中継電話サービスに接続するためのプレフィックス番号を自動で付与する「オートプレフィックス」の導入で、2021年以降、MVNO各社が続々と音声通話料を引き下げている。事業者によって価格は異なるが、大手キャリア(MNO)の半額程度の30秒11円(税込み)を打ち出す会社は多い。従量制の価格が下がっただけでなく、5分や10分など、時間を区切った通話定額や、完全かけ放題のオプションを導入するMVNOも増えている。MVNOというとデータ通信に注目が集まりがちだが、音声通話も古くて新しいテーマの1つといえる。 そんな中継電話の仕組みを使い、古くから格安の音声通話サービスを提供していたのがジーエーピーの提供する「G-Call電話」だ。その歴史は、スマートフォン以前のフィーチャーフォン全盛期までさかのぼることができる。当時は、電話帳にプレフィックス番号をつける形だったが、スマートフォンが主流になり、サービス