有田芳生の『酔醒漫録』 ジャーナリストの視点で挑む日本の根本的転換。その眼から見た日々の雑感を綴ります。「酔醒」は中国の「梁書」にある「酒を飲むこと能はざるも、賓客交遊を好む。終日獻酬して、其の酔醒を同にす」から取りました。 12月14日(火)朝日新聞による菅政権支持率は21パーセント。20パーセントを割ると予測されていたが、このままでは時間の問題。世間で意見を聞けば小沢一郎国会招致問題は「コップの中の嵐」。「こんな大事なときに何をやっているのか」との嘆きが多い。注目すべきは2つ。「政権交代で政治はよくなったか」との質問に、「よくなった」(8パーセント)、「悪くなった」(22パーセント)、「変わらない」(66パーセント)。政権交代で暮らしが変わると期待していたことが、この数字からもわかる。しかも「いまの自民党に政権を任せてもいいか」との質問には、「そうは思わない」(57パーセント)。菅政権