2019年05月10日06:00 カテゴリカトリック 「寛容」と「尊敬」の間の違いとは フランシスコ法王は7日、ブルガリアと北マケドニア両国の司牧訪問を終え、ローマへの帰途、慣例の機内記者会見を開き、そこで非常に興味深い発言を引用している。北マケドニアのイヴァノフ大統領のスコピエでの歓迎演説に、「北マケドニアでは宗教間に寛容はない、あるのは尊敬だ」という一節があったのだ。フランシスコ法王はその発言に非常に感動している。バチカン・ニュースが8日、報じた。 ▲機内記者会見で答えるフランシスコ法王(バチカン・ニュース5月7日、写真はANSA通信) 北マケドニアには正教徒、カトリック教徒、イスラム教徒、新教徒など多様な宗教者が共存している。民族的にも、マケドニア人のほか、アルバニア人、セルビア人、トルコ人など異なった民族が生きている。隣国ギリシャと国名問題で紛争が続いてきたが、「北マケドニア」とい