あした、7月24日は今年の土用の丑の日です。 「本日丑の日」というのは平賀源内が考案した日本初のキャッチコピーと言われていますが、当時の知識人であった源内のこの広告を出したウナギ屋は繁盛したそうです。それだけ当時の江戸ではウナギ屋が多く商売も苛烈でした。 江戸は人口が当時の世界一だっただけではなく、識字率が成人男性で約8割という当時では世界に例を見ない知的水準も傑出した大都会でした。(当時世界最大の大英帝国のロンドンでも識字率は約3割と言われます) それで商戦も活発であり、ホワイトカラーの町である江戸ではブランド食材やキャッチコピーは当時重要だったわけです。藪蕎麦のつゆが濃いなど、蕎麦御三家のカラーが生まれたのもこのころです。 江戸を代表する食べ物として寿司とそばはすぐに思いつくと思いますが、実はウナギも江戸を代表する食べ物でした。そしてもともとは江戸前とは寿司ではなくウナギを差す言葉だっ