この本、ヤバすぎ。遠藤さんも読んだらきっとスナック菓子を食べられなくなりますよ。カバーデザイン、ガツンとかましちゃいましょう! 半年ほど前のこと。ブックデザイナーである私の元へ、日経BPの編集者さんから興奮気味にお仕事の連絡をいただいた。 原書のタイトルは『Salt Sugar Fat』、日本語タイトルは『フードトラップ』。副題は ―食品に仕掛けられた至福の罠― である。 この本について簡単に紹介させていただくと、クラフト、ネスレ、カーギルといった巨大食品企業が、消費者に自社の製品を買わせるために、どのように中毒性、習慣性を植え付けるように罠を仕掛けているか、その内幕を詳細に描いた骨太のノンフィクションだ。 昔「やめられない、とまらない」というコピーで人気になったスナック菓子のCMがあったが、砂糖や塩、脂肪を食べると、人間の脳は幸せを感じる。これら3つの成分の量と組み合わせを調整していくと