ブックマーク / gendai.media (36)

  • 開成東大卒の「天才AIエンジニア」が都知事選出馬…オードリー・タンに背中を押されて決めた「圧倒的危機感」と、ヤバすぎるリアル(現代ビジネス編集部) @gendai_biz

    開成東大卒の「天才AIエンジニア」が都知事選出馬…オードリー・タンに背中を押されて決めた「圧倒的危機感」と、ヤバすぎるリアル 東大AIエンジニア起業家・SF作家。 そんな異色の経歴を持つ東京都知事選候補が、出馬の表明と同時に知識人からの注目を集めている。 安野貴博氏、33歳。 「テクノロジーで誰も取り残さない東京へのアップデート」などユニークな政策を掲げる彼は、一体どんな人物なのだろうか。 取材を通じて、驚くべき経歴と出馬にかける思いが明らかになってきた。 9歳の頃、独学でプログラミングを学ぶ まずは「天才AIエンジニア」と呼ばれるに至る経歴から見てみよう。 安野氏は9歳の頃、独学でプログラミングを始め、17歳にして初めてのWebサービスをリリース。未来予測の確率論「マルコフ連鎖」をベースに開発されたもので、すでに“超高校級”のエンジニアだったことがうかがい知れる。 開成高校を卒業後は

    開成東大卒の「天才AIエンジニア」が都知事選出馬…オードリー・タンに背中を押されて決めた「圧倒的危機感」と、ヤバすぎるリアル(現代ビジネス編集部) @gendai_biz
  • 貧しくなったニッポンは、「途上国型経済」を受け入れるのか…?高所得国に返り咲く最後のチャンスが迫る(加谷 珪一) @gendai_biz

    このところ、日人の若い女性が売春目的で米国に渡航したり、相互交流を目的としたワーキングホリデー(ワーホリ)に、就労目的の応募が増えるなど、これまでの日では考えられなかった事例を数多く目にするようになってきた。 これらの変化は全て日が貧しくなった結果であり このまま事態を放置すれば、状況はさらに悪化するだろう。日人は再び豊かな先進国を目指すのか、貧しさを受け入れ、それを前提にした途上国的経済運営にシフトするのか選択すべき時期に来ている。 売春目的での渡航が増えている 警視庁は2024年1月、米国での売春業務を紹介したとして都内のデートクラブ経営者を職業安定法違反(有害業務の募集)の疑いで逮捕した。容疑者らは昨年、日人女性を米国内で売春させる目的で、仕事内容を伝えるメッセージをSNSで送り、有害業務に勧誘したとされる。 今回は捜査機関が摘発したことで話題となったが、これは氷山の一角で

    貧しくなったニッポンは、「途上国型経済」を受け入れるのか…?高所得国に返り咲く最後のチャンスが迫る(加谷 珪一) @gendai_biz
  • 独占スクープ『脳外科医 竹田くん』モデルの医師を直撃…「私は裏切られた」「赤穂市民病院は汚い」その驚愕の主張(週刊現代) @gendai_biz

    「手術禁止」を言い渡されるも… のちに赤穂市民病院が外部の有識者に依頼してまとめた「ガバナンス検証委員会報告書」などにもとづき、A医師の関与が疑われる医療事件を時系列順に総覧したのがこちらの図表だ。 報告書や地元紙「赤穂民報」などの報道によると、A医師はXさんの母を執刀した翌月にも、75歳男性の脳腫瘍の手術、84歳女性の脳梗塞のカテーテル治療を担当したが、ともに術後に重い脳梗塞や脳出血を起こし、亡くなっている。この時点で合計8件もの医療事故に関与していたA医師は、病院から「手術・カテーテルなどの侵襲的(患者の体を傷つける)治療の中止」を指示された。 その後の経緯は、記事の後半でもA医師の主張とともに触れるが、Xさんとその母に訴えられたA医師は、それから1年あまり経った2021年8月に赤穂市民病院を依願退職。ほどなく、前編記事で触れた大阪市の医誠会病院に勤務し始めた。 新たな事件が起きたのは

    独占スクープ『脳外科医 竹田くん』モデルの医師を直撃…「私は裏切られた」「赤穂市民病院は汚い」その驚愕の主張(週刊現代) @gendai_biz
  • 【独自】安倍派最高幹部が爆弾証言「派閥でパーティー券の二重帳簿を見せられた」「森元総理のときから同じ処理」(現代ビジネス編集部) @gendai_biz

