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ブックマーク / honz.jp (38)

  • 『自衛隊の闇組織』「別班」は実在する! - HONZ

    TBSのドラマ『VIVANT』が話題だ。我が家もドはまりしていて家族は毎週考察に夢中である。主人公の乃木憂助は自衛隊の裏の組織「別班」の工作員だったが、その後テロ組織の一員となった。「潜入」なのか「転向」なのかはいまのところ不明だが、予測を裏切る脚が売りなので、この先もあっと驚く展開が用意されているのかもしれない。 さて、設定が自衛隊の秘密部隊ともなると、当然のことながら家族からこんな疑問の声があがる。 「“別班”って当にあるの?」 「あるよ」即答したら、「え―――っ!?」と大興奮。そこで別班の成り立ちや任務、公安との違いなどを解説してやると、子供たちは珍しく尊敬の眼差しである。それだけではない。日頃、掃除機での山を突き崩す嫌がらせを繰り返すまでもが感心しているではないか。ひさびさに父親の面目を保てた気分だが、実は解説のほとんどが書の受け売りだというのは秘密である。もっともドラマ

    『自衛隊の闇組織』「別班」は実在する! - HONZ
    bridgestone
    bridgestone 2023/09/09
    フィクションだと思っていたらば、ぼちぼちと外堀が埋まり始めていた(当然創作要素も多かろうが←VIVANTの事ね)。
  • 『性表現規制の文化史』えっちがいけないことなのは何故か - HONZ

    書、表紙が素敵なのだ。 裸の成人女性からうまい具合に乳首を隠したイラスト、線画の描写ゆえ生々しさはなく90年代に流行ったオシャレ系マンガの表紙のようである。 とは言えハダカはハダカ、サラリーマンばかりの通勤電車で読むのは平気だった私もさすがに目の前に小学生男子が立っている中では書の続きを読むのをためらった。 こんな風に感じるのは何も私だけではないだろう。そもそもたとえ乳首が隠されていたとしても裸の成人女性が描かれた表紙を人前で出すこと自体やりたくないという人も多いはずだ。(うん、屋さんでカバーかけて貰えるのってとっても大事かも)。 この「通勤電車ならいいや」と「でも小学生男子には刺激が…」の線引きをしている私の気持ちは一体どこから生じているのだろうか。 えっちなのは、いけません! 我々(少なくとも私は)はそう刷り込まれている。だから、公共の場でえっちなイラストの表紙のを出すのがため

    『性表現規制の文化史』えっちがいけないことなのは何故か - HONZ
  • 『愛人形 LoveDollの軌跡』人形には魂が宿る - HONZ

    今回はスマホに保存してある美しい女性たちの姿をこっそりお見せしよう。家族はもとより友人や同僚にも見せたことのない秘密の画像である。満員電車の中などでご覧の方はどうぞご注意を。 こちらがその画像である。 実はこの美しい女性たちの正体は「ラブドール」。そう、性具の一種として、あるいは愛玩用などのためにつくられた人形なのだ。 先日、渋谷で『今と昔の愛人形』展という一風変わった展覧会が開かれた。老舗ドールメーカー「オリエント工業」が40周年を迎えたのを記念して、これまで同社が手掛けてきたラブドールが勢揃いしたのである。 こぢんまりとしたギャラリーだが、ずらりラブドールが並ぶと、さすがに壮観だ。驚いたのは客のほとんどが若い女性だったこと。ごく一部の展示エリアを除き撮影自由だったため、彼女たちは嬉々として写真を撮りまくっていた。その邪魔にならないように遠慮がちにスマホをかざす47歳のおっさんは、明らか

    『愛人形 LoveDollの軌跡』人形には魂が宿る - HONZ
  • 『映画と本の意外な関係』 メグ・ライアンのサンドイッチ - HONZ

    書を読んで、映画とともに過ごした20代を思い出した。恋もしていた。それはまるで『紀州のドンファン』(栗下直也のレビューはこちら)のような季節だった。・・・と、そんなことを書きたかったわけではない。読後に起きた、生活の変化について書きたかったのだ。 私は、遅ればせながらAmazonプライムに登録し、スマホの通信容量をあげて、会社の行き帰りの電車の中で映画を観るようになった。小さい子供がいると家で映画を観る時間がないため、通勤電車なのである。 それは、めくるめく変化だった。いま、アメリカ社会は大きく揺れ動いている。かの国の文化への関心が、自分史上最高に高まっている時期である。行きと帰りの約1時間。2日で1。完全に映画にハマってしまった。 これまで、ネット記事のチェックに使っていた時間が、映画鑑賞の時間に替わった。使ってなかった脳を使っている感じがする。しかも、漫然と観ていた20代とは異なる

