2010年から松戸駅前を起点に活動――まちづクリエイティブ代表取締役 寺井元一氏に聞く 聞き手=黒田 隆明、佐藤 昭彦=ライター 構成=佐藤 昭彦=ライター2022.05.24 千葉県松戸市の松戸駅前で民間主体のまちづくりプロジェクト「MAD City(マッドシティ)」がスタートしたのは2010年。以来、松戸駅前を中心とする半径500メートルをコアエリアとする地域で50件以上の空き家や空き店舗の利活用、延べ600人以上の移住定住および事務所移転、起業支援など多数の実績を上げてきた。同プロジェクトを立ち上げ、拡大・定着させてきた、まちづクリエイティブ代表取締役の寺井元一氏に松戸市における取り組みのポイントを聞いた。 ――MAD Cityでは、海外の「自治区」を参考に「クリエイティブな自治区をつくろう」といったビジョンを掲げ、2010年に松戸駅前の半径500メートルの範囲で民間主体のまちづくり