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ブックマーク / white-cake.hatenadiary.com (8)

  • 携帯物語 - wHite_caKe

    半年前に買ったばかりの携帯を紛失した私が、泣く泣く新しい携帯を購入したときの話です。 「シロイさまの場合は、前回の機種変更から12ヶ月経過していませんので、こちらに表示されている価格に更に一万四千円プラスしての機種変更となりますが、よろしいですか?」 いちまんよんせんえん…… よろしいわけないよね? だってそれ、英世に換算したら14人ってことじゃん。バレーボールチーム二つ作って対戦できちゃうよ? しかも両チーム一人ずつ補欠メンバーを擁することまでできるよ? それほど大勢の英世が私の元を去っていくなんてことが、よろしいわけないだろうがぁぁぁぁぁぁぁ! という言葉が喉まで出かかったのをぐっとこらえ、私は消え入りそうな声で「はい……」と答えました。 「ああ、そういえば携帯を紛失されたお客様用に同一機種・同一カラーの携帯購入の場合に限り、一万四千円がプラスされないサービスもございますが、もしかして

    携帯物語 - wHite_caKe
  • アイツは嘘つきだ、と経験者は語る。 - wHite_caKe

    某フライドチキンチェーンのお馬鹿なバイト学生の話が、今ちょっと話題になってますねえ。 「ゴキブリ揚げた」mixi日記は「事実無根」 ケンタッキーに「人が謝罪」 痛いニュース(ノ∀`):「“ゴキブリ揚げた”は事実無根。ありえない」 ケンタッキー広報激怒…元アルバイト少年が保護者、教員同伴で謝罪 そしてその馬鹿にもほどがあるバイトくんはこんな風に日記に書いていたそうで。 ってかね、ゴキブリって油で揚げてもなかなか死なないんだよー 死んだかと思って出すと動きだすからね 衣つけて圧力かけて揚げたら死んだけど 実験協力:ケン〇ッキー さて私はここで断言しましょう。件のバイトくんは嘘つきであると。 なんでわかるかっていうと。 私は当に業務用フライヤーでゴキブリを揚げたことのある女だからです。 いや、ちがうんです、わざとじゃないんです! なんかね昔、私は弁当屋でバイトをしていたんですけどね、ある日い

    アイツは嘘つきだ、と経験者は語る。 - wHite_caKe
    bunoum
    bunoum 2007/12/09
    飛んで火に入るなんとか
  • 「捕まった!」と思ったときのための緊急脱出法 - wHite_caKe

    街角で 「服や化粧品に関するちょっとしたアンケートにご協力くださーい」 と声をかけらられて協力してたら気がつくと雑居ビルの一室に連れ込まれて高い美容器具一式を売り込まれる羽目に! 懐かしい知人に 「ひさしぶりにまたお話ししたいなあ。今度の日曜どう?」 とか言われてのこのこでかけたら、いつの間にか世界滅亡を越えて生き残るための正しい教えに入信するよう強烈に説得されることに! こんな経験ございませんか? 私は両方ともあります。 Something Orange -  ゲーム人生で最も恐怖した質問。 を読んでいて思い出しました。 んで、私はそのとき二回とも、長時間の押し問答を経ずに少なめの労力で脱出することができましたので、その方法を書いておきます。 ただ条件がありまして、携帯電話を持っているひとに限られるんですけどねこの方法。 着信試験ダイアルというものを、みなさんはご存知ですか? 着信試験ダ

    「捕まった!」と思ったときのための緊急脱出法 - wHite_caKe
    bunoum
    bunoum 2007/09/07
    着信試験ダイアル
  • wHite_caKe - ジョースターの血統

    ジョースター家に生まれるメリット ジョースター家の人間は代々外見に恵まれる。 ジョースター家の人間は、高い身体能力、優れた知性・洞察力、比類なき勇気と判断力、高潔な人間性、熱い情と強い正義感などを持ち合わせている。 ジョースター家の人間は波紋やスタンドなど、世界的に見てもそうとうレアな特殊能力を持つ可能性が非常に高い。しかもそれらの能力は、「壊れたものを何だって直すことができる。怪我も治せる」、「時間を数秒間止めることができる」など、すさまじく便利であったりもする。 素晴らしい友人にめぐまれて、熱い友情をはぐくむことができる。 モテる。 にもかかわらず「生涯一人の女性を愛しぬく」と言い伝えられるほどの純愛派。しかし、海外に愛人を作って子どもまで生ませた者もいるため、一概には言えない。 いろいろと珍しい体験ができる。 ジョースター家に生まれるデメリット わけのわからない命がけの冒険に巻き込ま

