阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年12月22日 [ソニーの「沈黙」]もういちど「ソニー病」4――屁のつっぱり 弱った魚は目で分かる。ソニーは非接触型ICカード「フェリカ(FeliCa)」のセキュリティについて、コメントを発表した。 感想の1/なんだか弱々しい否定である。弊誌はもちろん掲載前にソニーに取材し、彼らの言い分も載せている。だからなのか、わが社には何の反論も来ていない。 感想の2/このコメントは日経プレスリリースで読めるが、ソニーグループのサイトの「プレスリリース」の項ではなぜか見当たらない。新聞社用で、他には見せたくないコメントなのでしょうか。ここらも何だか姑息。 さて、「ケータイWatch」のサイトでも弊誌報道に対するソニーの否定談話が載った。こちらは「FACTA」の名すら出していないし、弊誌に電話さえしない一方的なものだが、独立行政法人「情報処理推進機構」
阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年12月20日 [ソニーの「沈黙」]もういちど「ソニー病」2――自覚なきデファクト このFACTAオンラインへのアクセスが急増している。日興コーディアルとソニーの「フェリカ」のトピックスが原因のようだ。1年前を思い出す。あのときは想定外のアクセスが殺到して、サーバーが落ちてしまったが、さすがに今度は大丈夫だった。 雑誌最新号も届くころだし、ソニーの「フェリカ」論を本格的に書いていこう。 * * * * * 改札口でチョキチョキと鋏を鳴らす光景が消えてから久しい。JR東日本管内の改札口で、「スイカ」カードをぽんと置いてすっと通る――だれも不思議とは思わない。だが、あれが可能になるには、カードを認識し、残高を差し引くなど複数の作業を極めて短時間で行えなければならない。でないと、たちまち改札口で渋滞する。 それを可能にしたのは、
2006年12月19日13:13 成長の「壁」でしょうか-SONYトラブル多発の原因 カテゴリ経営 kinkiboy Comment(3)Trackback(4) どうもSONYのFelicaの「決済端末の共通鍵」が漏れたらしく、ケータイクレジットの暗号化された情報を読み取り、悪用できる危険性がでてきたという話が流れています。「切り込み隊長」が「FeliCa@ソニーの暗号が破られる?」取り上げていらっしゃいましたが、話はFACTA onlineが詳しく、さらに続報もあるようです。暗号解読の鍵が漏洩すると実質被害はなくともそのシステムそのものへの信頼性はなくなるので大変なことです。 >>ケータイクレジットに致命的な弱点 どうもSONYは話題にことかかないですね。このブログでもいくつかは取り上げましたが、FACTAの安倍編集長ブログの、もういちど「ソニー病」1――1年たってもビョーキ というタ
ソニーの事業再編 最大の問題は不統一 「わが家には35個のソニー製品と、そのための35個の充電アダプターがある。何が問題なのか、これでわかるだろう」。ソニーの会長兼CEO、ハワード・ストリンガー氏は10月30日、多くのメディアが集まった記者会見の場で、ソニー中国董事長の高篠静雄氏を、こう言ってからかってみせた。「彼は居眠りをしているのではないか」。 かつてCBSのトップとして、エミー賞を31回受賞したストリンガー氏は、優れたジャーナリストに特有の、人をひきつける力を持っている。ソニー帝国を引き継いでからの1年で、彼はまたCEOに必要な勇敢さも発揮し、ためらうことなく毅然とした態度で、ソニー事業戦略のリセットボタンを押した。 人気のロボット犬「AIBO」事業を凍結し、ハイエンド電子製品「Qualia」シリーズの生産中止に踏み切った。5700人の人員削減を行い、9カ所の工場を閉鎖した。さ
ソニー製リチウムイオン電池問題で、東芝がソニーに損害賠償を請求する方向で検討に入ったと、大手経済紙が10月16日付の1面で報じた。 発火などソニー製電池の一部で不具合が生じたことから、対象電池を搭載するPCメーカー各社(一部は安全性を確認済みで対象外)は、ソニーと協力しながら自主回収・交換を行うと表明している。 上記の報道は、ソニーが負担する予定の電池交換や交換に伴う各種費用以外の販売機会損失などについても、補償を求める動きがメーカー側に出てきているとする内容。富士通も賠償請求の検討を始める見通しとしている。 これについて、10月16日午前の時点で東芝は「現時点では何も決まっていないが、さまざまな可能性を検討している」。富士通は「現状ではありえない」とコメントした。 他のメーカーについては、「そのような(賠償請求)対応をする予定は現時点はない」(デル)、「(賠償請求の)検討はしていない」(
9月28日、米ロサンゼルス。ソニーで代表権を持つ3人の取締役、ハワード・ストリンガー会長兼CEO(最高経営責任者)、中鉢良治社長、井原勝美副社長が顔を揃えた。本来はソニーが年に1回、世界各国から量販店など取引先の関係者を1000人以上招待して開くイベントに参加するためだった。 約2カ月先のクリスマス商戦に照準を合わせ、ソニー幹部が直々に新製品をアピールする。決起大会となるべき華やかな会場だが、今年は例年になく重苦しい雰囲気が漂った。ソニーの経営を揺さぶりかねない苦渋の決断を迫られていたからだ。 先手のはずが市場から冷水 過熱や発火の恐れがあるソニー製のノートパソコン向けリチウムイオン電池を全世界で回収・交換する――。 今年8月以降、くすぶり続けてきた電池問題に対し、最終的に経営陣が下した判断は「全面回収」の実施だった。発表はすぐに世界中に伝わり、日本でも29日、東芝や富士通がノートパソコン
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く