「個人の自由が確保される、そんな地球になってほしい」――。枝野幸男官房長官は21日の記者会見で中東や中国で広がる反体制デモをどう受け止めるかを聞かれ、民主化が進むことへの期待感を語った。 中国でのデモの動きについて、枝野氏は「隣国のことでもあり、今後の情勢をしっかり把握して注視していきたい」と慎重に言葉を選んだ。その上で、各地で高まる民主化要求そのものに対しては「どこの国に限らず、世界中のすべての皆さんに民主的な政治システムと表現の自由が保障されてほしい」と強調。「地球」という言葉を持ち出した。