アメリカのコロンビア大学は9月16日、不規則な明るさの変化が議論を呼んだ恒星「KIC 8462852」の謎に迫ったBrian Metzger氏らの研究成果を発表しました。研究内容は論文にまとめられ、王立天文学会月報に掲載されています。 「タビーの星」ことKIC 8462852を取り巻く円盤の想像図■巨大建造物説まで登場した謎の減光現象KIC 8462852は「はくちょう座」の方向、地球からおよそ1400光年先にある恒星です。明るさが不規則に変化することで知られており、その様子を論文で報告したTabetha Boyajian氏にちなんで「Tabby’s star(タビーの星)」や「Boyajian’s star(ボヤジアンの星)」とも呼ばれています。 タビーの星はNASAの「ケプラー」宇宙望遠鏡が系外惑星を求めて観測を実施したエリアに存在していたのですが、ケプラーによる4年間の観測期間を通し
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