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ブックマーク / koheko.hatenadiary.org (10)

  • こち亀80巻に藤子・F・不二雄さんが寄せたコメント - 諏訪耕平の研究メモ

    昔のこち亀を読んでいたら藤子・F・不二雄さんが巻末のコメントを書いてました。その内容が興味深かったのでアップ。「評論は苦手」と言いながら,他の巻末コメントにはないレベルの分析をされておられると感じました。

    こち亀80巻に藤子・F・不二雄さんが寄せたコメント - 諏訪耕平の研究メモ
    castle
    castle 2011/02/27
    「この人物なら本来こうあるべき、という顔に落ち着いたのではないでしょうか。かつて成功した長期連載に共通して見られる現象です~つまり作中人物が独自に生命を持ち、作者の意図を超えて活動し始めるわけです」
  • 休日に会社からの電話に怯える彼女を見て思う - 諏訪耕平の研究メモ

    彼女は最近休みになると電話に怯えている。会社からかかってくるからだ。かかってきたとき,彼女の表情は一変し,真剣な面持ちになる。そして電話に出た後の彼女は打って変わって饒舌で笑顔だ。いかにも楽しそうに電話を終わらせた後,彼女はため息をついてベッドに倒れこむ。 この休みは,そんな電話が1日7件鳴った。1度は,僕とカラオケに行っている時だった。楽しく歌っていたが,電話が鳴ったことに気付いた彼女の表情は凍りつき,携帯を手に部屋を出て行った。そして15分間戻ってこなかった。僕は歌を続ける気にもなれず,その間携帯をいじっていた。 戻ってきた彼女は固い表情をしていた。そして,僕が「・・・歌う?」と言うと,彼女は泣き始めた。「ごめんね」。彼女は言った。「忙しすぎる・・・」。そう言って彼女はまた泣き始めた。とてもカラオケを続けられる状況ではない。と言ってすぐ出るのも違うと感じた僕はただ彼女の気持ちがおさまる

    休日に会社からの電話に怯える彼女を見て思う - 諏訪耕平の研究メモ
    castle
    castle 2011/02/27
    「上の人間は動いてくれないし,下の人間は信用できない。自分でやるしかない」「画面は「○○主任」からの着信履歴で埋まっていた。「耕ちゃんからの電話より多い」そう言って彼女は笑った。ぼくはぞっとした」
  • 昔,大人たちは皆いつも怒っていた - 諏訪耕平の研究メモ

    以前,日人はよく怒っていた。僕がバイトを始めた15年ぐらい前はそんな時代だったと思う。バイト先には必ず怒る大人がいた。ラーメン屋で働いていたとき,そこは遊園地の中のラーメン屋だったので,ラーメンの隣でトウモロコシを炊いていた。そしてその日は連休か何かで,ものすごく忙しかった。トウモロコシは飛ぶように売れていて,トウモロコシ売り場のバイトの少年が,「トウモロコシできましたか?」と我々の働くラーメン屋にやってきた。ラーメン屋の責任者だった40歳ぐらいで小太りでパンチパーマの佐藤さんは,「まだだよ!」と叫んだ。その少年は,多分おおにぎわいでテンションも上がっていたのだろう,「見てみなきゃ分からないー♪」などと歌いながらトウモロコシを煮ている鍋に近づいていき,ふたを開けた。その瞬間,佐藤さんは「まだだっつってんだろうが!馬鹿野郎!」と怒鳴った。少年はしゅんとして帰っていった。 雀荘で働いていたと

    昔,大人たちは皆いつも怒っていた - 諏訪耕平の研究メモ
    castle
    castle 2011/02/18
    「ラーメン屋や雀荘,コンビニや新聞配達,引越屋,工場など色んなところでバイトをしたがどこにも必ず怒る大人がいた。ちょっと怒る事が多い大人というのが必ずいた」「怒ってもやり返されなかったからではないか」
  • 道行く人を皆馬鹿にする女子高生3人組を見ながら思ったこと - 諏訪耕平の研究メモ

