四種類のフォーマットでリリースされるクラムボン3年ぶりの新作『2010』は、ヴァラエティに富む内容ながら、 一貫してメロディの強さが際立つ作り。そこには、リスナーに対してブレやズレなしに、ダイレクトに届くものを 作りたい、という彼らの明確な意識が横たわっているのだった。 「聴かせたいものをダイレクトに提示して、一度聴いたら分かるようなものにしたかったんです」(ミト) なんともまあヴァラエティ豊かな楽曲が揃ったな、というのが第一印象。クラムボン3年ぶりのアルバム『2010』は、壮麗で悠大なインストゥルメンタルで幕を開け、キャッチーで躍動的なポップ・ソング、メロウで叙情的なヒップホップ、フォーキーなタッチのバラード等々、様々なタイプの曲が色彩豊かに並んでいる。13曲でひとつの世界観を形作るというよりは、一曲一曲にそれぞれ独立した物語や世界が存在する、とでも言えばいいか。ベースのミトやドラムの伊
コルグの最新フラッグシップ・プロフェッショナル・アレンジャーPa5Xを河野啓三がチェック!「月刊エレクトーン2024年2月号より転載」
M : 僕自身もエンジニアだったりとかレコーディングに携わることを仕事として普通にやっているので、作業を早くすることのメリットをすごく考えるんです。アイディアが出たときにすぐに録音できなくてその準備に時間を取られてると、作品が散漫になってしまって良くないんですね。理解する速度が速いければ速いほど、パッケージすることも速くなるから、モチベーションや勢いが消えないままひとつの楽曲に仕上げられるんですよ。そこで、スピードを速くするために、美濃くんと柏倉くんに参加してもらいました。美濃くんとは単純に長く作業をやっていてお互いの感覚をわかっているし、柏倉くんも一緒にリズム隊としてかなりの年数を一緒にやってるから、あんまり言わなくても体で感じてくれる。 あとは、できた曲を後から自分で読解して、ここに参加してもらえれば適材適所だなと思った人に頼んでいきました。自分で問題を作って自分で解いていくみたいな感
日本発のアーティスト対談企画『MTV ONE on ONE with Rolling Stone』。 USインディ界を代表するアウトサイダー、ブラッドフォード(ディアハンター)と 日本のポップ・シーンを牽引する音楽家、ミト(クラムボン)の対談をお届け! ミト「前からディアハンターのギター・サウンドのレイヤーが面白いと思っていたんだけど、自分の頭の中で具体的なイメージが見えているの?」 ブラッドフォード「細かいところは作りながら決めていく感じだけど、全体的に求めるイメージというのは考えてるね」 ミト「バンドのリハーサルはよくやる?」 ブラッドフォード「いや、あまり。基本的にはみんな自分で考えてきて、その後に集まってお互いのやってきたものを掘り下げていく感じかな。日本でバンドがリハーサルするのってお金はかかる?」 ミト「そうだね」 ブラッドフォード「日本は土地が狭いから、きっとリハーサルス
ホーム > ファイブスター物語 × ナタリーストア 予告 ファイブスター物語×ナタリーストア ファイブスター物語グッズ 2013年5月発売開始 都合により発売が5月に延期となりました。 お客様に心よりお詫び申しあげます。 「ファイブスター物語(F.S.S.)」の連載が4月10日発売の月刊ニュータイプ5月号から再開されることを記念して、ナタリーストアでは「F.S.S.」とのコラボグッズを発売します。みなさんに出来上がったグッズをお見せできるのは少しだけ先となりますが、まずは開発会議の模様をお届けします。「F.S.S.」の連載再開とグッズ発売、どちらも楽しみにお待ちください。 グッズ化の第一歩は、デザイナーの選定から始まりました。「F.S.S.」のことをよく知り、世界観とマッチングする人をと考え、お声がけしたのはマッハ55号の上杉孝明さん、GraphersRockの岩屋民穂さん。 グラフィック
宮川弾(「スタッカート」作詞・作曲・編曲) [1]花澤香菜の“声”についてどのような印象を持ちましたか? 決して暗いトーンではないのに、同時に避けようのない切なさを持ち併せてしまっている声だなと感じました。そこにはどうやら時間が流れていて、言い換えれば少し辛くても明日を感じさせてくれるような。それって、声が「物語」そのものだってことですよね。 [2]楽曲を制作する上で意識したことは? 某作品ですれ違ったりしていたご縁もあってなのか、作業が走り出してからはイメージに於ける迷いがほとんどありませんでした。なので特に意識したポイントはありません。ただ、そのイメージは長めのストーリーとして頭の中に現れてしまい正直、少し持て余すことに。1曲として扱うにはあまりに長い内容だったんだと思います。ボクは基本的な曲の核は、詞も曲も同時に作るタイプなのですが今回は編集的な作業を何度かやりました。長いストーリー