    『映画と本の意外な関係』 メグ・ライアンのサンドイッチ - HONZ
  • 『MUJI式 世界で愛されるマーケティング』時代や文化を超える、暮らしの普遍性とは何か? - HONZ

    特徴のないことが、特徴になるブランド? 『MUJI式 世界で愛されるマーケティング』は、無印良品の商品開発やブランドを理論と実践の二つの側面から解説した一冊だ。ブランドのエッセンスが非常に容易な言葉で描かれており、MUJIの世界観を分かりやすく伝えてくれている。 私が初めて無印良品と出会ったのは、コンビニで文房具を買った時のことだったと思う。コンビニなのに明らかに洗練されたノートやペンが揃っており、それ以降は無印良品を探してコンビニを何件かはしごしたこともあるくらいだ。 しかし書の冒頭を読み始めたら、その時「洗練された」と感じたのが記憶違いだったのかもしれないと思うほどの衝撃を受けた。そこでは、以下のように説明されている。 MUJIは、世の中のいろいろなブランドに対して、「特徴がない」ことが特徴となれるブランドなのである。 つまり「特徴がない」はずのものが、私の目には「洗練されたもの」に

    『MUJI式 世界で愛されるマーケティング』時代や文化を超える、暮らしの普遍性とは何か? - HONZ
  • 『日米開戦と情報戦』目的の不明確さが招いた悲劇 - HONZ

    日米戦争(太平洋戦争)とは何だったのか?なぜ今日に至っても歴史的評価が定まらないのか?そもそも日は何のためにアメリカ戦争したのだろうか? 著者が指摘しているように、過去の出来事を知っている我々は、歴史に対して神の立場に立っている。全ての結末を知っている現在から、過去の人々の判断や行動を後講釈で説明しても意味がない。 「ルーズベルト大統領は真珠湾攻撃を知っていた」(ルーズベルト大統領は、ヨーロッパへの参戦の口実を作るため、攻撃を放置した)というありがちな陰謀論を斥け、「アメリカは真珠湾の軍事的脆弱性は十分理解していたが、日による真珠湾攻撃に政治的・軍事的妥当性はないと判断していた」というのが筆者の見立てである。 冷静に考えてみれば、アメリカとイギリスが日の暗号を解読していて日軍の行動が筒抜けであったのなら、なぜ真珠湾の太平洋艦隊を壊滅させられ、フィリピン、マレーシア、シンガポールな

    『日米開戦と情報戦』目的の不明確さが招いた悲劇 - HONZ
  • 『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』は、ここまでの作家人生の、一つのピリオドとなる作品になりました。 - HONZ

    『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』は、2007年に起きた凄惨な強盗殺人事件を、被害者の磯谷利恵さんの人生を軸にたどったノンフィクションだ。すでにHONZでもレビューが掲載され、大きな話題を呼んでいる。これまで4作の作品を書いてきた大崎善生さんは、5作目の題材に選んだ作を「作家人生のピリオド」とまでいう。その言葉の裏側には、どのような思いがあったのか?(HONZ編集部) ――『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』は、2007年に起きた凄惨な強盗殺人事件を、被害者の磯谷利恵さんの人生を軸にたどるノンフィクションです。この事件を題材にしようと思われたきっかけはなんだったのでしょうか。 大崎 この事件は、私の息子が2歳のときに起こったんです。その当時、私はいつも午前中、子どもをあやしながらワイドショーを見るような生活をしていたんですよね。この事件は闇サイトで集まった無関係の男たちが起こしたも

    『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』は、ここまでの作家人生の、一つのピリオドとなる作品になりました。 - HONZ
  • 『「火附盗賊改」の正体 幕府と盗賊の三百年戦争』江戸は意外と治安が悪い? - HONZ