    サイゼリヤ事に行ったら隣に女子高生3人組がいた。勿論盗み聞きなどする気はなかったし、する必要もなかったのだが、聞くとはなしに内容が聞こえてきてしまった。何せ、視界に入るあらゆるものにケチをつけまくるのである。基的には窓の外を見ながら、ちょっと変わったTシャツを着ている人を見つければ、「見て見て、あのTシャツありえなくね?(笑)」。はげてる人を見つければ、「はげ発見!(笑)」。少し変わった服装の女性を見つければ、「あの人時代逆行してね?(笑)」と、とにかく否定しまくる。見た目はごく普通の、髪を染めるなどもしていない女の子3人だったので(別にギャルならさもありなんと言うわけでもないが)、少し意外な思いをしていた。 ちょっと焦ったのは、すぐ近くの男性1人の席にステーキが運ばれてきたときのこと、サイゼリヤに行ったことのある人なら分かるかもしれないが、ある種類のステーキを頼むと、ジュウジュウと

    道行く人を皆馬鹿にする女子高生3人組を見ながら思ったこと - 諏訪耕平の研究メモ
    castle
    castle 2010/07/11
    「自分らも気を抜けば嘲笑される」「社会に出て、その間に色々挫折も味わい、恥もかき、いつしか私は他人を嘲笑する事がなくなっていた。誰もが一所懸命生きている、誰もが悩みを抱えて生きているという事を知った」
  • 「居場所」で苦労しないような環境こそ自分の最適な居場所たりうる - 諏訪耕平の研究メモ

    「居場所」ということについてずっと考えてきて,薄々気付いてたんですが,最近,これは認めないと駄目かなと思うようになったことがあります。それは, 「その世界でトップをとるような人間は,最初から輝いている」 ということ。逆に言えば, 「最初駄目で,努力で上を目指していっても,トップにはなりづらい」 ということですね。これには,反対意見多数だと思うので,ぼちぼち,僕がなぜそう思うようになるに至ったかを説明していってみようと思います。 「居場所」について研究してきた僕の最近の関心は,「居場所の獲得の仕方」ということです。これには結構色々思うところがあって,それを論文に盛り込んでみたりもしたんですが,どうも受けが悪い。僕としてはかなり事例を詳細に分析してのそこそこ自信のある仮説だったりしたので,なんで受けないんだろうと思ってたんですけど,そのうち,批判してくる人たちに共通する意見があることに気が付い

    「居場所」で苦労しないような環境こそ自分の最適な居場所たりうる - 諏訪耕平の研究メモ
    castle
    castle 2010/05/28
    「その世界でトップをとるような人間は,最初から輝いている」「居場所の獲得の仕方→居場所を獲得しようとしている時点でなんか切ない」「その世界において必要とされる努力を楽しんでできるような世界を探すべき」
  • 官僚のディスカッション能力 - 諏訪耕平の研究メモ

    それにしても、文科省があれだけなにも防衛できなかったということは、今まで彼らが提案して予算化されてきたプロジェクトのほとんどが客観的にどころか、彼ら自身ですらも自信を持って推進していたものではないということがすべて白日の下にさらされたということに思えます。 つまり、今までの予算の決まり方は、プロジェクトの内容がきちんと評価されて、どこから見ても問題のないものが採択されていたわけではなく、まさに文科省の「思いつきプロジェクト」がさしたる審査も受けずに決まっていたものばかりで、だからこそ「素人である」刷新会議の追求にタジタジになってしまったということなのではないでしょうか。 この解釈がいいかな。「日の基礎科学は終わった」とか言うよりは,今までが終わってたと考えるほうが建設的。まあ悲観論者の声は大きいというのはあるのかなと思いますが。とりあえず,科学予算が削られるのはある程度仕方ないにせよ,文

    官僚のディスカッション能力 - 諏訪耕平の研究メモ
    castle
    castle 2009/11/14
    「民主党が研究というものをどう見ているか。金にならないから必要ないのか,必要かもしれないけど今はお金がないから我慢してほしいということなのか」
  • 左手で握手しながら右手で殴り合うということ - 諏訪耕平の研究メモ

