米Microsoftが3月29日に、2014年以来となる大規模な組織再編を発表した。CEOのSatya Nadella氏が社員に送ったメッセージを公表した形の発表だったが、それを読んで私は自分の目を疑った。そうとはっきりと書かれていないものの、これまでずっとMicrosoftという企業の中心にあり続けてきたWindowsが降格している。 前回の再編はNadella氏がCEOに就任してから打ち出した「モバイルファースト、クラウドファースト」戦略に沿ったものだった。そして今回は、モバイルやクラウドが普遍化したことを踏まえてMicrosoftが新たな戦略として新たに打ち出した「インテリジェントクラウドとインテリジェントエッジ」に向けた再編である。 そうした戦略の大きな転換があっても、これまでMicrosoftの事業編成はWindowsを軸に組まれてきた。ところが、新しい組織では従来のWindow
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