    火附盗賊改といえば、池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』を思い浮かべる人も多いであろう。特にテレビドラマで中村吉右衛門が演じる長谷川平蔵が「火附盗賊改である!」と見得を切るシーンは有名だ。 ところが、小説やドラマなどで有名な火附盗賊改という組織がどのような組織であったのかと問われると、私をはじめ多くの人が明確には答えられないのではないか。そもそも江戸の治安を守っていたのは北町、南町の奉行所ではないのか?という疑問が湧いてくる。小説映画、果ては漫画まで江戸時代を扱う作品は巷にあふれるように存在している。そのために、この時代の事はなんとなく知っているように思いがちだ。火附盗賊改もそんな存在の一典型ではないだろうか。 では火附盗賊改とはどのような組織であったのだろうか。それを知るには徳川幕府創世記の慶長・元和の時代まで遡る必要がある。戦国の余風が残るこの時代には滅亡した大名家の残党とも言うべき人々が

    『「火附盗賊改」の正体 幕府と盗賊の三百年戦争』江戸は意外と治安が悪い? - HONZ
  • 『原子力政策研究会100時間の極秘音源 メルトダウンへの道』 - HONZ

    に暮らす人々は、日における「原発の歴史」をほとんど知らなかった。 原発とは何で、いかに導入されて、いかなる社会的な位置づけをなされてきて、いかなる課題と可能性を抱えながらいまに至っているのか。 それは「不勉強のせい」だけではない。そもそも、福島第一原発事故以前、「原発の歴史」を一般向けかつ体系的、あるいは通史的に整理した人文社会科学系の研究・書物がほとんどなかったからだ。吉岡斉ひとし『原子力の社会史』や武田徹『「核」論』、あるいは反原発運動の記録など一部の予言的な学術研究を除き「原発の歴史」は明文化されることがほとんどなかった。あるのは、特筆すべきできごとに立ち会った関係者の残した文書や、頭の中に眠っている断片的な記録・記憶に過ぎなかった。 その記録・記憶を掘り起こし、歴史に変換する作業が、3・11後、一定程度進んだのは間違いないことだ。安全神話の陰で指摘されていた危険性や、不公正な

    『原子力政策研究会100時間の極秘音源 メルトダウンへの道』 - HONZ
  • アルツハイマー病のすべてがわかる!『記憶が消えるとき-老いとアルツハイマー病の過去、現在、未来』 - HONZ

    いまや、アルツハイマー病という疾患名はあまねく知られている。しかし、何がアルツハイマー病の原因なのか、どんな人がなりやすいのか、そして治療は可能なのか、となると、ほとんどの人は知らないだろう。恥ずかしながら、医学部で病理学を教えている私もよく知らなかった。研究が日進月歩であり、その原因や治療法についてはまだ確定的なことがわかっていないからだ、と、とりあえずの言い訳から始めたい。 アルツハイマー病は、いうまでもなく、認知機能の低下と人格の変化を伴う認知症の一種である。認知症の6割をも占めるとされる疾患であるが、ドイツ人医師アロイス・アルツハイマーがチュービンゲンで1906年に、最初の症例アウグステ・Dを報告してから何十年もの間、全く興味をひかなかった。それには二つの理由がある。一つは、アウグステ・Dが46歳での発症、初診時51歳であったことから、若年性の特殊なタイプの認知症であり、よくある老

    アルツハイマー病のすべてがわかる!『記憶が消えるとき-老いとアルツハイマー病の過去、現在、未来』 - HONZ
  • 『私のインタヴュー』「女優の私」から「個人の私」へ - HONZ

    高峰秀子という大女優が市井の人々に対して抱いた恐れと羨望の気持ちを、書はとても繊細に表している。 書が最初に出版されたのは、1958年である。その後、2012年に新潮社より復刊され、今回文庫として再登場した。高峰秀子にとって、『巴里ひとりある記』と『まいまいつぶろ』に続く三冊目となる。今まで自分という人間に焦点を当てることを避けていた彼女が、いきなり堰を切ったように、音を吐き出したのが作だ。1958年は、彼女にとって一体どんな時期だったのだろうか。 それは、書の巻末にある、斉藤明美氏の「”普通”へのあくなき憧れと畏れ 〜 亡き母・高峰秀子に捧ぐ」に書かれている。1958年とは、高峰が松山善三と結婚して1年半ほど経った頃だ。5歳で映画界デビューを果たし、年に20も30映画に出演した子ども時代、小学校に通い学ぶ機会さえ与えられず、親類縁者の生活を担ってきた。働き続けて息も詰まり

