だ。 中身は、小麦粉生地を発酵させたパン菓子で、ドライフルーツやナッツなどが練り込まれている。もともと、キリストの誕生を待つ4週間の待降節(アドベント)の期間、少しずつ切って食べるもので、その間、味が徐々に変わっていくのが楽しめる。 11月末~12月上旬に店頭に並ぶシュトレンだが、日本でも人気店のシュトレンは予約が殺到したり、行列ができたりするほど。「シュトレン食べ比べ」イベントも各地で行われており、パン祭りで人気の「青山パン祭り」も、12月17日から2日間にわたって全国のパン屋のシュトレン25種類の食べ比べができるイベントを開催。フリマアプリ「メルカリ」でもこの時期になると、売り切