とに関する2つの多項式 と が得られる. 拓生 をチェビシフの多項式と呼び,の次式での係数はになる. 南海 もチェビシフの多項式ということもあるし,もう少し違う形でいうこともある. これについては『チェビシェフの多項式』を見てほしい. これは本当に有用なもので,そこから導かれる結果は高校数学ではもっとも深いものだろう. さて,今回はこのド・モアブルの定理とチェビシェフの多項式のうち,虚数部分から得られる 三角関数の多項式を用いる. もう一つ,ここではの逆数が用いられる. とおいて,これを 「コタンジェント」と呼ぶ.そのグラフは次のようになる. 拓生