帝国データバンクによると、JASDAQ上場のシステム開発会社・トランスデジタルは8月29日、2回目不渡りを出し、事実上倒産した。負債総額は今年3月末時点で約18億590万円。JASDAQ証券取引所は、同社株式の上場を9月30日付けで廃止する。 1969年に設立し、計算受託やコンピュータ関連コンサルティングなどを展開。90年に店頭公開した。その後多角化に失敗し、2000年に進出した携帯電話販売事業も撤退。資本・業務提携先が民事再生法の適用を申請するなど不振が重なり、08年3月期まで3期連続で最終赤字に陥っていた。 ファイナンスは転換社債や第三者割当増資に頼り、直近でも7月後半に新株予約権を発行。8月27日までに31億3000万円が払い込まれていたという。だが28日、取引保証として差し入れていた額面1億3000万円の小切手が1回目不渡りとなっていた。 同社株式は大量の予約権の行使で株数が急増。
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