    「バレると安倍総理に傷がつくと」 年も終わろうとしていた2023年12月27日から29日にかけて、静かになるはずの永田町が一気に騒然となった。自民党安倍派の政治資金パーティー裏金事件で、東京地検特捜部は、27日に池田佳隆衆院議員、28日、29日には大野泰正参院議員の議員会館の部屋、地元事務所などを「急襲」して家宅捜索。28日には衆議院議員の柿沢未途容疑者やその秘書らを公職選挙法違反で逮捕した。年末年始関係なく「安倍派5人衆」をはじめとする幹部議員がぞくぞく事情聴取を受けている。 「これほど大嵐のような年末を迎えるのは、議員生活でもはじめてだよ。しかし安倍派は、いずれ大分裂になり、とんでもないことになるだろうな……」 岸田首相に近い自民党幹部は、現代ビジネスの取材に対し、天を見上げてこう答えた。安倍派の事件では、すでに派閥事務所にガサが入った。大野氏は5000万円超、池田氏は4000万円超の

    【独自】安倍派最高幹部が爆弾証言「派閥でパーティー券の二重帳簿を見せられた」「森元総理のときから同じ処理」(現代ビジネス編集部) @gendai_biz
  • 急速な野党合流は「最強の無所属議員」中村喜四郎が仕掛け人だった(小川 匡則) @gendai_biz

    今、永田町で一人の政治家が野党再編のキーマンとして注目を集めている。 衆議院議員当選14回の大ベテラン、中村喜四郎である。 自民党を離党して四半世紀。その間、無所属を貫き、マスコミの取材にも応じないことで有名だった。 ところが、10月には朝日新聞、11月には共産党の機関紙「赤旗」のインタビューに応えた。そして12月16日にはノンフィクションライター・常井健一氏が『無敗の男 中村喜四郎 全告白』(文藝春秋)を出版。なんと1年半にも及ぶ長期間にわたって繰り返しインタビューを行い、中村の半生を余すことなく掘り起こしている(そのため「中村喜四郎とは何者であるのか」については、常井氏の著書を読んでもらうに限る)。 「水と油」の野党をつないだ なぜここへきて中村への注目が集まっているのか。それは2017年10月の総選挙で民進党が分裂して以来、水と油のように交わることのなかった立憲民主党と国民民主党が、

    急速な野党合流は「最強の無所属議員」中村喜四郎が仕掛け人だった(小川 匡則) @gendai_biz
  • その時、現場は凍り付いた…!植田日銀総裁に「経済学の大天才」が噛みついた!その「空気よまない直言」のヤバすぎる中身(鷲尾 香一) @moneygendai

    2人の経済学の天才が激突 6月15日から2日間にわたって行われている日銀政策決定会合だが、マーケットは概ね「大規模緩和の継続」を予想している。 筆者もその見通しには同意するが、ちょうどひと月前の5月15日に開かれた政府・経済経済財政諮問会議で、今後の植田和男日銀行総裁の政策に大きな影響を与えるのではないかと感じるやり取りがあった。 前編『ノーベル経済学賞「有力日人候補」が日銀・植田総裁に噛みついた!いったい何があったのか…?』でお伝えしたとおり、植田総裁の経済学のライバルで、プリンストン大学の清滝信宏教授が植田総裁の意見に噛みついたのだ。

    その時、現場は凍り付いた…!植田日銀総裁に「経済学の大天才」が噛みついた!その「空気よまない直言」のヤバすぎる中身(鷲尾 香一) @moneygendai
  • 池袋西口の中華『新珍味』はなぜ台湾独立運動の聖地となったか(田中 淳) @gendai_biz

    東京・池袋駅西口から徒歩3分。雑踏にたたずむ老舗の庶民派中華料理店『新珍味』が、最近、台湾人客の間で「聖地」としてクローズアップされていることをご存知だろうか。 店のオーナーは、昨年100歳となった現役の台湾人革命家・史明(しめい)。彼への再評価の気運が高まるとともに、『新珍味』を訪れる台湾旅行客が増えているのだ。 池袋西口の生き字引ともいうべき史明が語る、驚くべきエピソードの数々とは──。 「台湾独立運動のゴットファーザー」の店 「焼きギョーザに半ライス、あとビールね」 「大滷麵(ターローメン)とニラレバ炒め」 平日のランチタイムを過ぎたというのに、『新珍味』の客足は途絶えることがない。2階のテーブル席では常連たちがネクタイを緩めながら昼ビールで気勢を上げている。敷地面積わずか9坪で、1階はカウンター7席のみの小さな店ながらメニューは60種類を網羅。書き入れ時も作り置きせず、注文を受け

