先日のWhatAppの記事でも書きましたが、IT業界の巨人達の動きを理解する上で、このルールメーカーとルールチェンジャーという概念は非常に重要です。 この概念を理解する上で、すごく僕が好きなのが「In The Plex」(Googleのドキュメンタリーの中ではNo.1の本)のエピソードで描かれたFacebookが現れた時のGoogle内の反応の一節です。少し長いですが、引用してみましょう。 2007年6月8日、ジャスティン・ローゼンスタイルはグーグルの元同僚だちに一本のメールを送った。「みんなにグッドニュースを伝えたい」と彼は書いた。 「フェイスブックは本当に『あの会社』だった」 どの会社かって?あの会社だよ。何十年かに一度出るか出ないかというあの会社。昨日のグーグル、はるか昔のマイクロソフトがそうだった。・・・やがて世界がかわるきっかけをもたらす最先端企業で、どの社員も組織に大きなインパ