1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:24時間快適な服vsおれ
1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:24時間快適な服vsおれ
ある文化が成熟期を迎えたときに、決まって出現するものがある。それが、個人の作ったフリーダムすぎるコンテンツだ。 ネットの黎明期にテキストサイトが流行ったように、いまメタバ―スには野放図かつ初期衝動にあふれた創作物がたくさんある、らしい。 このシリーズでは、有識者をナビゲーターに迎えて、そんな「メタバ―スの端っこ」を体験しに行きます。
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:税別498円! スーパーマケット「オーケー」のピザが安くて大きくて美味しい > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 植物園にシモバシラを見に行く 植物のシモバシラはシソ科の多年草で、冬場、枯れた茎に氷の結晶が育ち、そこに霜柱ができるため「シモバシラ」という名前がついたそうだ。ただし、気温が氷点下まで下がり、風が穏やかで、空気があまり乾燥しないなどの条件が揃わなければシモバシラに霜柱はできない。かなりワガママである。 シモバシラ(花は9月から10月ごろに咲く) 都内でも板橋区にある赤塚植物園というところでシモバシラを見ることができる。日によってはここでもシモバシラの霜柱を観察できるとのことで、早速行ってみることに
最近、インターネットを見ていると「AIに描いてもらった絵」の話題をよく目にする。 たとえば「人類文明崩壊後の世界」なんてキーワードを入れると、おそろしさと神秘性が同居したような緻密な風景イラストが自動的に生成され、それが思わず見入ってしまうような完成度だったり。まったくすごい時代になったものだ。 そこで今回は、AIに、その時飲み食いしたいと思った酒とつまみをどんどんリクエストして描いてもらい、架空の飲み会をやってみようと思う。 編集部より:今回は「Stable Diffusion」を使って画像を生成しました! 日常的な生活の中にぽっかりと現れる「今ここで乾杯できたらどんなに幸せだろう」と思うような場を探求するユニット。なんでもない空き地とか、川沿いの原っぱとか、公園の売店だとか、そういったところに極上の酒の場があるのではないかと活動中。 前の記事:1品ずつ料理の味を濃くしていく晩餐会 AI
あまりグッズ化されていない日陰ディズニーキャラにスポットライトを当てるべく、カチューシャをつくって、ディズニーシーに行った。もともと記事用につくった訳ではなかったが、想像以上にいろんな人に話しかけられ、不思議な縁ができたので記事としてまとめることにした。 友人とディズニーに行くことになった 友人のしずちゃんとディズニーシーに行くことになった。私は絶叫マシンがかなり苦手で、遊園地に行くのは今まで避けてきたのだ。一瞬行くか迷ったが、しずちゃんからディズニーに誘われたのが嬉しかったのと、絶叫マシンもいつか克服したいと思っていたので行くことにした。 せっかくなので何かリンクコーディネートで行こうということになり、話し合いの結果、「グッズ化されていないマイナー作品のカチューシャをつくって、日陰ディズニーにスポットライトを当てよう」ということになった。 しずちゃんがチョイスしたマイナー作品はこちら。
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:お盆にキュウリやナスで作る馬とか牛をヤングコーンで試してみた > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 趣味でたまにラーメンを作っています まず前提の話として、私は家庭用製麺機というかっこいい道具が好きで、その機械を使ってラーメンやうどんを作ったり(参照)、その歴史を調査したり(参照)、同人誌「趣味の製麺」を発刊したりしている。 そういった自然な流れから、家庭で作る二郎っぽいラーメン「家二郎」のレシピを、友人から教わったりもした(参照)。 いつの間にか9号ですよ。こことかで買えます。 ラーメン二郎は「食べてみたいけど量がすごそうだし、注文の仕方やマナーも難しそう」と思っている人も多いため(私もそうでした)、たまに開催している製麺会(