「寝なきゃいいんじゃないかな」としか思わない ──そんな中で、大きくアニメや周辺の文化への揺り戻しがあったのはなぜですか? 2004年あたりから音楽シーン全体が劇的に変わったのを感じて。まず音楽からメロディがなくなったと感じたのが、ビョークが「Medulla(メダラ)」を出したとき。かたや周りはRADIOHEADだポストロックだジャムバンドだの時代になって、私みたいに歌モノを作ってると「?」みたいな。失われつつある何かに、否が応でも気付かなくてはならなくて。かたやメロキュアが「メロディック・ハード・キュア」を出したのもこの頃なんですよ。私は全然こっち側なんだなって思って。ちょっとメロキュア周りのことを友達と話せば「いやいやおかえりなさい」の世界で(笑)。「なんだ今さら言ってんのかお前」みたいな。その流れで、MOSAIC.WAVの「AKIBA-POP」が2005年かな? そして2007年の「
テレビ東京系列で放送中のアニメ「しろくまカフェ」のオープニングテーマに起用されたクラムボンの新曲「Rough & Laugh」が、11月21日にシングルとしてリリースされる。この曲はアニメのテーマソングとして書き下ろされたもので、「しろくまカフェ」の世界観に寄り添ったカラフルでキャッチーな1曲に仕上がっている。 今回ナタリーでは新曲「Rough & Laugh」の作・編曲を手がけたミト(B)を直撃。生粋のアニメファンとしても知られる彼のディープなオタク遍歴を探りつつ、「しろくまカフェ」とテーマソング「Rough & Laugh」について語ってもらった。 取材・文 / 臼杵成晃 撮影 / 佐藤類 神保町が生んだエリート ──最近は生粋のアニメファンとしても広く認知されているミトさんですが、その原体験というか、アニメにハマッたきっかけはどのようなものだったんですか? 原体験となると、私の世代は
ナタリー PowerPush - クラムボン 進化するバンドの“現在”をレコーディング「Re-clammbon 2」の制作意図を解き明かす クラムボンがひさびさに動き出している。昨年は原田郁子のソロ三部作を始め、思う存分に個々の活動に打ち込んでいた3人は、この初夏、過去の楽曲をリアレンジしたアルバム「Re-clammbon 2」をリリース。つまり2002年に出したセルフカバー集の続編なのだけど──これがいずれの曲もオリジナルの形から大幅に飛躍しているのだ。 その音楽性は、アコースティックな味わいの強いアレンジ、バンド的な瞬発力を感じさせるサウンド、あるいはが2つ付くことになった(つまり2回目のリアレンジ版となる)「サラウンド」などはエレクトロニク スを大胆にフィーチャーしていたりと実に奔放。いつものように山梨県・小淵沢のスタジオで本作に取り組んだクラムボンは、このアルバムで今まで以上に、思
トリビュート盤に名を連ねた多彩な顔ぶれは、まさにクラムボンの音楽性とヒストリーの象徴である クラムボンの結成20周年を記念したトリビュートアルバム『Why not Clammbon!?』が12月3日に発売される。SUPER BUTTER DOG時代からの盟友であるハナレグミやレキシをはじめ、ストレイテナー、salyu×salyu、Buffalo Daughter、downyらが名を連ね、さらには何とあの小室哲哉までもが参加という、ジャンルも世代も問わない総勢14組は、そのままクラムボンが内包している多彩な音楽性を表していると言えよう。とはいえ、この顔ぶれを見ても、実際には「そこまで驚かなかった」という人も多いのではないだろうか? それは単に「クラムボンだから、これぐらいは当たり前」というファン目線によるものではなく、iTunesでシャッフルして音楽を聴き、YouTubeの関連動画を次々と見
Nujabes ft. Clammbon - Imaginary Folklore (Homework Edit)
1982年、大きな活字と29葉の写真とともに、日本国憲法(昭和22年5月3日施行)の原典を、「読みやすく楽しく手に取れるように」と企画・発行され、これまで37…
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