14世紀の征服者ティムール(タメルラン)が建てたビービー・ハーヌム・モスクの前を歩く少年。このモスクは、ウズベキスタンの古都サマルカンドにある他の歴史的建造物とともに、最善の保存方法をめぐって学者、地元住民、行政機関の間で論争の的となっている。(PHOTOGRAPH BY BERT DE RUITER, ALAMY STOCK PHOTO) ターコイズブルーのドームと、輝く壁面。ウズベキスタンの古都サマルカンドのビービー・ハーヌム・モスクは、かつての富と栄光を今に伝える大記念碑だ。ロマン、美、信仰。一見したところ、この有名なシルクロードの街の歴史を垣間見たいと願う観光客が求めるもののすべてがある。 15世紀初頭に建てられたこのモスクは、1405年に亡くなるまでアジアの広大な地域を征服した武将ティムール(西洋ではタメルランと呼ばれる)の妻にちなんで名づけられた。ドームの下では、精巧な装飾文字