海外旅行とピクニック、あとビールが好き。なで肩が過ぎるので、サラリーマンのくせに側頭部と肩で受話器をホールドするやつができない。 前の記事:トルティーヤ、ピタパン、チャパティ…薄焼きパンを普段使いしよう > 個人サイト つるんとしている エジプト直輸入の”手触り” コメ、唐辛子、たまねぎなどが悪い夢みたいに舞っている Amazonで注文したエジプト産のインスタントコシャリは、12個セットで4000円。決して安くはない。こういうのを大人買いするのは勇気がいるなと思いながらもバラ売りは見つけることができず、やむなくダースで購入である。しかしこの外箱は猛烈にかわいいな!色使いとか底抜けなポップさとか、国産食品にはないセンスで、これだけで少し元がとれた気がした。 早速、箱からひとつ取り出してみる。手にとってみてまず気が付くのは異様なサイズ感だ。思わず「えっ」と声が漏れた。 想像の3割増にでかかった
通勤とか通学路で、まいにち同じ信号にひっかかったりしませんか。急いでるのに。 信号につかまるかどうかは基本的には運しだいだ。行ってみて初めて、赤か青か分かる。 でももし信号に時刻表があって、何時何分にどの信号が青になる、とかいうことがあらかじめ分かっていたらどうだろう。 うまくタイミングを選ぶと、途中で出会う信号ぜんぶ青とかいうこともできたりするんじゃないだろうか。 ※2006年3月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。 新宿通りの信号の時刻表をつくろう ぼくが自転車での通勤路として使っている東京の新宿通りのばあい、外苑東通りとかの大きな通りとの交差点でいつもひっかかるという印象がある(下の地図参照)。 問題の交差点(下の16番) 今回調べる新宿通りの地図。1番の半蔵門から18番の四谷四丁目までの信号の時刻表をつくりたい。 出典:国土地理院発行の2万5千
1986年東京生まれ。ベルリン在住のイラストレーター兼日英翻訳者。サウジアラビアに住んでいたことがある。好きなものは米と言語。 前の記事:DHLには社員しか買えないオリジナルぬいぐるみがある > 個人サイト words and pictures ストーンと言う単位 アメリカやイギリスでは、メートルやグラムではなく、ヤードやポンドなどという単位が使われていることは、よく知られている。 これは「ヤード・ポンド法」と呼ばれる単位系なのだが、私のようにメートル法で育ってきた日本人にとってはなんとも分かりづらく、イギリスに長年住んでいる人もなかなか慣れないそうだ。 私の住むドイツも日本と同じくメートル法なので、ヤードやポンドとは無縁な生活を送っていたのだが、つい数年前、今まで聞いたことのなかった単位の存在を知った。 「ストーン」という単位だ。 ストーンは大きい石、それとも小さい石? それは、イギリス
自由律俳句と路上観察をしています。大阪在住。私家版の自由律俳句集『麦わら帽子が似合わない』『ブルマ追いかけて八位』『待ち受け画像がちらし寿司』も販売しています。 前の記事:串の字はどう書いてもほぼ串 > 個人サイト note 路上観察を趣味にしていると、以前立ち寄った場所を「あそこって今どうなってるかな……」とたまに思い出すことがあります。 そんな感じで最近、ふと頭によぎったのが『西成区役所前の注意書き』。 注意書き自体は普通の駐輪禁止なのですが、なぜか妙な形に劣化していて、うずまきのようにバキバキと、ちょっとグロテスクながらも癖になる壊れ方をしていました。 初めて見たのが去年の7月。 もしかしたらもっと壊れているかもしれないし、はたまた直されているかも…… 気になる…… ということで、西成区役所へ行ってみることに。 出発地点は難波近くの交差点から。 ここをかなりまっすぐ進むと着くので、ま
1993年東京都生まれ。与太郎という柴犬と生きている普通の会社員。お昼休み時間に事務員さんがDPZを見ているのを目にしてしまい、身元がバレないかハラハラしている。 前の記事:寒さに打ち勝つには「扇風機を回せ」 ~賢者の寒さ対策7選 食のセレクトショップ 福島屋 福島屋 秋葉原店。カフェスペースでコーヒーが飲める。 世の中にはおしゃれなスーパーが存在する。成城石井、北野エースなどがそれだ。 福島屋の雰囲気もだいたいそんな感じ。こだわりの生鮮食品や、自分でひとつひとつ箱に入れるタイプの卵が売られている。 見たことのないカレールーやお菓子など、いろんな地域のご当地グルメも並んでいて、ちょっとしたアンテナショップみたいな雰囲気もある。 実家の味がするのり弁 お惣菜コーナー。お昼でも比較的ゆったりと選べる 筆者と福島屋の出会いは昨秋。職場が秋葉原店に近く、ふらっと入ってお弁当を買ったのが始まりだった