    池袋西口の中華『新珍味』はなぜ台湾独立運動の聖地となったか(田中 淳) @gendai_biz
    candysearchlight
    candysearchlight 2022/09/09
    3, 文学研究者の柳田泉をはじめとする坪内逍遥の弟子たち、美術史家の逸見梅栄(へんみ・ばいえい)、作家の開高健なども常連で、彫刻家の平櫛田中(ひらくし・でんちゅう)も来てくれたなあ」。
  • いま哲学は何の役に立つのか? 岸見一郎と大澤聡が考えた(講談社文芸文庫)

    戦前の困難な時代の中で真実を求め続けた哲学者、三木清。生誕120年にあたる今年、今の時代を予言していたかのような三木に改めて注目が集まった。 今なぜ三木の言葉が必要とされているのか。 Eテレ「100分de名著」で三木清『人生論ノート』の解説を担当したアドラー心理学の岸見一郎さんと、『三木清教養論集』『三木清大学論集』『三木清文芸批評集』を編纂した批評家の大澤聡さんが読み解く。 (この対談は、八重洲ブックセンターにて行われました) 「孤独とは強さである」 大澤 三木清は兵庫県の龍野の出身です。15年ほど前にふらっと旅の途中で立ち寄ったことがあるんですが、現代でも揖保川と田畑が延々と広がるのどかな光景でした。そんな土地で育った三木が第一高等学校に入学するために単身上京します。1914(大正三)年、17歳のときのことです。 三木清の東京での孤独については、岸見さんもご著書『「人生論ノート」を読む

    いま哲学は何の役に立つのか? 岸見一郎と大澤聡が考えた(講談社文芸文庫)
  • 山上徹也容疑者の全ツイートの内容分析から見えた、その孤独な政治的世界(伊藤 昌亮) @gendai_biz

    旧統一教会に家族を破壊されたという経緯から、その母体である韓国に対して、「母を唆した韓国人によってかけられたオレのこの呪い」というほどの強い憎悪を彼は抱いている。そのため[韓国北朝鮮]への憎悪度は、[統一教会][家族]に次いで高くなっている。 しかも統一教会は、かつて日韓国を植民地支配していたことへの贖罪として多額の献金をするよう、日の信者に求めてきた。そのため彼には、日戦争責任を認めて韓国に謝罪すべきだというリベラルな考え方は、統一教会の集金戦略に沿ったものに見えてしまう。 そこで彼は、謝罪を求める韓国に強く反発し、従軍慰安婦問題や徴用工問題などに触れながら、謝罪を拒否しようとする。しかもその際、「韓国人を許すことはないし、それに味方する日人を許すこともない」として、謝罪すべきだと訴えるリベラル派にも反発を向ける。 また、外交・防衛問題への関心から、彼は北朝鮮を危険視し、敵

    山上徹也容疑者の全ツイートの内容分析から見えた、その孤独な政治的世界(伊藤 昌亮) @gendai_biz
    candysearchlight
    candysearchlight 2022/08/13
    統一教会は、かつて日本が韓国を植民地支配していたことへの贖罪として多額の献金をするよう、日本の信者に求めてきた。そのため彼には、日本は戦争責任を認めて韓国に謝罪すべきだというリベラルな考え方は、統一教
  • 山上徹也容疑者の全ツイートの内容分析から見えた、その孤独な政治的世界(伊藤 昌亮) @gendai_biz

    安倍晋三元首相が銃撃されてからおよそ1ヵ月が経った。容疑者・山上徹也の犯行動機や彼が抱えていた屈折については、供述内容などから断片的に伝わってきてはいるが、まとまった像はなかなか見えてこない。 以下では、成蹊大学の伊藤昌亮教授が、山上容疑者のものとされるツイートを定性的・定量的な手法で分析、容疑者が持っていた独特の政治的傾向を探った(文中敬称略)。 調査の概略 論では、安倍晋三元首相銃撃事件を起こした山上徹也容疑者のものとされるツイートの分析から、その政治的傾向を探ってみたい。彼はどんな立場から何を見、何に憤り、自らが生きる政治的世界をどう捉えていたのだろうか。 まず調査の概略を記しておこう。対象としたのは、Togetterアーカイブされている彼自身のすべてのツイート、1147件だ。リツイートは含まず、引用リツイートについては当人のコメント部分だけを含むものとした。 それらを対象に、「

