「おい、おいっ! シンスケ! ちょっと何やってんだよ! こっち!」 「おぉ」 「『おぉ』じゃねーよ。遅れてきて何ボォーッとしてんだよ」 「ケンジ、お前、元気か?」 「は? 何だそれ? そんなことより、他に何か言うことあんだろ。ほら、昨日のやつ。ちゃんと聴いてたんだろ?」 「お前が元気そうで、本当に良かったよ」 「だから何なんだよそれ。気持ちわりーな。あ、あれか? 俺が先に『殿堂入り』して悔しいんだろ? いやー、気持ちは分かるよ。分かるけど、そこは大人になれって。俺だってお前のが先に読まれた時はマジかって思ったけど、ちゃんとファンタ買って祝ってやったろ? でもさ、昨日のやつ、あれマジで面白かったろ? 田中なんか爆笑してたもんな。あの瞬間はテンション上がったなー。ラジオ越しに空気が伝わってくるっていうかさ、おぉ! ていう感じが分かったもんね」 「あぁ、『爆笑問題カーボーイ』のやつか。お前あれ、
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