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:日本在来種のヘーゼルナッツは小さいけどおいしかった > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 3月15日:種となるチョロギに驚く チョロギってなんだろう。以前食べた記憶だと、カリっとしていたので練り物ではないはずだ。 おそらくなんらかの植物の一部。ならば種が売られているはずだと検索してみると、白いチョロギが栽培用に販売されていた。チョロギはチョロギを植えることで育つようだ。 あの鮮やかな赤い色は後付けなのか。確か酸っぱかった気がするので、梅酢に漬けてあるのかな。 10球入りで600円くらい。単位が球なのが気になる。 チョロギは料理名ではなく植物の名前らしい。でも観たことないな、チョロギ。 一体どんな植物で、どこの部分がマシュマロマン
アルコールの代替品という意味の、「オルタナティブドリンク」という文化があるらしい。自分が好きな酒のオルタナティブドリンクが作れたら、ヘルシーに楽しく酒欲が満たせるのではないか。そんな願望から、全力でビールの代替品を考えてみた。 ビール以外ビールじゃない、の? 秋に飲むビールはうまい。 夏のビールももちろん美味かったが、涼しくなってきた秋空の下でゆっくり楽しむ心地良さには替えられない。 私が俳人だったらビールを秋の季語にしていただろう。 秋空に輝くブルームーン(自由律俳句) 散歩に出かけようとしたとある休日、夫がこんなことを呟いた。 「甘くなくて苦くていい香りでシュワシュワの飲み物が飲みたい…」 つまりビールでしょ。 と言いかけたところで、ふと疑問が頭をよぎった。 果たして、「甘くなくて苦くていい香りでシュワシュワの飲み物」=ビール 一択なのだろうか? もし「甘くなくて苦くていい香りでシュ
1992年三重生まれ、会社員。ゆるくまじめに過ごしています。ものすごく暇なときにへんな曲とへんなゲームを作ります。 前の記事:オリジナル謎解き「デイリーポータルZからの脱出」へようこそ > 個人サイト ほりげー 津軽弁を解読したい 同じ日本語なのに、言葉の表現やイントネーションが全然ちがう。それが方言というものだ。特に、青森県の方言は難解なことで知られている。青森県には津軽弁・下北弁・南部弁などがあるが、一番有名なのは津軽弁だろう。 津軽弁は青森県の西側半分の方言です。 これは完全に興味本位なのだが、津軽弁を全く知らない筆者が、津軽弁で書かれたものだけを見て、どこまで理解できるだろうか。もしかすると、頑張れば解読できるのかもしれない。 ということで、この記事では津軽弁を攻略したい。題材として、津軽弁の標語を使う。実は、青森県警は「方言を活用した広報標語」と題し、津軽弁の標語をWebページに
国語のテストあるあるに「作者じゃないのに意図がわかるわけないだろ」というのがあります。じゃあ逆に、作者だったら国語の読解問題をスラスラ解けるのでは? ということで、入試や模試の問題に多数の作品が採用されている作家・長嶋有さんと一緒に国語の読解問題を解いてみました。 当然、満点取れるはずですが……!? 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:ボクはただ、たぬきケーキを食べたかっただけなのに > 個人サイト Web人生
記事のコンテスト、デイリーポータルZ新人賞2020の優秀作品を掲載しています。 受賞作品一覧はこちらから↓↓↓ 前の記事:アイスボックスに1番合う酒を決めよう > 個人サイト デイリーポータルZ新人賞2020 結果発表 肉の香り “嗅覚は想像力の感覚である” - ジャン=ジャック・ルソー いまこの瞬間、肉の香りを鮮明に思い出してほしい。 あなたにはそれができるだろうか。 焼いた肉、血の滴るような生の肉、燻製されたベーコン…なんの香りを思い出そうとするかは人それぞれだが、「香りそのもの」を掴むことは難しい。 「家の近くの路地で一瞬だけする花の香り」「元彼が使っていたシャンプーの香り」「小学校の香り」など、世界には名前のない香りがたくさんある。 どこにあるかといえば、記憶の中だ。 私たちは香りを思い出すとき、自分の記憶を辿って、その残像を再生することになる。 そこで、一つの疑問がある。 記憶を
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