    『私のインタヴュー』「女優の私」から「個人の私」へ - HONZ
  • 『たのしいプロパガンダ』 大衆煽動は娯楽の顔をしてやってくる - HONZ

    タイトルに違和感を持つ人は多いかもしれない。政治宣伝を意味する「プロパガンダ」と聞けば、権力者を讃える映像や音楽を嫌々に観たり聞いたりする印象が強い。そして、その映像は退屈きわまりなく、楽しいわけがないからだ。 書を読めばその考えは一変する。ナチスはもちろん、欧米や東アジア、そして日でかつて展開されたプロパガンダの実例が豊富に並ぶが、「プロパガンダの多くは楽しさを目指してきた」と著者は語る。銃を突きつけるよりも、エンタメ作品の中に政治的メッセージを紛れ込ませ、知らず知らずのうちに特定の方向へ誘導することこそ効果的だろうと指摘されれば、確かにその通りだ。 中でも、「プロバガンダの達人」として紹介されるのが、北朝鮮の故・金正日。北朝鮮と言えば、将軍様を讃える映画や個人崇拝の歌の数々が頭に浮かぶ。「どこが達人なんだ!」と叫びたくもなるだろうが、金正日の発言からは意外にも硬軟交えて人民を操縦し

    『たのしいプロパガンダ』 大衆煽動は娯楽の顔をしてやってくる - HONZ
  • 『南洋と私』南方から聞こえる、小さな声 - HONZ

    「南洋」という言葉を耳にして、日の元占領地であることがパッと思い浮かぶ人はどれくらいいるのだろう。「南の島」といえば真っ先に浮かぶのは、透き通った海が広がる常夏のリゾートだろうか(まさに自分がそうだった)。しかし、かつて日が日教育を行い、神社を作って参拝させるなど支配を敷いていたのは東アジアだけではないのだ。 グアムを除く赤道以北の地域で、正式に日による委任統治が始まったのは1920年。それまでドイツの植民地だったこの地域は、ヴェルサイユ条約によって日の支配下となった。実際は日が第一次世界大戦に参戦した1914年から軍が占領を始めていたため、1944年まで続いた南洋統治は実質30年に及ぶという。 そうした過去があるものの、南洋の人々は一般的に親日的と言われている。これは占領時に実施された教育制度やインフラの設備などによって、島民の生活水準が向上したことによるものだ。しかし著者

    『南洋と私』南方から聞こえる、小さな声 - HONZ
  • もしもあなたの弁当がキャラ弁だったなら『今日も嫌がらせ弁当』 - HONZ

    お弁当にまつわる親との思い出なら、誰しも少なからず持っているものだろう。昼休みに友達と見せ合いっこをして馬鹿にされたこと、持っていくのを忘れて学校に届けてもらったこと、喧嘩をした後にお弁当箱を渡しながら謝ってみたこと…。かくも、お弁当の持つコンテンツ力の高さは、様々なコミュニケーションを生み出す。 今どきの親子なら、LINEでやり取りをすることも多いかもしれない。しかし、リアルタイムではなく、あえてタイムラグを活用したコミュニケーションをしたらどうなるのか、そして子供のスタンプに対して親が弁当で返事をしたらどうなるのか?書は強すぎる親心ゆえに繰り広げられた、3年に及ぶ母と娘の物語。 舞台は伊豆諸島の一つ、八丈島。この島に住むシングルマザーの母親と、丁度反抗期に差し掛かったばかりの高校生になる娘が登場人物だ。つれない態度を取り続ける娘に対して、ある日母親はキャラ弁作りという報復行為に乗り出

    もしもあなたの弁当がキャラ弁だったなら『今日も嫌がらせ弁当』 - HONZ
  • 『私が弁護士になるまで』文庫解説 by 笠井 信輔 - HONZ

    「ちょっと待って、俺が書くの?」。文庫の解説など書いたことがない。ほかに適任者がいるはずである。しかし電話の向こうでは、あっけらかんと「だって、私が書いた2冊のの両方に出てくるの笠井さんだけなんですよぉ」。電話口なのに、下からいたずらっぽい目でこっちを見上げたような物言いに負けてしまい、返す言葉が見つからない。こうして、局アナから弁護士になった初めての女性のエッセイの巻末に駄文を献上することになった。 確かに、私と菊間の関係は浅くはない。『私がアナウンサー』、そして書に、私が“皆勤賞”なのもその表れなのだろう。 平成7年に彼女が入社してから、その仕事ぶりを見て、自分と似たアナウンスマインドを持ち合わせていると感じていた。くちはばったい言い方だが、「少しぐらい話がちらかっても心を伝える。情報の芯を感情も含めて伝えようという意志の強さを持つアナウンサー」と言えばいいか。何よりも、当時美人