    wHite_caKe - ジョースターの血統
  • 消えるひと - wHite_caKe

    「この間、すごく怖いことがあったんだよ」 とセキゼキさん(仮名)が話し始めました。 「新宿で、気配がめちゃめちゃに異常なおばあさんがいてさ、腕には注射の痕がびっしり並んでいて、紫のワンピース着てて……そのひとのすぐ近くを通ったら、そのおばあさんがこっちを見たんだよ! おれの動きを目で追って、腕を掴まれそうになったの!! 怖かったよう」 「うっ。確かにそれは怖い。……でもさあ、なんでそんなひとのすぐ近くを通ったの? 遠巻きにして近寄らないようにするのが一般的なやり方だと思うんだけど。だからこそ、珍しく近くを通った君の動きを、おばあさんは目で追ったわけでしょ」 「何言ってんだよ! おばあさんを見かけたからって、そこで急にコースを変えて、遠回りにするの? そんなこと出来るわけないだろ!」 セキゼキさんが驚いたような顔でそう言い、その瞬間、私はおのれを恥じました。彼の言う通りです。異様な風体のおば

    消えるひと - wHite_caKe
  • wHite_caKe - サボテンは強くない

    内田春菊の『ファンダメンタル』ってゆー、短編集がありまして、一つの一つの話はとても短いのですが、これがなかなか「ずん」とくる話が多めに含まれている短編集なんですね。 私がその中でも特に気に入っている話の一つに、『サボテンは強くない』というのがあります。 かつてコイビト同士であった二人の男女が喫茶店でひさしぶりに会います。 付き合っている間、あなたは私に対してかなりつらく当たった。私はあなたがすごく好きだったから我慢したけど、嫌われているのかなと思って悲しかった。でもそういえば確かにあなたに面と向かって嫌いだと言われたこともあったんだから、しょうがないわね。そんなことを語ってから女性は、 「だからあなたから連絡があってびっくりしたのよ。こっちとしては結婚しますって知らせて、それだけのつもりだったから」 と既に過去を過去と割り切った表情で言います。 すると男性は、きまりわるげにもじもじしながら

    wHite_caKe - サボテンは強くない
    bunoum
    bunoum 2007/07/27
    「かつてのコイビトの苦痛に満ちた忍従を、「自分があれほど許された、つまりそれほどまでに深く愛されていたのだ」などと考えることで、心を甘く満たす。」
  • 「傷ついた」、「傷つけたくない」、「傷つかずに生きられる人間はいない」、「傷つけることを恐れるな」等の言葉を聞く度に思い出すのは〜その1〜 - wHite_caKe

    以前、人は意図していないんだろうけど私の「人生と人間をとらえる認知の枠組み」的なものに、意外と大きな影響を与えてしまったひとの話をします。 そのひとの主張。 「電車の中で空席があるのに座らない人間と、自転車で急に立ち漕ぎを始める人間て、ほんと潔くないよね。見てるとあの欺瞞に無性に苛々するし、こっちの気持ちもざっくりと深く傷つくのに、自分たちの気軽な行為が周りの人間にどんな影響を与えるかも全然考えてないんだよ無神経で嘘つきな偽善者どもめが!」 実際の細かな言葉は忘れたけど、要約するとこんなかんじでした。 そしてそのひとは他にも、 「電車の中でを読んでいる人間」 「電車の中で眠っているor寝たふりをしている人間」 「背の人間」 なども深く憎んでいました。 はっきり言いますと。 私は最初、彼がナニを言っているのか、さっぱり理解できませんでした。 「電車の中で空席があるのに座らない人間」が欺

    「傷ついた」、「傷つけたくない」、「傷つかずに生きられる人間はいない」、「傷つけることを恐れるな」等の言葉を聞く度に思い出すのは〜その1〜 - wHite_caKe
  • wHite_caKe - 「傷ついた」、「傷つけたくない」、「傷つかずに生きられる人間はいない」、「傷つけることを恐れるな」等の言葉を聞く度に思い出すのは〜その2〜

    前回が問題編だとすると、今回は解答編ちゅーことになりましょうか。 私なりに彼がなぜ立ち漕ぎするひとを偽善者にカテゴライズするのか追求したら、大体こんなかんじになりました。 彼は自分の足が短いことを気にしており、そのことに苦しんでいる。 だから人前で椅子に座るのが苦痛で仕方ない。座高が高いから座れば一目で短足がばれてしまうというのが、彼の考え。そのくらいならずっと立っていたいと常々思っているし、実際昔はなるべく人前で座らないようにしていた。 「電車の座席」と「自転車のサドル」に腰を下ろすことは、特に彼にとって耐え難い。テーブルなどで隠してごまかすこともできない状態で、公衆の面前に自分の長い胴をさらすことになるから。 だけど彼は同時に、そんなことを気にしている自分を『臆病』で『欺瞞的』であると感じ、そのことにも心底嫌気がさしていた。 だから彼はがんばって、人前で座るようになった。サドルに腰を下

    wHite_caKe - 「傷ついた」、「傷つけたくない」、「傷つかずに生きられる人間はいない」、「傷つけることを恐れるな」等の言葉を聞く度に思い出すのは〜その2〜
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