「三笠フーズはお客さん」 接待受けた農水省課長2008年9月15日9時55分印刷ソーシャルブックマーク 米の流通業務を取り仕切る農林水産省の現場の課長が、事故米の不正転用を繰り返していた三笠フーズの社長から飲食接待を受けていた。「断るのは失礼と思った」。同社は、在庫を抱えた国の「お客さん」だった。流通していた事故米からは、基準値を超える農薬成分が相次いで検出された。 元消費流通課長との一問一答は次の通り。 ――課長時代に三笠フーズから接待を受けたか。 「鳥のおいしいところがありますねん」と誘われ、焼き鳥屋に行った。冬木さんらと、一番高かった溶岩焼きとビールを頼んだ。 ――代金は? 三笠さんに払うてもらったかもしれない。伝票は見てないが少額のはず。豪勢だったら警戒した。仕事の込み入った話はせず、「今年の米はどうですかね」とか世間一般の話をした。 ――便宜供与は? ない。農政事務所には供与でき