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建築に関するbookseller56のブックマーク (10)

  • 「1つの家族で1つの住宅」は本当に必要なのか 光嶋裕介が『脱住宅「小さな経済圏」を設計する』(山本理顕・仲俊治 著)を読む | 文春オンライン

    『脱住宅「小さな経済圏」を設計する』(山理顕・仲俊治 著) 建築が社会の鏡であれば、その建築を設計する建築家の責任は大きい。山理顕は社会に対する責任を痛感しながら新しい建築の姿を模索し続ける、戦う建築家である。 『脱住宅』と題されたこのは、山と事務所の元所員であり、共同研究者でもある仲俊治によるマニフェストである。経験豊富な山の実践を紹介する「試行」と、仲のつくった《堂付きアパート》を中心に具体的な脱住宅のカタチを示した「提案」という二部構成になっている。挑発的なタイトルだが、二人が一貫しているのは、社会全体がごくごく当たり前のように信じている「一住宅=一家族」という、そもそもの前提を疑うことだ。 都市で働いて、家に帰ってきたら家族と事をして寝るための住宅という常識。庭付き一軒家というアメリカンドリームは、今でも有効なのだろうか。少子高齢化が進み、ジェンダーによる家族の在り方

    「1つの家族で1つの住宅」は本当に必要なのか 光嶋裕介が『脱住宅「小さな経済圏」を設計する』(山本理顕・仲俊治 著)を読む | 文春オンライン
  • いまいるその場所で|ちくまプリマー新書|森田 真生|webちくま

    5月刊行のちくまプリマー新書『建築という対話 僕はこうして家をつくる』(光嶋裕介著)について、独立研究者の森田真生さんに解説をいただきました。 『建築という対話』と題した書であるが、中身は「家をつくること」以上に、「人と人の関係をつくること」について語られている。著者にとって「建築する」とは、まず何よりも「人間をつくる」ことなのだろう。難解な芸術論や空間論をふりかざすのではなく、抽象的な身体論を捏(こ)ねるでもなく、著者は屈託なく、家族や師匠への愛を打ち明け、人生を形作った縁を喜び、さらに豊かな人と人との関係を育(はぐく)むための、家づくりへのアプローチを語る。 こんなにまっすぐで、こんなに素直な目的を抱いて、人は建築家であり続けることができる――そのことに勇気づけられる若い読者も、少なくないはずだ。 ぼくは著者の友人として、彼が若い学生などと接する場面を、これまでにも何度か目撃してきた

    いまいるその場所で|ちくまプリマー新書|森田 真生|webちくま
    bookseller56
    bookseller56 2017/07/01
    光嶋裕介『建築という対話 僕はこうして家をつくる』書評(評者:森田真生)
  • 【手帖】建物を切断してみると…

    『断面で読み解く世界の建築』(ポール・ルイス、マーク・ツルマキ、デヴィッド・J・ルイス著、グラフィック社・2800円+税)は、主にプロや建築を学ぶ学生に向けた専門書である。けれども、建物をスパッと垂直に切って中身を見せる断面図は、シロウトが見ても単純に面白い。現実には見られない風景だからだ。 床や壁の位置関係や、吹き抜け、エレベーターなどが一望できる断面図からは、人の動きや空気の流れ、光の入り方が容易に推測できる。掲載されているのは、世界のスター建築家による名作ばかり。現代建築の斬新な構造、ユニークな発想も、断面から見えてくる。(黒沢綾子)

    【手帖】建物を切断してみると…
    bookseller56
    bookseller56 2017/02/06
    『断面で読み解く世界の建築』(グラフィック社) http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?p=34529
  • 南極で家を建てるには 『南極建築 1957-2016』 - HONZ

    地球上で、家を建てるのが大変な場所はどこだろう? ジャングル? 砂漠? ツンドラ? 南極や北極? 極地観測のために建てられた南極基地の建築物を、写真と丹念な解説で見せてくれるこの一冊。昭和基地をはじめとする、極限環境での建築の数々は、こんな技術や人に支えられていた! こんなにすごいことをしていたなんて、知らなかった。 このの感想はこの一言に尽きるかもしれない。 南極といえば、高倉健がタロとジロを抱きしめる映画『南極物語』を思い出す人も多いだろう。1911年の、アムンゼンとスコットの壮絶な南極点到達競争を読んだことのある人もいるかもしれない。そういえば私は、「船の科学館」で南極観測船「宗谷」を見学した記憶もある(1979年から保存展示されているが、移設のため、一時的に2017年3月末まで一般公開を休止中。この「宗谷」もまたロマンあふれる船だ)。 と、その程度の知識しかない人でも読み応えじゅ

    南極で家を建てるには 『南極建築 1957-2016』 - HONZ
  • 光嶋裕介×三島邦弘×大井実トークショー「これからの街」を考えよう ~建築・出版・書店、それぞれの視点から~(1)|本のこぼれ話|みんなのミシマガジン

    bookseller56
    bookseller56 2016/11/15
    「図面を書いて、それを再現するだけでは、『完成(竣工)』しただけで終わってしまいそうな気がする。それが怖いので、ぼくは現場で色んなことを考え続けて、アイデアを更新し続けたい」
  • 松家仁之×光嶋裕介 これからの建築を語る(1)|今月の特集1|みんなのミシマガジン

