菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、アメリカの裁判所が、ロサンゼルス近郊に設置された慰安婦問題を象徴する像の撤去を求める訴えを却下したことについて、像の設置は極めて残念だとして、引き続き日本政府の立場への理解を求めていく考えを示しました。 これについて、菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「今回の判断は、グレンデール市における連邦政府の外交遂行への侵害があったかという論点に関するものであり、慰安婦そのものに関するものではない」と述べました。 そのうえで、菅官房長官は「慰安婦像設置の動きは、わが国政府の立場と相いれない、極めて残念なことだ。慰安婦問題に関する政府の基本的な立場や取り組みについて、正確な理解を求めてきている。引き続きこうした取り組みを続けていきたい」と述べました。
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