    山上徹也容疑者の全ツイートの内容分析から見えた、その孤独な政治的世界(伊藤 昌亮) @gendai_biz
  • 安倍元首相「暗殺」と参院選の結果でわかったこと《田中康夫・浅田彰対談》(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz

    田中康夫・浅田彰という二人の論客が深く、そして軽やかに日を、世界を語り合う連載「憂国呆談」の第2回は、安倍元首相の銃撃事件を論じるところから始まります。その2日後の参院選の結果も注意深く見てみると、意外なことがわかって……。 「統一教会」の名前はなぜ報じられなかった 浅田 7月8日午前11時半頃、奈良の大和西大寺(やまとさいだいじ)駅前で参議院選挙の応援演説中の安倍晋三元首相が銃撃されて亡くなった。 ぼくは彼の右翼的政策や強権的政治手法に全面的に批判的だけれど、言うまでもなく批判は言論によってなされるべきで、暴力による暗殺なんて絶対に許されない。政治家が暗殺されるなんて1930年代に戻ったみたいだし、銃撃なんてアメリカ事件みたいで、現代の日でこんなことが起こったのには愕然とするばかり。 田中 古くはハルビン駅で伊藤博文、東京駅で原敬、五・一五事件で犬養毅、二・二六事件で高橋是清と斎藤

    安倍元首相「暗殺」と参院選の結果でわかったこと《田中康夫・浅田彰対談》(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz
  • 西部邁の最大の親友だった東大生が84歳になっても「中核派」議長を務めているワケ(田原 総一朗) @gendai_biz

    中核派の現役活動家が区議会議員に当選した 田原 中核派から、区議会議員や県議会議員は出ているの? 清水 一時期は東京や大阪で、都議会議員と区議会議員や市議会議員など地方議員を何人も輩出しました。2019年4月の統一地方選挙では、我々の同志である洞口朋子さんが杉並区議会議員として当選しています。 田原 そういう人をもっとガンガン出して、議会制民主主義を活性化してほしいんだよ。 清水 必要に応じて、議会政治活動はどんどんやりますよ。だけど選挙が革命運動の中心ではありません。議会で多数派を取るために選挙運動ばかりやるようでは、革命運動として末転倒、ナンセンスです。 田原 じゃあ、あなたたちの運動の中心は何なの。 清水 労働運動と学生運動ですよ。反戦・反改憲の全人民の闘いです。 田原 何もやってないじゃん。 清水 そんなことないですよ。たとえば動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)は、国鉄分割・民営

    西部邁の最大の親友だった東大生が84歳になっても「中核派」議長を務めているワケ(田原 総一朗) @gendai_biz
    candysearchlight
    candysearchlight 2022/04/09
    “我々の運動はものすごく前進しています。皆さんが考える以上に、我々の運動は国際色豊かに前進しているのです。”
  • 51年間地下に潜行「中核派」84歳最高幹部が初告白「新左翼運動とは何だったか」(田原 総一朗) @gendai_biz

    かつて革マル派と壮絶な内ゲバを繰り広げ、「暴力革命」を掲げてゲリラ活動を行ってきた新左翼党派・中核派。そのトップ・清水丈夫氏(84歳)が、前進社(中核派部)で田原総一朗の取材に応じた。この年齢になった革命家は、いまの日社会と戦後の左翼運動をどう総括するのか。 中核派議長 清水 丈夫 1937年、神奈川県生まれ。高校生時代に革命運動を志し、東京大学在学中に日共産党に入党。58年に離党し、共産主義者同盟に参加。59-60年、全学連書記長として安保闘争を指導する。61年、革共同(革命的共産主義者同盟全国委員会=通称・中核派)に参加。97年、中核派議長に就任。69年4月より非公然活動に入る。2020年9月、実に51年ぶりに公然集会に姿を見せて人々を驚かせた。著書『清水丈夫選集』(全10巻予定)など。 51年ぶりに地下潜伏活動をやめた理由 田原 60年安保闘争の当時、僕は岩波映画の社員でしたが