    『私が弁護士になるまで』文庫解説 by 笠井 信輔 - HONZ
  • 『本棚にもルールがある』-編集者の自腹ワンコイン広告 - HONZ

    仕事棚に入れない ・社会人として入れておくべきなのは、「科学」、「歴史」、「経済」 ・棚に並べるのは勝負のみ などといったルールが並ぶ。 棚は、整理が難しい。ギッチリ詰まった棚や、何年も中身が変わっていない棚の持ち主も数多くいるのではないだろうか。は冷蔵庫の品のように賞味期限があるわけでもないし、捨てたり取っておくものの基準もあるわけでもない。 読書が好きであればあるほど、棚は大変難しい問題になっていく。書では、そんな棚を、いつもスッキリ見やすい状態にするのはもちろんのこと、「棚を自分の記憶の外部装置」として機能させたり、「未来手に入れたい知」を手に入れさせたりするルールをお教えしている。 たとえば、「あらゆるを拒まず、大量に受け入れるのが『新鮮な棚』」という項目がある。この「新鮮な棚」とは、著者の成毛さんが、あらゆるを大量に読めるように考え出した、

    『本棚にもルールがある』-編集者の自腹ワンコイン広告 - HONZ
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    お金0.0 / ビットコインが★なくなりました』第9話 2018年09月28日 あなたは1000万円盗まれたらどうしますか? 役者を目指す若者「出野達也」は、思いつきで仮想通貨取引を始めた。 家族に300万円を借金して、全額投資。 瞬く間に増えるお金、豪遊に次ぐ豪遊─...

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  • 実録が現実を喰う!『映画の奈落』北陸代理戦争の仁義なき場外戦 - HONZ

    やくざ映画にドンパチはつきものである。だが、映画と全く同じシチュエーションで実際にモデルとなった組長が殺害されるーーそんなミステリーさながらの事件を引き起こした、前代未聞のやくざ映画があった。 映画『北陸代理戦争』は、”北陸の帝王”と呼ばれた福井川内組組長、川内弘をモデルにした「東映実録やくざ映画」である。映画と現実が連動し、シナリオが進行中のやくざの抗争に影響を与えたという逸話のインパクトは、他の追随を許さない。 この映画、様々な意味で曰くつきの映画と言われている。当初は、東映のヒットシリーズ『新・仁義なき戦い』の最終作として企画されながら、主演の菅原文太が降板したため、『仁義なき戦い』のタイトルを外される。撮影が始まるや否やトラブルが続出し、予告編に登場する渡瀬恒彦は事故のため映画に出演していない。挙句の果てが、俗に三国事件と呼ばれる事件での新聞沙汰である。 そして事件が起こるまでの経

    実録が現実を喰う!『映画の奈落』北陸代理戦争の仁義なき場外戦 - HONZ
  • 『浪速のロッキーを〈捨てた〉男 稀代のプロモーター・津田博明の人生』ボクシングビジネスの光と影  - HONZ

    世界タイトルまで行くには、テレビ局がついてくれなあかん。そのためには注目されることが大事や。おまえがプロデビューしたら、オレが適当な相手を見つけてきたる。おまえはとりあえず倒しまくったらええ。プロは倒してなんぼや。連続KOの日記録を狙うんや 津田の野望は壮大だった。世界王者のトレーナーになる。だが、ボクシング人気全盛の当時、ジムすら持っていない津田がアマチュアで実績を残した才能ある選手に巡り会うチャンスは皆無。津田は考えた。自分で原石を見つけて、磨き上げればいい。有力ジムでない以上、必要なのは「看板」だ。高校インターハイを制して、マッチメイクを工夫してでも「それなりの実績」をつくる。近所でボクシング好きな中学生の竹ノ内秀一に出会い、自宅や公園で二人三脚の練習が始まった。

    『浪速のロッキーを〈捨てた〉男 稀代のプロモーター・津田博明の人生』ボクシングビジネスの光と影  - HONZ