オリンピックで野球を見るのは、世界の中の日本野球を見ることのできる良い機会だけれども、見ていてますますその思いを強くさせられるのは、日本の野球は一つの限界に来ているということだ。ぼくはもう、日本のプロ野球というのをほとんど見ないようになっていて、見るのはもっぱら大リーグばかりで、あとは時々高校野球を見るくらいだ。そんな中で、日本のプロ野球がつまらないのは言うまでもないのだが、その実力についてもなんだか怪しい感じになっていて、最近ではたまに見ていてもどうにも下手くそにしか感じられなくなっていた。それでも、WBCで優勝したこともあるし、昨年のオリンピック予選でも勝ち上がったので、それなりに実力はあるのかなとも思わされたりしたのだけれど、こうしてあらためてオリンピックを見ていると、やっぱり下手くそだなと言うか、とてもじゃないけれども諸外国よりはレベルが下だと思わざるを得ないのである。オリンピック