その道20年の研究者が語る、実はすごい「ホヤ」という生き物の秘密 ヒトを理解するために「ホヤ」を調べる ホヤは癒し系? 孵化した幼生の体長は1.5ミリ程度で、オタマジャクシのように水の中を泳ぐ。しかし、ホヤが幼生の状態にある期間は非常に短い。ホヤの幼生は成体が生息する場所に行き着くための手段にすぎないからだ。 マボヤの場合、孵化してから5、6時間で変態が可能になるという。幼生の先端部分がセンサーのようになっていて、ここが岩場などに付着すると変態が始まり、尻尾がギュッと縮んでいく。 大塚さんは、その短い時間しか存在しない幼生のホヤを観察。染色してラベリングした細胞がどのようになっているのかを、日々、調べているわけだ。まさに、「ホヤ一色」の研究生活といっていいだろう。 それにしても、そんなにホヤばかり見ていて飽きませんか? 「ホヤはどちらかというと、癒し系なんでしょうか。30年見ていても飽きま
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