日本医師会は新型コロナワクチンの職域接種のために医師を確保したにもかかわらず、ワクチンが予定通りに届かないなどの理由で40人ほどの医師の日程が再調整になったと明らかにしました。 神村裕子常任理事:「人材確保の準備ができていても申請が受理されていない、ワクチンが届かないという現状が現場を混乱させている」 日本医師会によりますと、職域接種が始まってから41の団体に367人の医師を紹介しました。 しかし、紹介後に厚生労働省から申請受理の連絡がないことや予定通りワクチンが配送されないなどの理由で40人の医師が当初の日程を再調整することになりました。 また、企業側に接種会場のキャンセル料などの実害が生じているケースもあるということです。 中川会長は政府に対して「なんとか改善の方策を考えてほしい」と訴えました。 日本医師会にはこれまでに企業などから職域接種に関する相談が約800件寄せられています。