自民、増田元総務相で調整=桜井氏擁立は断念-都知事選 自民党は、舛添要一前東京都知事の辞職に伴う都知事選(14日告示、31日投開票)で、桜井俊前総務事務次官の擁立を断念した。これを受け、前岩手県知事の増田寛也元総務相を擁立する方向で調整に入った。同党都連幹部が1日、明らかにした。 増田氏が受諾すれば、自民党都連は既に出馬表明している 小池百合子 元防衛相に立候補取りやめを促す考え。党内には小池氏を容認する声もあるが、「国会議員以外で行政能力にたけた人物」との選定基準を維持し、増田氏との交渉に全力を挙げる。 増田氏は旧建設省出身で、1995年から2007年まで岩手県知事を3期務めた後、第1次安倍、福田両政権で総務相に就任。知事としての豊富な経験を生かし、地方再生などに取り組んだ。自民党都連は桜井氏と並行し、増田氏に対しても出馬を打診していた。 都連は当初、桜井氏を「本命候補」と位置付け