大学入試センター試験を終え、会場を出る受験生ら=東京都国立市の一橋大で2012年1月15日午後4時、森田剛史撮影 15日に終了した12年度の大学入試センター試験。同センターの15日午後6時時点のまとめでは、地理歴史と公民の問題の誤配布などは全国で多発し、前代未聞の約4500人もの受験生に影響が出た。宮城県立気仙沼高で英語のリスニング試験用機器の搬送漏れもあるなど、センター試験始まって以来の大トラブルとなった。受験生は「しっかりやって」と怒りをあらわにし、予備校関係者は「予想されてはいたが、受験生を動揺させるミスを起こしてはならない」と、再発防止の必要性を訴えた。【まとめ・福田隆】 ◇科目選択が複雑化 「初日はずっと動揺したままで力を十分発揮できなかった。二度とあってほしくない」 大分県立看護科学大(大分市)の試験会場で、「地理歴史」と「公民」の問題冊子を誤配布された私立高3年の男子生徒(1