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ブックマーク / tiem.cocolog-nifty.com (1)

  • 狂気をくぐり抜ける

    前に、記事『6 他の「幻覚」の場合との比較』や、『「成人儀礼」としての分裂病』で、統合失調状況は、シャーマンの候補者がシャーマンになる前に体験する、「シャーマン的巫病」と酷似すること。しかし、さまざまな理由で、その「巫病」を「死と再生のイニシエーション」として乗り越えることができずに、その状況をさまようことに終始してしまう状態であることを説明した。 精神科医でユング派の分析家でもある武野俊弥という著者の、『分裂病の神話』(新曜社)というで、ほぼ同様のことが、非常に的確にまとめて説明されていたので、今回はそれを紹介したい。 このところ、精神病理学のを読んでいたのだが、それぞれ、「統合失調状況に入る契機」の説明としては、鋭いものがあり、質に迫ろうとするものがあるが、「統合失調状況そのもの」の説明には届かないのを、いぶかしく思っていた(この点については、次回にでも改めて述べる)。 この

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