    51年間地下に潜行「中核派」84歳最高幹部が初告白「新左翼運動とは何だったか」(田原 総一朗) @gendai_biz
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    candysearchlight 2022/04/09
    田原 だったらあなたたちは、内閣総理大臣や防衛大臣、自民党の幹事長を×××なきゃ駄目だよ。 清水 そんな……。
  • 空前絶後の「奇書」から知る、あの軍人の意外な評価と素顔(辻田 真佐憲) @gendai_biz

    日中戦争さなかの1939年に刊行された『軍人わしが国さ』をご存知だろうか。人物評論家の伊藤金次郎が、日陸海軍の軍人約2000名を論評した、空前絶後の著作である。 東条英機にせよ、山五十六にせよ、日中・太平洋戦争期の軍人の評価は今日おおよそ定まっている。だが、戦争当時のかれらの評判はかならずしも明らかではない。 そこで『軍人わしが国さ』をひもとくと、意外なことがわかる。いまでは悪名高い軍人が絶賛されていたり、その逆もあったり、あるいはまったく違いがなかったりする。 戦時下ゆえに書きにくい面もあっただろうが、それを割引いても、めっぽう面白い著作である。 東条英機は「電気仕掛けみたいな人物」 試みに、東条英機についてみてみよう。 いうまでもなく、東条は、太平洋戦争開戦時の首相・陸相である。戦後A級戦犯として処刑されたことなどもあって、現在では戦時下の諸悪の根源であるかのような見方さえある。

    空前絶後の「奇書」から知る、あの軍人の意外な評価と素顔(辻田 真佐憲) @gendai_biz
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    candysearchlight 2022/03/11
    日中戦争さなかの1939年に刊行された『軍人わしが国さ』をご存知だろうか。人物評論家の伊藤金次郎が、日本陸海軍の軍人約2000名を論評した、空前絶後の著作である。
  • 「悲惨な人生でも穏かに暮らすことができる」佐々木俊尚が辿りついた新たな境地(小野 美由紀) @gendai_biz

    文化人や一流ビジネスパーソンが、これまでの半生を振り返りつつ、自分にとっての「愛」とは何か?を語るインタビュー連載。第一回はジャーナリストの佐々木俊尚さん。前編はこちらからご覧ください。 人生を設計し直すしかない 98年、毎日新聞社の事件記者として多忙を極めていた佐々木俊尚は警視庁担当を外れ、遊軍記者としてさまざまな現場に足を運ぶようになった。新聞記者としてのキャリアにも脂が乗ってきた頃だ。右耳が聞こえなくなったのは、突然のことだった。 「その日はちょうど、小渕内閣が組閣された日。小渕氏の自民党総裁就任演説を取材しに、自民党部に出かけたとき、『小渕総裁、 万歳!』って声が聞こえた瞬間、耳がびーんと聞こえなくなって。 先輩に言ったら『それは突発性難聴だから、明日休んで病院に言ったほうが良い』と言われて翌日警察病院に行ってMRIを撮ったら、突発性難聴ではなく巨大な腫瘍が頭の中にありますと言

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  • 『ムーンライト』は競争社会で疲弊した日本人男性こそ観るべき映画だ(小野 美由紀) @gendai_biz

    ゴールデン・グローブ賞の作品賞(ドラマ部門)とアカデミー賞の作品賞を受賞した映画『ムーンライト』が3月末から日でも公開されました。ストーリーや構成、映像美など様々な点で絶賛されていますが、視点の置き所が難しくもあります。作家の小野美由紀さんはこの作品をどう観たのでしょうか。 (*この記事は一部ネタバレを含みます。これから映画を観る予定の方はご注意ください) 単なる「LGBTを描いた映画」ではない 『ムーンライト』、これはセクシャルマイノリティを描いた映画ではない。セクシャルマイノリティのための映画でもない。私はむしろこの映画を、日の競争社会に倦み疲れた、ストレートな男たちにこそ見て欲しいと思う。 主人公のシャロンはマイアミの貧困街で生まれ育った黒人の少年だ。母親はドラッグ中毒でシャロンに対してネグレクト気味、周囲の少年たちからは「オカマ」といじめられている。そんな彼に優しく接するのは、

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  • 人が「病む」のは、属している組織が「病んでいる」から(小野 美由紀) @gendai_biz

