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  • 是枝監督 “伝説のドキュメンタリー”「しかし…」と「万引き家族」に共通するもの | 文春オンライン

    カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した是枝裕和監督の「万引き家族」を観た。 是枝監督作品は、「リアリティが素晴らしい」とよく言われるが、ストーリーの全体像に関して言うと、私は極めてフィクショナルだと思っている。犯罪を生業にして暮らす家族が主人公の作も、設定そのものや徐々に明らかになる家族の秘密は、よくよく考えてみると荒唐無稽な物語だ。このシナリオで別の監督が撮ったら、「そんな話あるかよ!」と思ってしまうかもしれない。だがもちろんそうはならないのは、是枝監督の場合、大枠はフィクショナルでも「細部のリアリティ」が素晴らし過ぎるので、腑に落ちてしまうのだ。

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    cenecio
    cenecio 2018/06/09
  • 古民家リノベだけじゃない 「谷根千」行列店の粋な心意気とは | 文春オンライン

    30年前、静かな住宅街で昼からビールを飲んで騒いだら、苦情が殺到しただろう。町の人も外来者に慣れたのか、口うるさい古い世代は雲の彼方に引っ越したのか。あえて辛口な意見を言えば、混みすぎて全体にテーマパークのような、フェイクな感じもする。一方で青空の下での飲は楽しい。路地に子どもを放牧して、大人はベンチでおしゃべりもできる。 「森さんの頃はまちづくりはボランティアじゃなければいけない、という感覚でしたよね。でもそれでは若者や男性がまちづくりに参入できない。だけど行政に助けてもらうと補助金が切れたところで終わります。自分たちで事業を作り、それで暮らしが成り立たないとまちづくりも継続しないと思う」 あたり ©文藝春秋 去年、まちあかり舎という会社ができた。社長は26歳の水上和磨さん。東大を出てリノベ専門の建設会社に勤めたが、3年で独立した。 水上さんたちが目をつけたのは空き家だった。谷根千でも

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    cenecio 2018/06/06
  • なぜ下町「谷根千」はリピーターの外国人観光客を魅了するのか | 文春オンライン

    2009年の夏、26年続いた地域雑誌「谷中・根津・千駄木」を終えた。そのとき、私はもうこの地域そのものには関心を持つまい、と決めた。あとは次世代に任せよう。関心を持つと干渉したくなる。「老兵は死なず、あとはただ町で遊ぶのみ」とつぶやいた。 執筆、編集、配達に追われつつ、同時にイベントを企画・主催し、人を楽しませる事ばかり考えてきた。それゆえ自分は楽しめず、ゆっくり町を歩く暇もなかった。 ◆ この地域が「谷根千」という愛称で呼ばれるようになったのは、私たちの創刊した雑誌「谷中・根津・千駄木」がきっかけだ。震災、戦災を逃れた町の歴史や暮らしを聞き書きによって記録し、町を乱開発から守りたいというのが目的だった。だから、横文字の小洒落たタイトルにしたくない。私が生活圏と感じるこの町でやります、という宣言としてこの誌名にした。 季刊の雑誌を始めた1984年、私たち3人の女性スタッフはまだ20代で、地

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    cenecio 2018/06/06
  • 内田樹が語る貧困問題――貧困解決には「持ちだし覚悟」の中間共同体が必要だ | 文春オンライン

    人口減少問題は、社会の貧困や格差を加速化させるのだろうか。思想家・内田樹氏は「持ち出し覚悟で、リターンなし」のマインドから立ち上がる相互支援の共同体こそが解決の鍵になるという。共同保育から合同墓まで、内田氏のまわりで実際に行われている相互扶助の実践から「人口減少社会」への処方箋を示すインタビュー第2弾。 前回「内田樹が語る高齢者問題」より続く ◆◆◆ 分配がフェアであれば、貧困にも耐えられる ――内閣府の発表によると、日の子どもの相対的貧困率はOECD加盟国34か国中10番目に高く、別の調査では、高齢者単独世帯における男性の相対的貧困率が29.3%、女性は44.6パーセントにも及びます。人口減少は貧困をより深刻化させるのでしょうか。 内田 経済が右肩下がりになる中でこうした数字を聞くと、たしかに悲観的な気持ちになるのかも知れません。でも、経済指標の数値と人の幸不幸というのは完全な相関関係

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    cenecio 2018/05/02
  • 内田樹が語る高齢者問題――「いい年してガキ」なぜ日本の老人は幼稚なのか? | 文春オンライン

    2024年には国民の3人に1人が65歳以上になり、先進国でかつてない人口減少社会を迎えるニッポン。問題は「人口減少そのものより高齢者の割合が激増すること」、「日の高齢者は成熟していない=子どもっぽいこと」にあると、思想家の内田樹さんは指摘する。編著者として、『人口減少社会の未来学』を刊行した内田さんに訊く、「人口減少社会」を考えるインタビュー第1弾。 ◆◆◆ 時限爆弾みたいな高齢者ビジネス ――人口減少にともなう社会の大きな変化は、まず何から始まるのでしょうか。 『人口減少社会の未来学』(内田 樹 編) 内田 人口減少より先に実感されるのは、むしろ社会の高齢化の方だと思います。僕が小学生だった頃、日の人口は9000万人そこそこでした。日の人口がその水準まで減るのは2050年頃ですから、まだだいぶ先です。でも、数は同じでも、僕が小学生の頃とは街の風景がまったく違うはずです。高齢者が3割

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    cenecio 2018/05/02
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