    先月9月17日、建築家、光嶋裕介さんの著書『これからの建築 ~スケッチしながら考えた』が発売となりました。 みんなのミシマガジンでの連載「これからの建築スケッチ」を大幅に加筆修正して1冊となった書は、内田樹先生の凱風館や、アジアン・カンフー・ジェネレーションの舞台などを手がけてきた、現在37歳の光嶋さんが、未来の40代、50代になった自分に向けて綴ったマニフェストのような一冊です。 書の発売と時を同じくして、光嶋さんは外苑前の画廊「ときの忘れもの」にて、ドローイングの個展を開催。その会場で、光嶋さんたっての願いで、小説家で、敏腕編集者でもある松家仁之さんとの対談が実現しました。 松家さんから見た、建築家・光嶋さんの特徴とは、そして、建築家を主人公にした小説『火山のふもとで』を書かれた松家さんに、光嶋さんがどうしても聞きたかったこととは。3日間にわたってお送りします。お楽しみください。

    松家仁之×光嶋裕介 これからの建築を語る(1)|今月の特集1|みんなのミシマガジン
  • 今週の本棚:松原隆一郎・評 『非常識な建築業界−「どや建築」という病』=森山高至・著 - 毎日新聞

    (光文社新書・842円) 奇天烈さより「リファイニング建築」を 新国立競技場の改築は、呪われたかのようだ。国際コンペでザハ・ハディド案を選出、批判続出で撤回、再コンペで出直し、新案にパクリ疑惑と聖火台不在が発覚、そしてハディド氏の急死。撤回がケチの付け始めだったかのようだが、しかしあのままザハ案で強行していればさらに恐ろしい事態に立ち至っただろう。 売り物のキールアーチは物理的に巨大すぎて施工できず、陸上競技はサブトラックがなく世界選手権に使えず、屋根を閉めると天然芝が死んでサッカー場・ラグビー場にもならず、屋根を開けたままだと八万人を集める音楽イベントは騒音源となり、駅までの導線がないため超満員の聴衆は深夜まで難民と化す。それでいて新築費用の3000億円と毎年の補修費は税金となってのし掛かってくるのだ。 この記事は有料記事です。 残り1040文字(全文1397文字)

    今週の本棚:松原隆一郎・評 『非常識な建築業界−「どや建築」という病』=森山高至・著 - 毎日新聞
  • 【新国立競技場】「なぜ実務家たちは、ザハ・ハディドを支持するのか」建築家・藤村龍至さんに聞く

    ――今回の白紙撤回に至る経緯で、専門家の知見と、一般層の考えるあるべき姿に、大きな隔たりがあると今、感じています。たとえば「コンペできちんと費用を見積もりができないのはダメだ」と批判の対象になりました。あのコンペについて、建築家としてどう思いますか? あのコンペは「デザインコンクール」という少し変わった名称がついていて、まず、提案された大まかな考え方とイメージをもとにリーダーとなる設計チームを選ぶのが目的のコンペでした。そこでまずザハ・ハディド事務所が「デザイン監修者」という肩書きで選ばれ、その後の「フレームワーク設計」という段階でもう一度プロポーザルコンペが行われて、要件を整理しつつザハ事務所ら海外チームと連携を取りながら詳細の設計作業を進め確認申請や見積もりを出すための実施図面を作成するチームとして梓設計、日設計、日建設計、アラップジャパンの4社からなる設計JVが日側のチームとして

    【新国立競技場】「なぜ実務家たちは、ザハ・ハディドを支持するのか」建築家・藤村龍至さんに聞く
  • 【自作再訪】原広司さん「梅田スカイビル」 空中庭園の幻想をかたちに(1/6ページ)

    ■「物語」のある建築だけが、残っていくのではないでしょうか 大阪のランドマークとして国際的知名度を誇る「梅田スカイビル」は、超高層ビル2棟を最頂部で連結するという、世界でも類を見ないチャレンジから生まれた。デザイン・設計を手掛けたのは建築家で東大名誉教授の原広司さん(79)。斬新な発想の源には、古来、人類が思い描いてきた「空中庭園幻想」があるという。(黒沢綾子) ◇ それまで超高層建築を手掛けたことはなかったし、(指名された設計事業者のうち)自分の案が選ばれるとは思いませんでしたね。 《JR大阪駅の北西、スカイビルがそびえ立つ「新梅田シティ」は、バブル景気にわく昭和62年、計画地を有する積水ハウスなど4社が始めた4・2ヘクタールに及ぶ開発プロジェクトだった》

    【自作再訪】原広司さん「梅田スカイビル」 空中庭園の幻想をかたちに(1/6ページ)
  • 【私と震災】「頑張って新しいまちをつくるぞという意気込みしぼんできた」 建築家・伊東豊雄さん 均質化への懸念も現実に(1/3ページ)

    大津波に襲われた東北の沿岸部ではいま、防潮堤の建設、かさ上げ、高台移転へ向けた土木工事が至る所で行われ、似たような復興公営住宅が続々建設されている。建築家の伊東豊雄さん(74)は、ため息混じりに言う。「その土地の特性を生かした復興があるはずなのに。均質化への懸念が、現実になりつつありますね…」 被災した人々が集い、復興について考える拠点「みんなの家」を各地でつくり続けてきた。建築家有志ととともに、多くの支援や協力を得てこれまで完成させたのは14件。さらに岩手県釜石市の再生に復興ディレクターとして関わった。 東日大震災から5年。「頑張って新しいまちをつくるぞという被災地の人々の当初の意気込みが、ちょっとずつ、しぼんできた印象を受けます」 × × × ちょうど3年前、伊東さんはこんな憂慮を口にしていた。〈このままでは典型的な郊外の風景-大型店舗があって均質な集合住宅や建売住宅が並ぶ、歴史や文

    【私と震災】「頑張って新しいまちをつくるぞという意気込みしぼんできた」 建築家・伊東豊雄さん 均質化への懸念も現実に(1/3ページ)
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