    『加治隆介の議』という漫画の中で,「外交」についてこんなセリフが出てくる。 「外交とは喧嘩ではありません。右手で殴り合っていても,左手は握手しているということが重要です」(原文とは少し違うと思う) 私は,これは外交に限らず,人間関係においてもかなり重要な考え方ではないかと思ってる。特に教授−学習関係においてこの考え方の重要性が浮き彫りになる。日人は人を褒めるのが下手であるそうだ(http://d.hatena.ne.jp/favre21/20090618#1245293123)。いきおい,日人の後輩指導は,叱りが中心になる。そこにおいて,後輩が左手での握手を認識できていれば,それほど問題はないが,両手で殴られているという認識に至ってしまうと,悲劇を生みだすことになるだろう。つまり,「この人は自分のためを思って言ってくれている」という感覚と,「この人はただ自分を否定したいだけだ」という感

    左手で握手しながら右手で殴り合うということ - 諏訪耕平の研究メモ
    castle
    castle 2009/10/28
    「後輩が左手での握手を認識できていればそれほど問題はないが,両手で殴られているという認識に至ってしまうと悲劇を生みだす」「先輩の指導を「否定」ととらえてしまうともはや先輩の言葉は後輩の耳には届かない」
  • 「素直」ってどういう意味? - 諏訪耕平の研究メモ

    最近,「素直」という言葉の意味がよく分からないということに気付いた。yahoo辞書によれば,この言葉の定義は「ありのままで、飾り気のないさま。素朴。」だそうだ。これはこの言葉の持つ来的な意味を示していると思う。「正直」というのも近いだろう。 しかし,現在この言葉は多くの場合「正直」ではなく「従順」という意味で使われているように思う。特に企業関係者でこの言葉を重視する人間が多い。「先輩の言うことを素直に聞く」というような文脈でこの言葉が使われるとき,それは,自分に正直であることを意味するのではなく,上の人間の言うことに黙って従うということを意味する。 自分に正直であることが素直なのか,上の人間の言うことに従うのが素直なのか。これは場合によっては真逆のことを意味していると思うが,多くの人は混乱なく使えているのだろうか。「社会人に求められるスキルは従順であること。従順な人間は伸びます」と言って

    「素直」ってどういう意味? - 諏訪耕平の研究メモ
    castle
    castle 2009/09/23
    「現在この言葉は多くの場合「正直」ではなく「従順」という意味で使われているように思う」「自分に正直であることではなく,上の人間に黙って従うということを意味する」「喜んで上の人間に従う人間は伸びる」
  • 結局褒めるべき?叱るべき? - 諏訪耕平の研究メモ

    ポシティブな表現を多く使う社会とネガティブな表現を多く使う社会を考えてください。あなたはどちらに住みたいですか。 「叱るより褒めろ」という話は,こと日においてはかなり重要だと思うので特に異論はないのですが,最近ゼミの後輩とこの「褒め方」について議論した際,「難しいよねえ」という話になったんです。ただ褒めればいいってもんじゃない。叱ることも時には必要。じゃあどの程度叱り,どの程度褒めるべきか。それが分からないんですよね。 ところで,これを読んでいる皆さんは自分を「叱られてのびるタイプ」だと思いますか?「褒められてのびるタイプ」だと思いますか?これについて,僕と後輩で綺麗に分かれたんですよ。彼は自分を叱られてのびるタイプだと言い,僕は自分は褒められてのびるタイプだと思ってたんですね。で,じゃあなんでお互いがそう思っていたのかについて話し合ってみると,興味深い事実が浮かび上がりました。すなわち

    結局褒めるべき?叱るべき? - 諏訪耕平の研究メモ
    castle
    castle 2009/09/23
    「人は,助けてもらえればできることについて,上位者の助けを受けてこなしていくことにより成長していく」「何らかの理想を設定して,相手がそこに到達していなければ叱りたくなるし,到達していれば褒めたくなる」
  • 客観的な情報でしか動けないやつ俺大嫌い - 諏訪耕平の研究メモ

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    客観的な情報でしか動けないやつ俺大嫌い - 諏訪耕平の研究メモ
    castle
    castle 2009/09/23
    「「数字で判断すると色々問題が生じる」ことが共有され」「(劣悪環境を示す数字に対して)「俺のほうがつらい」という意見は出うる~でも,すごく大事なことは,「この人は限界」であるということなんですよね」
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