    人が病むのはなぜ? 行き過ぎた能力主義はしんどい? 誰もマジョリティじゃない? 作家の小野美由紀さんによる、脳性まひの小児科医・熊谷晋一郎さんインタビュー最終回!(写真・三浦咲恵)。 患者だけが病むことはあまりない 熊谷:今年、イギリスに視察に行って、主に精神障害の方の回復をサポートする取り組みをしている施設を見学したんですが、とても印象に残ったことがあります。 その施設では「その人が病むのは、むしろその人がこれまで置かれていた組織が病んでいたからだ」「その人が置かれている組織の構造に介入して、変えることの方が重要だ」といっていたのです。だいたいその患者だけが病んでいることはあんまりないと。 小野:なんだか相模原の事件にリンクしますね。 熊谷:最も目立って困っている人だけを問題視し、その人に直接介入するだけでは意味がなくて、その人を取り巻く組織の構造を変えていくことで、間接的に困っている人

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  • 「ゲイがいてもいいけど、好かれたらキモい」発言にキレた話(小野 美由紀) @gendai_biz

    初老の男性にシャウト!!! 「ゲイがいるのは勝手だけど、俺のことを好きになられたら気持ち悪いって話だよ」 目の前の初老の男性がそう叫んだのは、佐々木俊尚さんとの八重洲ブックセンターでのトークイベント終了2分前、話題が「多様性」に及んだ時のことだった。 一瞬ポカン、その後ふつふつと怒りが湧いてきて「あーっだめダメ、怒っちゃ、ダメ!登壇者とお客さんなんてパワーバランス悪すぎだから!絶対に怒っちゃ!だめ!」と煩悶するも私の堪忍袋の緒はこういうケースにおいてはヨーヨー釣りのこよりぐらいには切れやすく、2秒後にはあっけなく瓦解、「私は!今の発言を聞いて非常にモヤモヤしています!」とシャウト、なぜならその会場には私のLGBT友人がいたからで、そうでなくたって社会の7%、80人の会場なので80×0.07で5、6人はその会場にいたはずで、この場をそのまま終わらすわけにはいかず、会場はその日一番の盛り上が

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  • 「やたらと“エビデンス”を求める人」と「陰謀論にハマる人」、その意外な共通点(松村 一志) @gendai_biz

    「やたらと“エビデンス”を求める人」と「陰謀論にハマる人」、その意外な共通点 じつは両者は似ているのかもしれない… 「それってエビデンスあるんですか?」 世の中には、それを言われると言葉に詰まってしまう「脅し文句」がある。「誰に向かってものを言っているんだ」とか「……ですが、何か問題でも?」といった言い回しはその典型だ。最近そこに加わったように見えるのが、「それってエビデンスあるんですか?」である。 誰かがこう問い詰められているのを見ると、見ているこちら側まで少しドキッとしてしまう。もちろん、何らかのデータを持っていれば良いのだが、24時間365日あらゆる発言をデータに基づいて行うわけではない。だから、隙あらばこのフレーズを使うことができる。そういう事情もあってか、「個人的な意見ですが……」とか「あくまで印象ですが……」とあらかじめ断ってから話し始める光景も珍しくない。 言うまでもなく、「

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    candysearchlight 2022/01/09
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  • 「僕たちの失敗」の森田童子の父親は、なんとあの人だった(高野 慎三) @gendai_biz

    作詩家であり、作家のなかにし礼が亡くなって1年が経つ。それにあわせ、死後に自宅から発見された未発表作品『血の歌』(毎日新聞出版)が刊行された。そこに書かれていた主題が、一部で波紋を呼んでいる。なかにしの代表作『兄弟』で描かれたあの破滅的な兄。その娘こそ、一世を風靡した森田童子であったのだ。つまり、森田は、なかにしの姪にあたる。なぜ、なかにしは森田との関係をここで明かすことになったのか。森田と交流もあった元『ガロ』編集長の高野慎三が記す。 テレビドラマ『高校教師』のあの歌声 かつて森田童子という類まれなシンガーソングライターが存在した。一部で熱狂的に支持されたようだ。その後1990年代前半に、テレビドラマ『高校教師』のバックに流れる「ぼくたちの失敗」で一般的に知られるようになった。そのときの語りかけるような音律と透き通る細い歌声が聞く者の心をとらえた。そして、「暗く悲しい歌」の歌い手として認

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